お金(いわゆる"通貨")とは「国家などによって価値を保証された、決済のための価値交換媒体」のこと。でも今回ご紹介する男性は、本来なら「国家などによって価値を保証される」はずの通貨を、独自に開発しています。一体どういうことでしょうか? この謎を探るキーワードは"暗号通貨"。これは「特定の国家による価値の保証を持たない」「暗号で書かれている」「"どこへでも""簡単に""非常に低い手数料で"送金することができる」通貨を指します。このたびのインタビュー相手である角谷茂樹さんは、この"暗号通貨"の決済プロトコル(*「プロトコル」は広義にはシステムのこと)を独自に開発しており、しかもアジアにフォーカスした流通を目指しているのです。