■インネパ、そしてガチネパ 進化する味から見えるもの(上) スパイスがきいた濃厚なカレーに、ふっくら焼き上がったナン。日本各地で街中を歩けばよく見かけるインド料理店の定番メニューです。実は、店の経営者…
須藤玲司 @LazyWorkz インドでいちばん格式のあるといわれるホテルに泊まったとき、朝食ビュッフェが夢のようなごちそうだったんだけど、そのど真ん中に氷でキンキンに冷やされた輸入品のヤクルトが大切そうに置いてあるのを見たときは、ヤクルト飲んでるマハラジャ生活なんか想像で描けるかゴルァ!と思いました。 x.com/Kenichi_Kaneko…
新刊では海外の最新研究動向をふまえ、嘘・間違いだらけの日本のカレー史研究を全面的に刷新します。 『新しいカレーの歴史 上』冒頭部分無料公開 その2です。 第一章 謎の幻視と『美味しんぼ』から始まった、間違いだらけのカレー史研究2.謎の幻視と『美味しんぼ』から始まった、間違いだらけのカレー史研究 ヘースティングズ総督がイギリスに初めてカレーをもたらした、C&Bが初めてカレー粉を商品化したといった日本人だけが騙されている嘘情報は、1989年に出版された新書版・森枝卓士『カレーライスと日本人』によって提唱された(ただしヘースティングズ伝承説は2015年の文庫化の際に撤回)。 そして翌年1990年に出版された当時の国民的人気マンガ『美味しんぼ』第24巻にこの本が取り上げられたことで、嘘情報が日本全体に拡散され、定着してしまったのである。 『美味しんぼ』第24巻には森枝本人が登場し、マンガの登場人物
『そのレシピが生まれた訳』:エリックサウス稲田俊輔さんに聞く、食べても腑に落ちなかったミールスをメニュー化した理由 南インドの定食『ミールス』をご存知だろうか。カレーのようでカレーではない、ごはんとおかず数種類(野菜がメイン)のセットメニュー。 日本でミールスが気軽に食べられる店といえば、十店舗以上を誇る「エリックサウス」が有名だ。肉が主役のカレーに慣れ親しんできた日本人にはベジの魅力が伝わりにくいであろうミールスで、あえて勝負をしたその経緯を、総料理長である稲田俊輔(イナダシュンスケ)さんに伺った。 インタビューの場所:エリックサウス マサラダイナー神宮前 稲田さんとミールスとの出会いーー稲田さんがミールスと出会ったのはいつ頃ですか。 「2000年代の前半だったと思うんですけど、岐阜でタイ料理を中心とするエスニックカフェみたいなお店をやっていたんですね。 そこに元バックパッカーのスタッフ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:マルタイの 棒ラーメンで 焼きラーメン ライスをつけて 焼きラー定食 > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 2023年版パキスタン式フルマトンロースト会 関東平野の某所にある会場に到着すると、主催者所有の広大な敷地の一角に穴が掘られていた。 どうやらこの穴の中に火を入れて、そこでマトンを焼くスタイルのようだ。 写真中央の黒いTシャツが不治野さん。 穴の大きさをマトンくらいの子どもで確認。なんかごめんな。 穴の横で大量の炭火を用意する。 そして厨房エリアでは、マトンがまるごと流水解凍されていた。 最近は大きめのハラールショップ(イスラム教徒向けの食材屋)が増えたので、こういうものも買おうと思えば買えるらしい。普通の人は買おうと思わ
そもそも、なぜインドカレー屋は日本中に存在するのか? 素朴な疑問の答えを徹底的に追求した1冊の本『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』が話題を呼んでいる。著者の室橋裕和さんに話をうかがうと、そこにはインドカレー屋の知られざる裏事情と悲しい現実が見えてきた。 日本各地に存在するインドカレー店はネパール人が経営していることがほとんどだと、室橋さんの著書のなかにはあった。その理由は? 「もちろんインド人がやっているところもあるんですが、大半はネパール人です。ネパール人経営のインドカレー店は“インネパ”とも呼ばれ、日本のいたるところにあります。そもそもの理由は外食産業がネパール人の出稼ぎの手段になっていて、インドでコックとして働いてきたネパール人が、さらに大きなお金を稼ぐために日本へ渡ってくる動きが広がったのです」 とはいえ、日本にやって来るのも簡単な話ではない。店を出すのにも多額の資金が
先日ヴィーガンインド料理レストランに行きました。 私はヴィーガンではありませんが、Googleの口コミがえらく高かったので「どんなもんじゃい」という気持ちで入店しました。 前菜?のジャガイモのスープが豚骨スープかと思うくらい旨みが強くて、メインのカレーのプレートもとても美味しく、楽しい時間を過ごせました。 ヴィーガンインド料理はどういう考え方で構成してあるのでしょうか。 やはりトマトの旨味が土台となっているんでしょうか。 僕がインド料理から学んだものは「スパイスのチカラ」もさることながら、それ以上に、「野菜の旨さ」でした。 僕は日本人ですし、和食も一通り学んできましたから、おいしい料理にはダシが不可欠、という概念は人一倍強く、また明確だったと思います。この場合の「ダシ」は、当然、鰹ダシを中心とした動物性のダシということになります。昆布ダシってのもありますが、それはあくまで鰹などの動物性と組
