Samsungスマホの核をなすM3プロセサ Hot Chips 30において、Samsung Electronicsはフラグシップの「Mongoose 3(M3)プロセサ」のアーキテクチャを発表した。このプロセサはSamsungの9810 SoCに組み込まれ、すでにGalaxy S9、Galaxy S9+スマートフォンに使われている。 Hot Chips 30にて発表を行ったのはSamsungのテキサス州オースチンのR&DセンターのJeff Rupley氏である。 M3はSamsungのM1、M2プロセサの後継であるが、段階的な改良ではなく、実行パイプラインなどの幅を広げ、より深く、高速なマイクロアーキテクチャになっている。6命令並列処理と9本の整数系実行パイプライン、3本の浮動小数点系実行パイプラインという構成は、スマートフォン用ではなく、サーバ用CPUかと思わせる重量級の構成である。
「常時SSL」という言葉を聞いたことがあるだろう。常時SSLとは、Webでやり取りする情報を「TLS」と呼ぶ技術ですべて暗号化すること。TLSの基礎や動向を易しく図解する。 2018年8月10日、TLSの新バージョン「TLS 1.3」が正式に公開された。従来のバージョンのTLS 1.2が公開されたのは2008年8月であり、実に10年ぶりのバージョンアップになる。 米国立標準技術研究所(NIST)のセキュリティガイドラインでは、米国連邦政府関連のWebサイトに対して2020年1月までにTLS 1.3 に対応するよう求めている。日本のWebサイトもこのガイドラインに沿って運用することが多い。TLS 1.3にいつ対応すべきか、どんな仕様なのか、順に見ていこう。 2019年中のTLS 1.3対応が目安 ユーザーにとってTLS 1.3は、Webブラウザーが対応すればTLS 1.3対応のWebサイトに
関連キーワード SIEM(セキュリティ情報イベント管理) | 脆弱性対策 | ログ管理 | セキュリティ SIEM(セキュリティ情報イベント管理)ツールは、かつてはイベントログ管理と同義語だった。だが今でははるかに多くの機能と特徴を備えるツールになり、企業は新しい機能やオプションからメリットを得られるようになった。 オープンソースのSIEMツールを利用することで、製品への投資拡大を決定する前にコストを最小化して特定の機能をテストすることができる。自社が関心のある機能に応じて、さまざまなソフトウェアから選ぶことも可能だ。 本稿では、「ELK Stack」「Apache Metron」「OSSEC Project」「AlienVault OSSIM」という、4つのオープンソースSIEMについて解説する。 併せて読みたいお薦め記事 SIEMによるセキュリティ対策 “役に立たないSIEM”をつかま
IBMは米国時間9月19日、人工知能(AI)の導入を管理できるクラウドソフトウェア「Trust and Transparency capabilities」を発表した。複数のフレームワークでモデルのバイアスを検出し、そうした要素がもたらす影響を監視して、軽減できるという。 IBMのこうした動きは、企業が意思決定を行うために、機械学習やさまざまなモデルを導入するようになるにつれ、AI管理の重要性が高まっていることを浮き彫りにしている。企業幹部は、こうした技術を支えるモデルやデータサイエンスを理解するのに苦労するはずだ。 IBMによると、同社技術はAIを監視して、企業が規制に準拠できるように支援する。さらにIBMのソフトウェアは「Watson」「Tensorflow」「AWS SageMaker」「AzureML」など、機械学習フレームワーク上に構築されたモデルに対応する。 またIBMは、「A
カーネギーメロン大学の研究者が、「科学を守るため」に過去のあらゆるコンピューター・ソフトウェアを仮想マシンで再現できるシステム「Olive」を開発中です。 Carnegie Mellon is Saving Old Software from Oblivion - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/computing/software/carnegie-mellon-is-saving-old-software-from-oblivion 新たに得られた科学的な知見は、第三者によって検証されることでその真実性が担保されるものです。一般的には査読を経たのちに科学論文として世に送り出されて、世界中の多くの科学者の目に触れ活用されることで、何重もの検証が行われているともいえます。そして、科学技術の検証は、長い時間が経過した後でも再現できることが求めら
仮想通貨業界大手のテックビューロ(大阪市、朝山貴生CEO〈最高経営責任者〉)は20日、ネットで運営する仮想通貨交換所「Zaif(ザイフ)」が不正アクセスを受け、ビットコインなど約67億円相当が外部に流出したと発表した。朝日新聞が取引履歴を調べたところ、同社とみられる取引口座から多額のコインが外部へ送られ、送金先を隠した形跡もあった。今後の追跡は困難になる可能性がある。 仮想通貨の巨額流出は1月にコインチェック(東京)で約580億円が流出して以来。テックビューロによると、14日午後5~7時ごろ外部から不正アクセスを受け、ビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュの3種類が流出。流出した67億円分のうち45億円分が顧客の資産で、22億円分は自社の資産という。 朝日新聞がネット上で取引履歴を確認したところ、テックビューロのものとみられる1726口座から計5966ビットコインが外部の1口座に
IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > クラウド > 新製品・サービス > KDDI、クラウドでベアメタルサーバーを提供、OSやハイパーバイザに縛りなし クラウド クラウド記事一覧へ [新製品・サービス] KDDI、クラウドでベアメタルサーバーを提供、OSやハイパーバイザに縛りなし 2018年9月21日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部) リスト KDDIは2018年9月19日、同社が提供しているIaaS型クラウドサービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス」(KCPS)の新サービスとして、ベアメタルサーバーを提供するサービス「KCPSベアメタルサーバー」を発表した。2018年10月15日に申し込みを開始し、2018年10月30日から提供する。 KCPSベアメタルサーバーは、IaaS型クラウドサービスの1つであり、ベアメタルサーバー機を契約ユーザーに対して専
もはや定番のコンテナ アプリケーション開発,オペレーションの分野で話題のコンテナ技術。DockerやKubernetesの定番化を受けて,その人気はますます過熱しています。Amazon Web ServicesやGoogle Cloud Platformなど主要クラウドプラットフォームでもサポートが進み,実用例も増え続け,もはやアーリーアダプター向け技術というフェーズを終えて実用レベルのものになっています。 そうは言っても,Docker中心のコンテナの事例が増えてきたのはここ数年。名前はよく聞くけど実際に触ったことはない,運用できるか不安で検討したことがないという人も多いのではないでしょうか。 コンテナ技術をおさらいしてみましょう。 コンテナは古くて新しい コンテナは要約すれば,軽量な仮想化によってホスト上で複数のOSを動かそうという技術です。仮想マシンを間に挟むVirtualBoxなどの
関連キーワード Citrix | VMware | デスクトップ仮想化 | VDI(Virtual Desktop Infrastructure) | Android | iPhone モバイルVDIを取り巻く状況は変わりつつあるようだ《クリックで拡大》 モバイルデバイスの普及が進み、より進化したモデルが続々と登場する中、シンクライアントとしてのモバイルデバイスの魅力が高まっている。 モバイルVDI(仮想デスクトップインフラ)はあまり一般的ではないが、その1つの理由は、従来のスマートフォンやタブレットは画面が小さく、ユーザーエクスペリエンスが貧弱だったからだ。仮想アプリケーションや仮想デスクトップはモバイルデバイス向けには設計されていなかった。そのため、全体を見るには、何度もスクロールしなければならなかった。 また、通信環境もネックになった。リモートユーザーがスマートフォンやタブレットでV
SCSK株式会社 ネットワークプロダクト部 販売促進課 は津村彰氏の ヤマハではじめてみよう!L3スイッチコラム”新機能「プライベートVLAN」でセキュリティを強化してみよう!”を公開しました。 ### 2018年に発売された、ヤマハ スイッチである「SWX3200シリーズ」「SWX3100シリーズ」「SWX2310シリーズ」には、「プライベートVLAN」という新たなVLAN機能が追加されました。 これを使う事により、シェアオフィス等といった現場で容易に端末間のセキュリティを担保する事が可能になります。 今回は、例としてSWX3100-10GにてプライベートVLANを設計・設定してみましょう。 ■「プライベートVLAN」とは? 「プライベートVLAN」とは、ヤマハ ルーターでは「ポート分離機能」として実装されていたものと同等の機能を持ちます。また、セカンダリVLANの1つであるアイソレート
テレイグジスタンスによる世界初「遠隔旅行体験イベント」で見えたこと・見えないこと TOP VR/AR テレイグジスタンスによる世界初「遠隔旅行体験イベント」で見えたこと・見えないこと 5G時代を視野に入れた、さまざまな技術やサービスが登場している。注目されるもののひとつがテレイグジスタンス(遠隔存在)技術だ。これはVR界の第一人者、舘暲(たち・すすむ)東京大学名誉教授が1980年に発表したもので、ロボットを自分の身体とする(憑依する)人間の存在拡張技術である。研究開発が続けられ、近年のVR時代の到来とともに注目を集め、2017年大学発ベンチャーとしてTelexistence(テレイグジスタンス)社(東京都港区)が設立された。 9月18日、テレイグジスタンス技術を用いた「小笠原の魅力に触れる遠隔旅行体験イベント」が東京・竹芝で開催された。これは、小笠原村観光局(東京都港区)、Telexist
Point ・原子には、励起した分子がかなり遠くの軌道までジャンプしてリュードベリ原子と呼ばれる状態になることがある ・リュードベリ原子は遠くの基底状態の原子とトリロバイトボンド(三葉虫結合)という結合で結びつくことがある ・リュードベリ原子を操作して「無」との結合を作る方法を理論的に予言 どうやら原子の中には、「無」と結びつくというとんでもないものがあるようです。一体どういうことなのでしょうか。 通常の化学結合には2つの存在が必要です。しかしある種の原子は、存在しない「幽霊原子」と結合する可能性があることがアメリカのパーデュー大学などの研究でわかりました。研究は“Physical Review Letters”で発表されています。 惑星が太陽の軌道を回るように、電子は原子核の周りを回っています。軌道が外になればなるほど、電子のエネルギーは高くなります。しかし、エネルギーが付与されると、電
