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ブックマーク / blog.ihatovo.com (15)

  • Twitter利用休止中のインターネットライフ現状 - 科学と生活のイーハトーヴ

    Twitterを買収したイーロン・マスクの横暴に耐えかねて、去年の12月以来Twitterへの投稿を休止している。 しかし、しゃべりたいことは日々出てきて止められず、あちこちに居場所を作って遊んでいるうちに半年近く経った。意外とこれで楽しくやれるかも、という感じになってきたので、所感まとめとご報告。 Mastodon pollyanna.social 2017年に流行り始めたときにハマって、自分でもおひとりさまインスタンスを立てて遊んでたくらいなので、なんの違和感もなく馴染めている。 しばらくはmstdn.jpに昔作ったアカウントを使っていたが、思うところあって、やはりおひとりさまインスタンスに引っ越した。 サーバ管理の大変さが前回で身に沁みたため、今はホスティングサービスのHostdonさんにおまかせ。当初は動作が不安定なこともあったが、現在はまったくといっていいほど不具合は生じず、快適

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  • 『スキップとローファー』が好き、という話 - 科学と生活のイーハトーヴ

    [asin:B08GGCM2PL:detail] 岩倉美津未(いわくら みつみ)。 官僚になりたくて、そしていずれは故郷の市長になりたいという夢を抱いて、東京の高校に進学してきた、石川県出身の15歳。 スキップとローファー / alu.jp alu.jp 『スキップとローファー』は、この「みつみ」ちゃんと、彼女の友人たちが紡ぐ高校生活の物語です。 入学式に向かう途上、みつみちゃんが最初に出会うのが、同級生の志摩聡介(しま そうすけ)くんという男子。なので、これはガール・ミーツ・ボーイのお話かな? と思いきや、もちろんそれもあるけどそれだけじゃない。 高校生たちが出会い、お互いになんとなく好感や苦手感を抱きつつ、ちょっと仲良くなったり、すごーく仲良くなったり、仲良くならないまでも何かを一緒に成し遂げたりしていく過程を、とても丁寧に繊細に描いているところが素敵です。 スキップとローファー /

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  • ドラマ版『大草原の小さな家』の科学とニセ科学 - 科学と生活のイーハトーヴ

    ドラマ版『大草原の小さな家』が4Kリマスターされ、吹替声優陣も一新されて、NHKで放送されている。 旧バージョンをおそらくほとんど再放送で見ていた世代だが、とても好きなドラマだった。リマスター版も素晴らしいので毎回楽しく見ている。 大人になって改めて見ると、宗教的含意*1や、科学の扱いに目がいく。 科学については、科学的思考と感情との絡み合いといった方がいいかもしれない。今にも通じるテーマがたくさん取り上げられていることに驚く。 「熱病の家」(原題:Quarantine、1977年) つい最近放送されたこの回(シーズン3第13話)は、まさに時宜にかなったテーマ、感染症と隔離の話だ。 www4.nhk.or.jp 主人公の少女・ローラの一家が住むウォルナット・グローブから少し離れたエルムスビルの町で、「伝染性の熱病("mountain fever")」が出た。エルムスビルは封鎖された。 要請

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  • 日常が非日常になってそれがまた日常になっていく - 科学と生活のイーハトーヴ

    1月から、あれよあれよという間に、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)一色に染まってしまった。 正確な情報を理解し、世の中の動きに合わせて仕事や家庭の体勢を整えていくのにせいいっぱいの日々だった。 まだ落ち着いたわけでは全然ないが、なかなか希有な体験をしていることでもあり、このあたりで、これまでの感想を記録しておきたい。 あくまで個人的な感想にすぎない。新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報については、厚生労働省のウェブサイト等を参照されたい。 何よりもまず、「個人的/社会的にどの程度のリソースを費やして早期探知/隔離/封じ込めに取り組むべき病原体なのか」がわかりづらかったし、まだよくわからない。新しい病原体なのだから当然ではある。 この点については、私も混乱していたし、たぶん日国内レベルでも混乱していたし、もっといえば世界レベルでも混乱したまま、今日まで来てしまってい

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  • 順天堂大学医学部の入試について - 科学と生活のイーハトーヴ

    東京医科大を皮切りに、さまざまな医大や医学部で不適切な入試が行われていた可能性が指摘されていた問題で、今回、順天堂大学が、女子や浪人生の受験生を不当に取り扱っていたことを認めた。 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181210/0022433.htmlwww3.nhk.or.jp 上記報道にもあるとおり、順大は、女子受験者の差別的取り扱いについて、「大学受験時点では女子のほうが精神的な成熟が早くコミュニケーション能力が高い傾向にあり、判定の公平性を確保するため男女間の差を補正したつもりだった」と “釈明” している。 カッコ付きで “釈明” と書いたのには、もちろん、そんなものが釈明になるはずがないだろう、という憤りを込めている。 私には、自分の子供を順大系列の病院で産んで、とても手厚いケアを受け、いいお産をさせていただいた、という経験がある。

