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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (449)

  • トランプ米大統領候補とオバマ大統領との差は中東観ではあまりないかもしれない: 極東ブログ

    米国大統領は米国民が決めればいいことなので、日人としては基的に国際情勢をどう読むかという知的関心以上には、それほど米国大統領選挙は興味がない。そのうえ、まあ、メディアがいくら騒いでもさすがにトランプ候補はないでしょと思う。それよりひどいクルーズ候補は論外。そもそも共和党の目はなし。するとヒラリー・クリントン候補か、にわか民主党サンダース候補か、だけど、同様にサンダースはないでしょう。なので、終了、と言いたいところだが、なぜか最後の詰めで確信が持てない。ヒラリー・クリントンもないよなあ、という思いが拭えない。 そうした文脈でしみじみトランプはないよなあと思いつつ、ふと、奇妙なことを思っていた。たとえば、この発言である。 中近東の人々と違って、東南アジアやアフリカの人々は、どうやってアメリカ人を殺そうかと考え続けてはいない。 つまり、「中近東の人々はアメリカ人を日夜どう殺害するかと考えてい

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    langu 2016/04/15
  • 昭和の保育: 極東ブログ

    先日、「現代は少子化なので幼稚園も経営努力として保育にも関心を持っていることがある」という話を書いたところ、「なに言ってんのこの爺、昭和の話してんじゃないよ」みたいなコメントを頂いた。なるほど徳仁親王と同世代の私も爺という時代にはなったが、「それってどこが昭和なんだろうか」とも思った。昭和の保育っていうのは……とちょっと思って、そうだなあ、昭和の保育の話を書いてもいいなと思った。昭和という時代の保育がどうだったか、教えられないのかもしれないが、知らない人も増えてきたので、奇妙な誤解も生まれているかもしれない。 昭和の保育というが、昭和は大雑把に二つの時代に分けられると思う。あるいは、三つだろうか。戦前、戦後、もはや戦後ではない時代。昭和の戦争はメディアで映像的にもよく取り上げられるが、意外と戦争自体の時代は短い。日中「15年」戦争もあり、それも戦争期ではあるが、当時の世界情勢を見て特段に戦

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    langu 2016/04/08
  • フランスの保育ママ「ヌヌ−」: 極東ブログ

    西村・プペ・カリン『フランス人ママ記者、東京で子育てする』で、日仏での、妊娠から育児についての比較考察がり、それはとても面白かった。なかでも、フランスの保育ママ「ヌヌ−」については、いわゆる調査研究書とは異なる、日にも詳しいいちフランス人女性の視点から描かれていてとても示唆深くもあった。 パリにあふれるヌヌ−事情 バカンスでフランスに帰り、パリの街角を歩いていると、わたしは東京では絶対に見ない光景にいつも驚かされる。 あきらかに50歳を超えた女性が、髪の色や肌の色がバラバラの3人の子供を連れている。こういう場面を目にするのは嬉しい。なぜなら、すぐさまこの女性はこの子どもの母親ではなく、ヌヌ−だとわかるからだ。 ヌヌ−(アシスタント・マテルネル)とは、他人の子どもの面倒をみてくれる女性で、フランスでは当たり前の存在なのだ。 東京同様、パリでも保育所問題は深刻だ。 しかし、多くの若いフラン人

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    langu 2016/04/07
  • 実際、保育園に落ちたらどうするか?: 極東ブログ

    実際、保育園に落ちたらどうするか? この話題の経験談的な側面は当初自著に含める項目のつもりだったが書籍全体のバランスを考えて落とした経緯がある。他にも家事分担のコツのような話題も考えていたが落とした。また何か機会があれば書籍として書きたいものだと思いつつ、ブログに書くような話題でもない。そうこうしているうちに時は過ぎてしまった。が、よい機会でもあるので、現時点で少し整理してというか、思い起こしつつ書いてみたい。あまり正確ではないかもしれないし、なんの役にも立たないかもしれないが。 保育園落ちて「日死ね」という気持ちになるのはわかるという人は多いだろうし、それはその文脈の議論があるだろう。ただ、他方、現実的に保育園に落ちた子供をどう対応するかという現実的な問いは依然残る。 今回、そうした現実対応の話題が出てくるのか、とざっと見ていたが、見ていた範囲では見かけなかったように思う。いくつかざっ

