来年初夏に開通予定の新東名をコースに今月20日開催された「ふじのくに新東名マラソン」で、少なくとも10人の参加者が熱中症とみられる症状を訴え、救急搬送されていたことが分かった。参加者からは、給水や救護などの体制不備を指摘する声が多数寄せられており、主催者側は「問題があった」と認め、近く大会ホームページに謝罪文を掲載する。 大会は、新東名のPRのため、県や静岡陸上競技協会などで作る実行委員会が主催。沼津市や富士市などの県内区間をコースに、フルマラソンや10キロなど4種目で行われ、県内外から約1万人が参加した。参加料はフルマラソン(18歳以上)で8500円。 沼津市消防本部などによると、20~50歳代の参加者10人がレース中に脱水症状などを訴え、次々と救急搬送された。このほか、10人以上が主催者側の車で病院搬送されるなどしており、倒れた参加者は数十人に上るとみられる。 静岡地方気象台によると、