EPSON PCで、NEC製のソフトウェアを動作させようとすると、パーソナルコンピューターがリセットされてしまうというもの。 具体的には、BIOS ROM領域を参照し、NEC製のBIOSであるかどうかを確認する。NEC製ではないと判断した場合、リセットポートを叩く。 NEC製のMS-DOSなどにも仕掛けられていたため、結果としてOSの起動すらもできなかった。 プロテクトの処理部分をNOPなどで埋め、機能を停止させるパッチは、セイコーエプソン純正、あるいはフリーソフトウェアなどですぐに登場した。 このため、このプロテクトは有名無実の代名詞となったが、業務用途では、EPSON PCは信用ならないという評価を作るには一役買った模様。 後に、UMBの空き領域にXMSメモリーを割り当てることが流行しだすと、このプロテクトが誤爆したため、NECは激しく批判されることになった。このため、PC-9821の