第四北越フィナンシャルグループ(FG)と群馬銀行が経営統合に向けて協議していることが明らかになった。経営統合が実現すれば、第四北越銀行が利用し、日本IBMが支援する勘定系システムに一本化される可能性が高い。群馬銀行の現行システムを手掛ける富士通は厳しい「決断」を迫られそうだ。 第四北越FGと群馬銀行は2025年3月17日、「従前より、経営統合を含めた経営戦略について検討を行っている」というコメントをそれぞれ発表した。両社の経営統合協議については、3月14日に日経クロステックと日経ビジネスが独自の取材に基づいて報じていた。 複数の関係者によると、両社は共通の持ち株会社を設け、傘下に第四北越銀行と群馬銀行をぶら下げる案を軸に検討しているもようだ。第四北越銀行と群馬銀行は2021年12月、「群馬・第四北越アライアンス」という連携協定を締結し、関係を深めてきた経緯がある。経営統合にまで踏み込むこと