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    langu 2016/04/05
  • O沢一郎共同代表主催「日本経済を考える会」議事録: 極東ブログ

    「S活の党とY太郎となかまたち」は日経済をどのように考えているのか。その参考資料になる、O沢一郎共同代表主催の勉強会「日経済を考える会」の書き起こし文書を某所から入手した。会合の日時は2016年4月1日である。 ☆  ☆  ☆  ☆ Y「O沢代表と一緒に学ぶ今回の経済政策学習会開催にあたり、私たちの経済政策をまとめます。 私たちの党には経済政策がないとよく批判されます。そんなことはありません。まず、深刻なデフレが依然継続している現状では、もはや消費税の増税をしないということが基にあります。 また、内需拡大と完全雇用を目標とした金融緩和政策を推進することに加え、これに呼応した適切な財政出動を持続的に行う必要性を掲げています。そしてその相当部分を地方分権として地方の裁量に任せるよう求めています。 その上で、小泉政権以降の行きすぎた規制緩和の見直しを行うとともに、日の活力の原点である

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    langu 2016/04/01
  • 中野劇団員殺害事件のこと: 極東ブログ

    昨年8月、中野区で起きた若い女性の劇団員殺害事件について、その当時、NHKのニュースでそういう事件があったということは知っていた。報道によると、被害者の自宅アパートでの殺人とのことなので、知人による痴情のもつれではないかとの印象をなんとなく持った。ゆえに早晩、容疑者も絞られるだろうとも思っていた。私の関心はそこで終わった。私はこの手の世間のニュースには関心をもたないのである。案の定その後、世間ではこの事件の話題が盛り上がっていたようだったことも私が興味を失う理由であった。 が、年末頃だっただろうか、この事件が未解決状態であることを知り、そのことに興味を持った。私は世田谷一家殺害事件のように未決事件というものには関心を持つのである。なぜ、中野劇団員殺害事件は数ヶ月しても未解決なのだろうか? その時点で事件が何であったのか気になりだした。まず、それはどういう事件で、どのように初報道されたのか。

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    langu 2016/03/21
  • 自民党・丸山和也参議院議員の与太話を聞いて、沖縄のことを少し考えた。: 極東ブログ

    一昨日、自民党・丸山和也参議院議員の「失言」についての英語報道をざっくり見て回ったが、ついでなんで、彼の与太話をもう少し聞いてみた。まあ、聞いてみてしみじみ与太話だなと思ったのだが、それはそれとして、少し沖縄のことを連想して考えた。 ちなみに、元になる丸山議員の話だが、該当部分を書き起こしてみた。 そこでですね、えー、これは憲法上の問題でもありますけれど、ややユートピア的かもわかりませんけれども、例えば、日がですよ、アメリカの第51番目の州になるということについてですね、例えばですよ、憲法上どのような問題があるのかないのか。例えばですね、そうするとですね、例えば集団的自衛権、安全、安保条約、これまったく問題になりません。それから例えば今、非常に拉致問題ってありますけれども、拉致問題すら恐らく起こってないでしょう。え。それから、いわゆる国の借金問題についてでもですね、こういう行政監視の効か

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    langu 2016/02/21
  • 荒地派のスペクトラム: 極東ブログ

    「荒地の恋」に何気なくという感じで北村の話相手として加島祥造が出てくる。原作でもドラマでも。それは荒地派詩人であることと彼のだった最所フミを介して、鮎川信夫との物語にも接続するのだが、こうした荒地派詩人としての詩人たちの時代は、もう終わってしまい、あまり顧みられないように感じられる。そういう時代になったのだなと思う。 まったく顧みられないわけでもない。むしろ北村太郎や黒田三郎は、その詩のある普遍性から現代において小さくリバイバルしているようでもある。かく言う私もcakesに黒田三郎について書いた(参照)。黒田三郎を古典として再考したいという思いには、微妙に戦争と戦後というものの感触に関わる部分がある。 こういうとやや勇み足な言い方にはなるが、戦後という知的空間の一部を占めていた「現代詩」が現在どうなっているのか私はもうほとんど知らないのだが、概ね終わったのではないか。 そうしてみると、「