びっくりした。インド人と話していたところ「インド料理屋よりココイチの方がウマイ」と言い出したのである。え!? ココイチってそんなレベルなの……? 町中華ならぬ町インド店でバターチキンカレーを食べてガチ感を感じていた私(中澤)としては衝撃の発言。ココイチってあのカレーチェーンのCoCo壱番屋だよね? その理由を聞かずにはいられなかった。 ・インド人がびっくりさせてきた びっくりさせてきたインド人の名前はへマント・シンさん。北インド・ウッタラーカンド州出身で現在は日本在住の映画監督である。実家からエベレストが見えるらしい。 本人いわく牛肉も豚肉もOKで「あまり気にしないタイプ」なインド人である彼。カレーパンを食べ比べてもらったことは以前の記事でお伝えした通りだが、その際、ココイチが好きなことが判明した。 それどころか、「町によくあるインド人やネパール人がやってるインドカレーよりウマイ」と言いだ
インドは、衛生環境の悪さで世界にその名をとどろかせている。 実際にインドに来たことのない人間でさえ、「インドは汚い国である」という認識を持っている。現場を知らない見解や偏見は最も避けるべきものだが、私も実際インドに住んでみた結果、残念ながら日本人の視点から見て「インドは汚い」という感覚は正しいと言わざるを得ない。もちろんデリーやムンバイなどの大都市には、極めて限られた小ぎれいな地域が存在するが、そういった大都市ですらお世辞にも衛生環境が良いとは言えない。ましてや、地方都市や農村であれば言うまでもない。外務省や厚労省が発表している注意情報を見ても、他の国では見ないほどの、あらゆる感染症が羅列されていることもその証左の一つでもある。 インドを一言で語ることはできないが、いかなる社会階層、いかなる地域でも、「不衛生なインド」に全く影響されずに生活することができないのは確かだ。今回は、衛生環境が悪
カレーは一般的に人気が高い食べ物だが、とりわけミュージシャンに熱狂的な追求者が多いように感じるのはなぜだろう。芸能界「カレー部」名誉会長を名乗る黒沢薫(ゴスペラーズ)、南インド料理レモンライス専門店・Lemon Rice TOKYOを開いた小宮山雄飛(ホフディラン)、カレー店・八月オーナーの曽我部恵一(サニーデイ・サービス)、カレー店・Hammer Head Curryを営んでいた浅井健一(SHERBETS)。北村匠海(DISH//)やセントチヒロ・チッチ(ex. BiSH)もスパイスカレー作りが趣味であることが知られているし、“大阪スパイスカレーの源流”と言われる名カレー店・カシミールの店長はEGO-WRAPPIN'のベーシストとして初期の活動を支えた後藤明人だ。 音楽とカレーにどんな共通点があるのか、ミュージシャンがカレーに惹かれる理由はなんなのか。音楽ナタリーでは、この疑問をインドの
【11月26日 AFP】南アジアの食通を束ね、あるいは二分するスパイシーな米料理、ビリヤニ。パキスタンの最大都市カラチ(Karachi)では、通りを挟んで2軒のビリヤニ専門店がしのぎを削っている。 パキスタンの建国後、カラチではビリヤニ・ブームが巻き起こった。店ごとの微妙な味の違いこそが、ビリヤニ通の舌と心を刺激する。 ムハンマド・サキブさん(36)は「うちのビリヤニは前の店と違うというだけでなく、世界で唯一無二」と言い、骨髄のだしで炊き込んだビリヤニにハーブを乗せる。 向かいの店のムハンマド・ザインさん(27)は「ここでビリヤニ屋を始めたのはうちが最初」と主張する。「オリジナルレシピは秘密だ」 だが、2人の意見が一致することが一つある。 「パキスタンみたいなビリヤニは、世界中どこでも見つからないと思う」とサキブさん。ザインさんは「祝い事などの席で、ビリヤニはまず欠かせない」と話す。 英国
インド料理には「食材を細かく粉砕する」作業が欠かせません。スパイスの原形を調理場で細かいパウダー状に粉砕したものは、最初から粉の状態で流通するもの(パウダースパイス)よりも、はるかに鮮烈でフレッシュな香りがするためです。ほかにも硬い豆をきな粉のように粉に挽いて使う料理もあります。 ニンニクや生姜などの香味野菜をペーストにしたものは、あらゆる料理に欠かせませんし、玉ねぎやほうれん草、ココナツなどのペーストも頻繁に使われます。また、そういった複数の食材やスパイスをまとめてペーストにしたものも、南インドなどではよく使われます。 なのでインドでは、各家庭に必ずといっていいほど、そういった作業をこなせる器具があります。かつてその役割を担っていたものは石臼でした。現代ではそれがミキサーなどの電化製品に置き換わっているわけです。 僕が料理長を務める「エリックサウス」でも、もちろん「粉砕する」「すりつぶす