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  • 子供たちを科学沼に誘い込めるかもしれないマンガとか本とか - 科学と生活のイーハトーヴ

    アニメ『はたらく細胞』が大人気ですね。 実はここ数年、『はたらく細胞』に限らず、子供たちが読んでも楽しめるような、科学を題材にしたマンガやが豊作なのです。 この5年以内くらいに出版/連載開始されたものの中から、いくつかピックアップしてみました。基準は、 ・うちの子(現在小6)に評判がよく、 ・私が見てもおもしろいぞ、許せるぞ、と思ったもの です。 お子さんたちを科学沼に誘い込む一助となれば嬉しいです。*1。 マンガたち 『決してマネしないでください。』(蛇蔵) 決してマネしないでください。(1) (モーニング KC) 作者:蛇蔵講談社Amazon モーニング連載時から、うちの子がおそらく一番好きだったマンガ。 とある大学の研究室に、一癖も二癖もある研究者や非研究者がわらわら集まっては、目先の話題をネタに実験したり、恋をしたり、過去の科学者たちについて語り合ったりしています。 「工科医大」

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  • インフルエンザの季節にちゃんと休めるようになるには - 科学と生活のイーハトーヴ

    インフルエンザが猛威を振るっています。 インフルエンザ患者数 過去最多の前週上回る 流行ピークか | NHKニュース 今年はインフルエンザワクチンの製造が遅れたこと、ウイルスの型の適合性があまりよくないことなども相まって、大変なことになっていますね。 うちの子も先日、おそらくはインフルエンザだろうという症状が出たので、学校を一週間休ませました。 あまりに流行が激しいので、 ワクチン行政の不備を指摘する意見、 予防接種についての国民の意識の遅れを指摘する意見、 確定診断を求めに医療機関に殺到する患者・確定診断を過度に要求する雇用者や教育機関を批判する意見、 そしてそれらに異議を唱える声が沸き起こって、インターネットは大騒ぎになっています。 インフルエンザで「早めの受診」は間違いです! (新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース はてなブックマーク - インフルエンザで「早めの受診」は

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  • 『花子とアン』の時代の翻訳にまつわる著作権事情 » 科学と生活のイーハトーヴ

    もらったを気楽に翻訳して出版する花子、それでよかったの? NHKで放映中の朝の連続テレビ小説『花子とアン』は、タイトルのとおり、『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子氏の生涯を題材としたドラマです。 先週、ついに花子が『赤毛のアン』の原書である『Anne of Green Gables』と運命の出会いを果たし、ドラマもクライマックスが近づいてきました。 このドラマでは、花子がいろいろな人から英語を手渡され、その魅力を日の子供たちに伝えようと翻訳に取り組むシーンがたびたび登場します。 後に義弟となる村岡郁也さんからは『The Prince and The Pauper』(『王子と乞』)を、そして女学校時代の恩師であるスコット先生からは、『Pollyanna Grows Up』(『パレアナの成長』(または『パレアナの青春』))と、『Anne of Green Gables

  • 都議会におけるセクハラ発言について » 科学と生活のイーハトーヴ

    東京都議会で、塩村文夏議員が女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制についての質問をしていた際に、「早く結婚しろよ」「子供もいないのに」などのヤジを受けたそうである。 都議会:セクハラやじ 女性議員に「早く結婚しろ」 – 毎日新聞 複数の議員がこのヤジを聞いていたようで、音喜多駿議員、上田令子議員などが抗議の声を上げている。 しかし、上記毎日新聞の記事によれば、議会運営委員会の吉原修委員長は「聞いていない」とした上で、「(各)会派の中で品位のない発言をしないよう確認すればいいのでは」と述べるにとどまったとのことだ。そして、今現在(2014年6月19日昼)、都議会の議長からも都知事からも何ら声明が出ていない。 問題となっているヤジは、疑いようもなくひどいセクシュアル・ハラスメントであり、人間性への侮辱である。このような発言をした議員は即座に塩村議員に謝罪すべきであるし、このような発言がされ

  • STAP細胞と特許 » 科学と生活のイーハトーヴ

    STAP細胞の話題に関連して、東京大学の伊東乾先生が、以下のようなツイートをしていらっしゃいました。 そもそも、特許出願期間中と承認後の違いと、論文などの公刊に関するイロハからしてとんちんかんな話ばかり いまのもそうだけど よくまあこれだけ三百大言を、しかも僕みたいな人間にまで正面切って偽名で(笑)書いてくる(のがいましたよね少し前も。頭変ですよああいうの)。あほらし— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) April 21, 2014 特許出願中の内容について論文公刊する企業も個人も研究所もありません。逆に特許まわりが済まないので論文が出せず、人事その他で苦労している助教やポスドクがどれだけいるか。こうした情報こそ弁理士とかがきちんと解説すりゃ済む話で、報道には奮起してもらいたいと思うところです。— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) April