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    langu 2016/02/17
  • 荒地派と三島由紀夫: 極東ブログ

    戦後詩を形成した荒地派の生年をスペクトラムとして見ると、おおよそではあるが、大正8年の黒田三郎から大正13年の吉隆明くらいの、5年くらいの幅がある。彼らが戦後を迎え、「荒地」を形成するころの20代以降では、彼らのなかではそれほど大きな年齢差としては意識されなかったのではないか。が、実際のところ、そのスペクトラムに出征の有無がある。 今、たまたまではあるが、世界大百科事典を覗いたら、「荒地」について「鮎川、加島祥造、北村太郎、木原孝一、黒田三郎、田村隆一、中桐雅夫、三好豊一郎ら戦争体験を経たモダニズムの詩人たちがこの雑誌に結集し」とあり、そこでは「戦争体験」として一括されていた。間違いだとは言えないし、そこで出征経験の有無が差異として強く問われたこともなかっただろう。またおそらく、彼らの多くが戦後、海外文学の翻訳者として関わっているように、西洋的なモダニズムの基礎があり、それにがドメスティ

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    langu 2016/02/16
  • 予言というわけでもないがサウジ・アラビアが不安定化するかもしれない: 極東ブログ

    ガス・スタンドで100円を割る数字を見るようになった。数年前を思うと、想像しがたいほどの原油安である。なぜこうなったかというと、とりあえずは世界規模の需要不足ということで、その先鋒が中国だが、さてそれでこの原油安に十分に説明がつくのかというと、よくわからない。それに加える要因としては、当初はシェール革命の影響とそれに対応するサウジの思惑なども言われていた。またここに来て、イランが国際社会に復帰することで原油価格がさらに下がることも予想されている。 そうした関連の話題で、最近見かけた金融商品化説は興味深かった。NHK「原油安 拡大するその影響」(参照)に話題がある。 今回の原油安の大きな原因は、原油が『金融商品』になってしまったというところがあると思っています。 具体的に、原油の値段につきましては、先物が原油の実体の値段を決めていまして、原油の先物は、実は2000年代の半ばから、株式、それか

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    langu 2016/02/09
  • 北朝鮮の長距離ミサイル実験で、韓国世論から核武装論が出てくる理由: 極東ブログ

    韓国世論全体の動向が、というほど大きな潮流でもないと思われるが、核武装論が出てきた。近いところでは朝鮮日報「【コラム】中・日に見下される韓国、今こそ核武装を議論せよ」(参照)より。 全国民・政界・社会指導層が安全保障の共通分母を導き出す作業は、すぐには期待できない。だからといって放棄もできない。まずは実権を握る政権だけでも、韓国の安全保障の力を補強する、もしくは韓国の意志を示す特段の措置を取る果断さを示すべきだ。いっちょやってみよう、ということだ。核武装に関する議論から始めよう。 このての議論は今回が初めてというわけではない。このコラム以前に朝鮮日報では先月の社説でも議論はあった。「【社説】米中に頼れない韓国、今こそ独自の核武装を」(参照・リンク切れ)。 北朝鮮の核問題解決の責任を中国に押し付けてきた米国や、北朝鮮による相次ぐ核実験を黙認してきた中国を信じるべき時はもう終わった。今や韓国

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    langu 2016/02/08
  • 甘利前大臣辞任のうんざり感: 極東ブログ

    甘利・前経済再生担当大臣の事務所問題について、詳細に関心があるわけでない。が、これを文春が出して概要を知った範囲で、ああ、これで甘利さん終了、とは思った。甘利さんが金銭面で清廉潔白な政治家であるわけもないだろうし、こうしたスキャンダルが大好きな日人が彼に詰め腹を強いるまで問題が落ち着くとも思えない。それにしても、TPP交渉で尽力した甘利前大臣をこうしたスキャンダルで失うのかと思うと嘆息した。お高くつくなあ感である。それとても、そもそも反TPP派にはムカつく要因でもあるだろう。かくして、「問題」の全構造を見ると、それもまたああまたか、といううんざり感があった。 安倍政権側としては強行に甘利さんを守る方向に動くだろうかという関心も少しあった。噂を聞くに、10パーセントくらい支持を失っても構わないと政権が決意しているという話もあり、そらなら大したものだなとも思ったが、そこはむしろ逆に政権が動い

