65歳以上の高齢者の万引きの増加が話題になったのは20年ほど前だったか。当時は全体に占める割合が1割に達したことで注目を集めていた。 本書によると警察庁発表の犯罪統計では高齢者による万引きは2011年には未成年者の検挙数を追い抜き、直近の公表値である13年は32.7%を占め過去最高を記録したという。万引き犯の3人にひとりが65歳以上という状況だ。人口全体が高齢化していることを踏まえても異常な増え方だ 万引きだけではない。ストーカーも60代以上の13年度の認知件数が10年前の約4倍に増え、他の世代の1.7-2.6倍に比べて高い増加率を示す。驚くべきなのは暴行の検挙数。2013年には94年比45倍超の3048人に急増している。原因も「激情・憤怒」が60%以上を占め、次点の「飲酒による酩酊」の14%を大きく引き離す。酔っぱらって、「何だ、この野郎!」と酒場で暴れる老人を想像しがちだが、本当に凶暴
本書のメインの主張は、タイトル通り「夫婦格差」が発生しているという指摘にあります。冒頭の「はしがき」より、問題意識をご紹介。 私たちの仮定はこうである。今や夫の所得額とは無関係に、妻は働くか働かないかを決定しているのではないか。 そうならば、「夫の所得が高くても妻が働く夫婦」は、家計所得がとても高くなるだろう。 一方で、「夫の所得が低くても妻が働かない夫婦」の家計所得は非常に低くなる。このことは家計所得のの格差拡大を促すので、日本社会の格差拡大を説明するひとつの要因になっているのかもしれない。 書中では、この問題意識を裏付ける各種データが紹介されていきます。以下、驚いた調査結果を箇条書きでご共有。 ・(夫の年間所得が100万円未満という超低所得階級における妻の有業率は)1982年に比べて、調査年ごとに低下しており、20年で10ポイント近く低下している。このことは、夫の所得が低いにもかかわら
これは生活保護や少年法をめぐる議論などでも同じことで、社会全体として相対的に望ましい施策が「庶民感覚」からは納得できない場合はすごく多い。仇討ちが禁止された時にも一般市民のほとんどは不満だっただろうし、だからこそ法の強制力で禁止する必要があった。
上司は厳格であるべきか、思いやりを前面に出すべきか。従業員の幸福に関する研究の多くが明白に示しているのは、思いやりの重要性だ。 昔から問われ続けている命題がある。リーダーは、部下に好かれやすい親切な人間であるべきか。それとも、畏敬の念と粉骨の働きを引き出すために、厳格であるほうがいいのか。近年、職場におけるマインドフルネスや瞑想のような健康推進の取り組みが流行している。そして組織構造をより水平にしようという動きも目立っている。にもかかわらず、リーダーは厳格であるべきだという認識のほうが依然として圧倒的に多い。 部下には毅然とした態度で接し、ある程度の距離を置くべし、という伝統的な考え方のほうが確かに無難に思えるかもしれない。部下は上司を尊敬するべきであり、ここを仕切っているのは誰かを忘れさせるほど親しくなってはいけない。組織には「やるかやられるか」「苦境に耐えて頑張る」「失敗したら後がない
橘木俊詔(たちばなき・としあき)氏 京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。1967年小樽商科大学卒業後、69年に大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了。73年、米ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。98年、京都大学経済学博士。フランス国立統計経済研究所(INSEE)、経済協力開発機構(OECD)エコノミスト、京都大学経済研究所教授、IMF(国際通貨基金)客員研究員、京都大学大学院経済学研究科・経済学部教授などを経て現職。専門は労働経済学、応用計量経済学、日本経済論。数多くの英語・日本語・フランス語による経済学術論文・書をはじめ『日本の経済格差:所得と資産から考える』、『格差社会――何が問題なのか』(岩波新書)、『女女格差』(東洋経済新報社)など一般向け書籍を多数出版。(写真=菅野勝男、以下同) 日経ビジネスオンラインは2015年2月6日に、トマ・ピケティ仏パリ経済学
こんにちは、みなさま。今日は4つ目のキーワードとして「ネオリベラリズム(新自由主義)」をお届けします。少しややこしい概念ですが、宮台さんや鈴木さんの文章で当たり前のように登場するので頑張って解説を書いてみました。 【ネオリベラリズム(新自由主義)】 新自由主義とは、福祉国家的な「大きな政府」を否定し、個人の自由と自己責任を重視する政治思想であると定義される。注意したいのは、よく新自由主義のスローガンとして「小さな政府」という言葉が掲げられるが、これは単純に政府の規模や権限を縮小するだけのものではないということだ。「小さな政府」は、福祉政策や社会的弱者救済措置を縮小させる一方で、防犯カメラの設置や犯罪者に対する重罰化といった形で国家権力を肥大化させる側面がある。福祉国家が担おうとしてきたある特定の分野、すなわち再分配や貧困削減などのプロジェクトから国家が撤退して市場に任せる代わりに、市場を成