英会話を効率的に学習するには、どうすればいいか。雑誌「プレジデント」(2018年4月16日号)の特集「英語の学び方」では、英語学習に使える最新サービスを徹底比較した。記事の一部を紹介しよう。第4回は「スマホアプリ」について――。 ゲーム感覚で、英語力アップ 百花繚乱時代のスマホアプリ。英語アプリも例外ではない。スキマ時間に学習できる使い勝手のよさがウリだ。 学習時間や量の履歴を記録したり、「最も記憶が定着しやすい」タイミングを見計らって復習を促してくれたり。これなら勉強習慣も定着しやすいだろう。最大の発見はそこに「純粋な楽しさ」があることだ。テンポよくゲーム感覚でレベルアップしていけるため、英語アレルギーが生じる余地も少ない。プレジデント誌編集部おすすめの英語アプリをまとめた。ほとんどのアプリは無料。もちろんリッチなコンテンツを望むなら課金が必要だが、低コストで英語が学習できるありがたさを
NTT-AT、世界で初めてOpenStack環境におけるFPGA回路のリソース管理を動作実証 ~高速なNFV仮想化環境の実現へ~ NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は2018年9月20日、オープンソースのクラウド基盤であるOpenStack環境におけるFPGA(Field Programmable Gate Array)回路のリソース管理を世界で初めて動作実証したと発表した。同社では本技術により、今後、OpenStackからFPGAのプログラム管理ができるようになるため、設計者が手元で変更を行いながら理論回路をプログラミングできるFPGA等のアクセラレータの仮想化環境への適用が加速され、より高度な仮想化環境の実現が期待できるとしている。 NTT-ATが今回の動作実証を行った背景として、NFV(Network Functions Virtualization)等の仮想環境におい
Facebookは銀行と提携し、利用者に金融サービスを提供しようと計画しています。Facebookに任せていいのでしょうか? いきなりですが、2つほどお尋ねします。第1問。取引先の銀行を信用していますか?第2問。Facebookを信用していますか?答えが「はい」と「いいえ」に分かれたなら、今回の話題には多少の興味と不安をかき立てられるかもしれません。今日は、Facebookが銀行と提携して、Facebook Messengerに利用者と銀行の仲立ちをさせようとしているというお話をします。 銀行員としてのFacebook Facebookとのパートナー提携に応じた銀行やFacebook自体のコメントによると、このアイデアはなかなか魅力的に思われます。AIを搭載したチャットボットがFacebook Messengerの連絡先に登場し、詐欺の警告や取引情報を送ってくれるだけでなく、「口座残高は?
Ubuntu Weekly Topics 2018年9月21日号14.04 LTSへのExtended Security Maintenance提供、Hyper-V GalleryにおけるUbuntu 18.04.1 LTS 14.04 LTSへのExtended Security Maintenance提供決定 Ubuntu 14.04 LTSを、どうしても使い続けないといけないユーザーにとっては嬉しい知らせです。12.04 LTSに対して提供されている、「サポートが切れたLTSバージョンへの継続サポートを提供する」サービス、Extended Security Maintenance(“ESM”)が、14.04でも提供される予定であることが発表されました。 これにより、2019年4月のEOLを迎えた後も、ESMを利用できる契約(Ubuntu Advantage)があれば、重要パ
不正アクセスにより67億円相当の外部流出が発覚した仮想通貨交換業者の「テックビューロ」(大阪市)。金融庁の登録業者でありながら2度にわたり業務改善命令を受けていた同社に対し、捜査関係者や専門家からはセキュリティーの甘さを指摘する声が聞かれた。 同社の本社がある同市西区のビルには20日午後、多くの報道陣が詰めかけたが、社員らしき姿は見当たらなかった。ビルに出入りする関係者によると、部屋はワンルームで、パソコンなど業務に関する機材は置かれていないという。別のビル内にある事務所とみられる施設には社員らが出入りしていたが、取材に対し「何も答えられない。広報にメールで問い合わせてほしい」と繰り返した。 捜査関係者によると、19日午前、同社の男性社員から「会社の仮想通貨が盗まれたので被害届を出したい」と府警に申告があった。捜査員が詳細を聞こうとしたが「被害額などは調査中なので改めて連絡する」と話を打ち
Android端末を標的としたボットのインフラを提供する「MaaS(Malware as a Service)」の「Black Rose Lucy」が確認された。 同ツールを確認したCheck Point Software Technologiesによれば、「The Lucy Gang」と呼ばれるロシア語を話すグループが、マルウェアや感染端末を管理するためのダッシュボードといったインフラをサービスとして展開する動きを確認したという。サービスの初期段階と見られ、攻撃グループなどに紹介されていると見られる。 「Black Rose Lucy」は、Android端末向けのアプリである「Black Rose Dropper」と、利用者向けのダッシュボード「Lucy Loader」で構成されており、インタフェースは、英語、トルコ語、ロシア語など複数言語をサポート。 「Black Rose Dropp
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