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    langu 2016/02/02
  • 点字の難しさ: 極東ブログ

    今年に入って実行しようと思ったことに点字がある。点字を学んでみようと思ったのだ。大学生時代友人が全盲で、また彼女を支えるサポートグループにも友人がいて、点字についてはなんとなく関心をもっていた。いつか学ぶだろうとも思っていた。なのに気がついたら学ばずしてもう30年以上の年月が経ってしまい、このままだと一生点字を学ぶことはないかもしれないと恐れた。そう思ったら、思い立ったまま学習を始めてみた。この手のものは学習教材が比較的安易に入手できるだろう。それで「小学生から学べる!点字入門セット」というのを購入した。これで基は全部足りる。 長年点字に関心を持ち続けていたつもりだったが、学習を初めて見ると、ごく基的な点字の仕組みも理解していなかった。いや、横二点、縦三点の六点で一文字が構成されるというのは知っていたが、具体的な構成原理は想像していなかった。こういうのは小学生くらいに知っておくといいも

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    langu 2016/01/28
  • たぶん、ネット保守はアジア全体の傾向: 極東ブログ

    昨日のエントリーを書いたあと、まいどのことだが、私をネット保守認定とまでいくかはわからないが、俗流の文脈で捉える意見を見かけた。個別の点についてもう少し議論を深めてもよいのだが、基的にこのブログを長く読んで理解されている人でもなそうなので、誤解が深まるだけだろうなと思った。 とはいえ、俗流の文脈については別途思うことはあった。近いところで言えば、民進党・蔡英文氏が大統領に選らばれるにあたり、ネット保守的な一群からピントがずれたような台湾支援を見かけた。俗流というのは、単純ということでもあり、反中共または反韓国・反朝鮮ならなんでも支援しちゃうような安易さである。 この点についてはしかしたいした議論にもならないだろうなと思っていたが、ジセダイというサイトでこれを扱った「日で「俗流台湾論」があふれる不思議 台湾総統選に見る「上から目線」」(参照)という考察を見かけた。 ところで、今回の選挙結

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    langu 2016/01/27
  • 台湾「大統領」蔡英文が中国を抜いて世界に伝えた日本への謝辞: 極東ブログ

    蔡英文氏が台湾の「大統領」になることは事前の動向からわかっていたし、中共側も今回は早々に敗北を認めていたゆえに、前「大統領」馬氏との対応のパフォーマンスなどを演じていた。つまり、今回の民進党政権の樹立は国際的にはとりわけ新しいネタでもないので、ぼんやりと眺めていたのだが、一つ気になっていたことがあった。蔡氏が当選した際の会見についての、産経新聞での報道、「「尖閣は台湾側に主権があるが、日との関係強化を続ける」 英語通訳のみ日米名指しで感謝」(参照)である。 ネットなどではありがちに尖閣諸島の帰属への言及が注目されていたが、台湾の大統領として従来からの建前の国是を変えるわけもないので、どうでもいいことではある。気になったのは、英語通訳のみ日米名指しで感謝というくだりである。 ■なぜか英語通訳のみ日と米国を名指しで感謝 「私はこの機会を通じ、台湾の人々を代表して、台湾の民主的な選挙への関心

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    langu 2016/01/26
  • Y はギリシアの I: 極東ブログ

    そういえば、イタリア語のキーボードはどうなっているのかと調べてみると、普通に、というのも変だが、QWERTY配列を使っていた。もともとラテン語を継ぐ言語なのだから、ラテン字母を並べたキー配列を使うだろうと思ったのだが、考えてみると少し奇妙である。もともとキーボードの元になるタイプライターは米国人の発明だから、イタリアには米国経由でそのまま入り、フランス語ではフランス語に合わせて変化したということだろうか。 気になってスペイン語やポルトガル語のキーボード配列を見たら、イタリア語同様、QWERTY配列が基であったようだ。これらは、タイプライターのニーズの歴史にも関わっているのかもしれない。 ついでにイタリア語のアルファベットを見ていて気がついたのだが、英語と同様、またフランス語とも同様に、26文字を使うのだが、英仏語とは異なって、26文字がフラットに同様の文字として扱われているのではなく、K

