東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、データセンターが注目を浴びている。災害時でも事業が継続できるよう、情報システムをデータセンターに預けるという企業ニーズが急増したのだ。そこでこの特集では、災害に強いデータセンターとはどのようなものか、そこではどんな仕組みや技術が採用されているのかを解説する。 データセンターのインフラは、物理インフラと通信インフラに大別できる。立地やファシリティーなど建築物としてのデータセンターにかかわる部分が物理インフラで、その上で通信をするための技術や仕組みが通信インフラだ。この二つのインフラの強度が高いデータセンターが、災害に強いデータセンターといえる。二つのインフラの要素を細かく見ていこう。 目次
![災害に強いデータセンター](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)