  • いわき一泊二日の旅〜ニ日目 アクアマリンふくしまと海の幸〜 » 科学と生活のイーハトーヴ

    小雨がちな前日とうってかわって、快晴の朝! ついに、念願のアクアマリンふくしまへやってきました。 私たちのこれまでの行いの良さがしのばれる、この青空。 朝イチで開館を待つ、この気持ちがたまりません。 私が「アクアマリンふくしまに行ってみたいなあ」と思うきっかけになったのが、たとえば以下の記事。こんな素敵な記事を紹介すると、これから先の私の記事を読んでもらえなくなる可能性が高いのですが、あえて紹介しとくと、アクアマリンふくしまは、これくらい素敵な水族館です。 海の宝石のような水族館「アクアマリンふくしま」に行ってきた 水族館合宿 アクアマリンふくしま – tetzlgraph てつるぐらふ アクアマリンふくしま 合宿第2日 アクアマリンふくしまへ行ってきました – うさうさメモ アクアマリンふくしまの魅力は、生き物が、どんなふうな歴史をたどり、どんなふうな場所で、どんなふう

  • 福島における「全ゲノム解析」について、細野環境大臣に質問 | 科学と生活のイーハトーヴ

    福島で「全ゲノム解析」 被曝調査で環境相表明 というニュースを見ました。 細野大臣は「政府としてしっかりと(福島に)向き合っていく。遺伝子の調査はすぐに不安の解消にはつながらないかもしれないが、人間の根源的な遺伝子を調べることで将来への予防になる」とお話になったとのことです。 まず、『政府としてしっかりと(福島に)向き合っていく』という姿勢を表明されたことを歓迎します。特に線量の高い地域(高かった地域)については、かつて住民だった方も含め、住民の皆さんの健康管理を、国が責任を持って継続的に行っていくべきだとわたしは考えています。 しかし、今回の「全ゲノム解析」については、その意義がよくわかりません。 ゲノム情報は究極の個人情報といえるものですし、たとえ特定個人との紐付けを外したとしても、不適切な解釈がされることによって、思わぬ差別を生むきっかけとなるおそれもあります。 政府とし

  • 『おおかみこどもの雨と雪』を観てきた(ネタバレあり) | 科学と生活のイーハトーヴ

    『おおかみこどもの雨と雪』を観てきました。おもしろかったです。 劇場に行く前に読んだレビューの中に、「母性が過剰に礼讃されている」「スーパーウーマンとしての母親が賞賛されている」という指摘をいくつか見かけましたが、わたしにはそのようには感じられませんでした。 ネット上のレビューを読むと、作の評価はさまざまに割れているようです。わたしも、感想を書き留めておこうと思いつつ、なかなか書けずにいました。 花について 花は、おそらく多くの人間の母親(そして父親も)がそうであるように、「最初から完成された母親」などではありません。そして、良くも悪くも「人間らしい」知性をもった母親ならではのさまざまなアンバランスさを持ち合わせています。人によってはそのアンバランスさを不快に感じることもあるだろうと思います。 花のアンバランスさが特に気になるのは、こどもたちの乳幼児時代です。 花は、こどもたち

  • 科学と生活のイーハトーヴ » 食品中の放射性物質について

    東京電力の原発事故以来、日常的に「放射性物質」というものに向き合わなければならないようになりました。 わたしは原発から比較的遠い地域(東京)に住んでいるため、環境中の放射性物質よりも、子供の口に入る品中の放射性物質が気になります。 個人的にもっとも気になる2点、 −どのようなべ物から、どれくらいの放射性物質が検出されているのか? −何を、どれくらいべたら影響が出るのか? について、わたしなりに調べてみた結果をまとめてみます。 どのようなべ物から、どれくらいの放射性物質が検出されているのか? 品中の放射性物質の量は、自治体等によって検査されています。 そして、その結果は以下で見ることができます。 農林水産省/厚生労働省(品中の放射性物質の検査結果) 毎日更新されているので、気になる方はこのサイトをブックマークしておいて、ときどきチェックしておくといいかもしれませ

  • 科学と生活のイーハトーヴ » 子供を叱る

    JBPressのこの記事 子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」  JBpress(日ビジネスプレス) に端を発して、子供の叱り方についての話が、ネットで盛り上がっている。 私はたいして若くはないが、未熟な親であることにはまちがいないので、子供の叱り方は気になる話題だ。 率直に言って、JBPressの記事はカンに障った。 とおりすがりのおばちゃんが、そのときだけを見て、「そんな叱り方しちゃ子供がかわいそうじゃないの。うちはこれこれこうしていい子に育ってるんだけど、あなたもそうしなさいよ」と説教している感じというか。 つまるところ、この記事そのものが、母親に対して「どうしてそんな叱り方をするのよ~」という、よくない叱り方をしている感じになってるんだな。 いちおう、「母親をとりまく社会の事情があるんだろうけど」と共感を示しているようには見えるけど、結局は母親

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