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    langu 2016/01/24
  • [書評] ぼくがいま、死について思うこと(椎名誠): 極東ブログ

    どう生きたらよいのか。そう迷うとき、何気なく実践していることがある。自分より10歳くらい年上の人の生き方を見つめることだ。身近な人や著名人など。10年の差は、時代にもそれなりに差が生まれるので、自分の参考にならないことも多いが、それでも自分の年齢と10年以内だと近すぎるし、10年以上だと遠い。とはいえ、それで割り切れるものでもなく、曖昧なレンジのなかで、その人はどう生きているのかと考えることはある。そして、そろそろ、どう死ぬのかということも。 そうした思いに比較的に日常的に浸されている自分としては、cakesの連載(参照)でも取り上げた椎名誠さんが死についてどう考えているかは気になるので、表題につられて「ぼくがいま、死について思うこと」を読んでみた。というか、文庫で見かけたので読んだ。 実はこう言うとなんだが、椎名さんなら、死についてその歳まで考えたことがない、そして世界の見聞の広い椎名

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    langu 2016/01/21
  • [書評] ぼくは科学の力で世界を変えることに決めた (ジャック・アンドレイカ, マシュー・リシアック): 極東ブログ

    [書評] ぼくは科学の力で世界を変えることに決めた (ジャック・アンドレイカ, マシュー・リシアック) 15歳の少年が独自に、初期段階の検査が難しいとされてきた膵臓癌の画期的な検査法を発明したという話題は、ネットで見かけてから気になっていた。ジャック・アンドレイカ君の話である。 まず、当かなということが関心だった。なので、そのことが書かれいた書を読んでみた。なんと言っていいのか、奇妙なだった。「当かな」という部分については、当だったという点で、天才少年と天才的な発明の物語のドキュメント性はある。それだけでも面白い。そして当然だが、物語はその成功譚と苦難の物語になるのだが、そこがちょっと思っていたことと違っていた。というかかなり違っていた。 まず、ジャック・アンドレイカ君がどれほどすごいかというのは、TEDにある彼自身の話がわかりやすいかと思う。 天才というのはこういうものだなとい

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    langu 2016/01/20
  • IMF的に見た日本の経済の課題と労働政策提言で思ったこと: 極東ブログ

    IMFは毎年日経済の審査を行っているが、最近の審査状況が公表される前に概論的な発表の会があり、主に学生を対象としたようでもあるので、経済の勉強がてら聞きに行った。端的なところ、IMFが日をどう見ているのか、文書以外な部分で感じ取れるものがあればよいと思っていた。 話題は大きく分けて二つあり、IMFによる、日経済(主に財政・金融政策)への提言と労働状況についての提言である。 まず日経済の課題だが、展望の条件が4つ提示された。まず、先進国間の金融政策の非対称性である。ごく簡単に言えば、米国の金融緩和政策が終わったことへの世界経済への影響と見てよい。発表会では言及がなかったが、その影響はマレーシアなどにすでに大きく現れている。つまり新興国マネーの問題になるだろう。 二点目が中国経済のリバランシング。これもごく簡単に言えば、中国バブルのソフトランディングとしてよいだろう。このあたりはIMF

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    langu 2016/01/19
  • スウェーデンとイスラエルの関係悪化の関連でIKEAまで: 極東ブログ

    での最近の報道では見かけなかったように思うが、スウェーデンとイスラエルの関係がいっそう悪化している。最近の話題としては、スウェーデンのマルゴット・ヴァルストローム外務大臣(H.E. Ms. Margot Wallström)がイスラエルを訪問しようとしたが、イスラエル首相など政府要人から面会が拒絶され、訪問はキャンセルされた、という話がある。イスラエル側の硬化の理由は単純で、一昨年スウェーデンがパレスチナ国家を承認したことや、ガザ空爆などでイスラエルの罪を追求しようとしていることがある。ただ、それがイスラエル側の公式の見解というのでもなさそうではあるが。 他愛のない話のようだし、日のネットによく見られるリベラル派があまりこの事態に関心をもってなさげないのも、スウェーデンの対応は当然と見られていることもあるかもしれない。とはいえ、国際紛争を対話によって協調していこうという外交戦略をスウ

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    langu 2016/01/18