【11月12日 AFP】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(73)が制作に関わった、雑穀の素晴らしさをたたえる曲が10日、グラミー賞(Grammy Awards)にノミネートされた。 ノミネートされたのは、ファルー(Falu)さんとガウラブ・シャー(Gaurav Shah)さんが歌う「アバンダンス・イン・ミレット(豊かな雑穀、Abundance In Millets)」。最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス部門にノミネートされた。2人によると、「作曲と演奏」にモディ氏が協力した。 歌は「雑穀は素晴らしい」とたたえ、「もし世界を変えられるなら」と問いかけている。モディ氏が雑穀について説明する演説も挿入されている。 インドは世界最大の雑穀生産国で、世界第2位の輸出国。グルテンフリーのキビやアワなどの雑穀は水が乏しいやせた土地でも育つことから、モディ氏は201
ナカイサヤカ💉×5@ @sayakatake 大学のインド思想史の講義で「インドの歴史は、支配層になって菜食になると、外部の肉食勢力に負ける。そうして支配層が入れ替わるとまた、という繰り返しだと思っておいて下さい」と言われたの忘れられないのだけど、その後歴史考古学専攻になって人骨とかも見るようになって(続く) 2022-12-16 14:18:58 ナカイサヤカ💉×5@ @sayakatake ヴィーガンが憧れるような「生類憐れみの令」が実施された17世紀末以降、日本人の体格がどんどん小さくなっていき、史上最小になったのを知る。明治政府が血眼になって、肉を食え、牛乳を飲めとキャンペーンしたはず。 2022-12-16 14:35:10 ナカイサヤカ💉×5@ @sayakatake 理想的だと言われる日本の食事は「タンパク質が重要です」とキャンペーンし続けて、戦争の食糧難とかもあったけ
毎日メニューが違います。 しかもかなり振り切って、別の店なんじゃないかっていうくらいに毎日違うのでどうかお好みに合う日を選んで下さい。 SUNVALLEY HOTELは【誰もが美味しく食べられる】よりも、【食べられない人がいたとしても、その地方のその料理らしさが全開になるように】を大切にしています。 価格も高めですのでお口に合いそうな日にご来店下さい。 メニューは前日の21時頃にTwitterでお知らせしています。 北インドも南インドもカシミールもパキスタンもやります。 祖師ヶ谷大蔵が好きな人がパキスタンの日に来たら全く合わないし、北関東が好きな人が南のベジの日に来たら物足りないと思います。 メニュー名に ★コルマ、ナハリ、ゴーシュト みたいなワードのある日は北インド、デリーのムスリム料理メインです。 これはパキスタンの現地料理とも日本のパキスタン料理屋とも全然違います。 日本のパキスタン
都会の真ん中で、本格的で山盛りなビリヤニがお手軽に! ビリヤニはインドや南アジアの国々で作られている炊き込みご飯なのですが、国、地域によって、またレシピによってもいろいろな種類があります。 使うお米も、細長いバスマティライス、日本米と同じくらいに粒の小さいチニグラ米などがあり、一緒に炊き込む具材もさまざまです。 それぞれに良さがあり筆者はどれも好きなので、その時の気分や都合によって食べ分けています。 その中でも、もっとも利用頻度が高いのがここ、銀座と新橋の間くらいにあるインドレストラン「カーン ケバブ ビリヤニ」のランチメニューのラムビリヤニなのです。 今回は筆者イチオシの、こちらの絶品ラムビリヤニを紹介します! (ちなみにこのお店の系列店、上野の「ハリマ ケバブ ビリヤニ」にもよく行きます。メニューはほぼ同じです) お店は銀座駅からも新橋駅からも徒歩5分以内のビルの6階に入っています。こ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:ラーメン二郎インスパイア系ビリヤニ、ビリヤ二郎を作ってみた > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 パロッタと私 私が初めてパロッタを食べたのは2022年3月。友人のインド料理通が、京都のTADKA2(タルカツー)という南インド料理店で、バンパロタ(BUN PAROTTA)という高さのあるパンのようなものを食べたツイートをしていて、それがあまりにうまそうで訪れたのである。 インド料理店のパンといえば、ナンとかチャパティくらいしか食べたことがなかったので、こういうパイ生地みたいなフカフカタイプもあるのかと心底驚いた。その様子はこちら。 京都にあるTADKA2。 バンパロタ(BUN PAROTTA)。高さのあるタイプはバンがつくらしい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く