戦後70年となる今年、日経ビジネスオンラインでは特別企画として、戦後のリーダーたちが未来に託す「遺言」を連載していきます。この連載は、日経ビジネス本誌の特集「遺言 日本の未来へ」(2014年12月29日号)の連動企画です。 第10回は、宮内庁・前侍従長の渡辺允氏。現役の方を除き、唯一存命の侍従長職経験者です。一般には知ることのできない天皇陛下の普段の姿を見続けた氏は、「無私の心」がこの国に求心力をもたらしていると訴えます。 10年半、宮内庁の「侍従長」を務めました。侍従長とはどんな仕事をするのかとよく聞かれるんですが、陛下の秘書官とか執事とか、そういったイメージを持っていただいてよろしいんじゃないかと思います。 ほかの皆さんに比べて、普段の両陛下のお姿を拝見する機会が多かったわけですけれど、その10年半で私が感じたことというと、やっぱり一番は両陛下の無私のお心です。一言で言えばそういうこと
» 庶民派牛丼「丼太郎」代々木店が3月31日17時に閉店 / 今更「どんたろう」ではなく「どんぶりたろう」と知ってさらにショック…… 特集 「牛丼太郎」という牛丼チェーンがあったことを記憶している人も多いと思う。2012年に経営母体の会社が倒産し、東京・代々木と茗荷谷(みょうがだに)の2店舗を残して全店が閉店した。この残った2つのお店は経営者が変わり、名前を変更して営業を続けていたのである。店名から「牛」の文字だけを取り、「丼太郎」として営業していた。 そのうちの1店舗、代々木店が2015年3月31日17時をもって閉店することが判明した。さらにもうひとつ、驚くべき事実が明らかになった。私(佐藤)は「丼太郎(どんたろう)」という名前とばかり思っていたのだが、実は「どんぶりたろう」だったのである! いまさら本当の名前を知ることになるとは……。 ・牛丼太郎の思い出 私的な話で恐縮だが、私は経営母
大塚家具の大塚勝久会長と、娘の大塚久美子社長の内紛がニュースを沸かせましたね。記者会見では、粛々と経営について説明を重ねる社長に対して、会長は「悪い子供を持った」など、主観的な発言が目立ちます。傍から見れば女性である社長よりも男性である会長のほうが感情的のように感じた人も多いようです。 また、2015年3月9日放送の「私の何がイケないの」(TBS系)では、ものまねタレントの栗田貫一氏が妻に対して強烈なモラハラをしている場面が報じられました。「そこがお前はダメなんだよ!」「殺していい?」「頼むから死んでくれ!」などの発言が続々と飛び出す。まさに感情的な人以外の何者でもありませんね。 さらに、上記の事例に限らず、女性のことを「ブス」「ババア」と罵る人、論理で詰められると「そんなんじゃ男に選ばれないよ」と相手の自尊心攻撃に話をすり替える人、主観的な判断で「普通」と「普通でない」に分断して「普通で
古いテレビ番組の多くは映像が残されておらず、制作の際に使われた脚本や台本は当時の時代背景などを知る貴重な資料になるとして、直木賞作家でテレビの世界でも活躍した故・藤本義一さんの脚本などおよそ100点がインターネットで公開されることになりました。 こうしたなか、直木賞作家で、テレビの世界でも活躍し平成24年に亡くなった藤本義一さんのドラマの脚本や台本が、遺族の許諾を得てインターネットで公開されることになりました。 藤本さんは、いずれも昭和30年代にNHKで放送されたドラマで、職業にフォーカスし前後編で完結する「現代人間模様」や、コメディーの「法善寺横丁」など多くの作品を手がけていて、こうした作品の中から100点ほどを選んでことし秋をめどに公開するということです。 脚本のネット公開は本人か遺族の許諾が必要なことからなかなか進んでいないということで、コンソーシアムは「脚本を読むことで、ドラマが制
元経産官僚・古賀茂明氏が『報道ステーション』(テレビ朝日系)に最後の一刺しを放った。 本サイトでは、1ヵ月以上前に、古賀氏が定期的に出演していた同番組から、3月いっぱいで降板させられることを報じていた。 直接のきっかけは1月23日の放送だった。「イスラム国」による人質事件の最中でほとんどのメディアが政権批判を控えているなか、同番組に出演した古賀氏は安倍晋三首相の外交姿勢を敢然と批判。「I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要がある」と発言したのだが、これに対して、官邸が激怒したのだという。 「番組放映中に官邸からテレビ朝日に直接電話で抗議が入るなど、凄まじい圧力がかかった。それで、最近、安倍首相と急接近しているテレビ朝日の早河(洋)会長が乗り出してきて、降板が決まったんです。ただ、もともと不定期出演だ
労働経済学を専門とする橘木先生の新刊のテーマが「夫婦格差」だったので気になって読んでみました。 格差が拡大し、二極化する日本の夫婦。その鍵を握るのは妻だ。女性と仕事の関係から未婚・離婚問題まで、データで探る日本の夫婦像。 (Amazonの内容紹介より) 夫婦格差社会 〜二極化する日本の夫婦像をデータから紐解く 経済学では「夫の収入が高いと、妻が働く率は低くなる」という「ダグラス・有沢の第二法則」が各国で長年信じられていました。夫の収入が高い場合、妻は働く必要がないので専業主婦になり、夫の収入が低い場合、妻はパートなどに出て働かなければならない、ということですね。ただ、近年の日本でその法則が崩れてきているとのこと。 本書でも紹介されているこのグラフから、その変化が読み取れます。 夫の収入と妻の就業率の関係について 平成 20 年1月 21 日 総務省統計局 http://www5.cao.g
安倍政権のメディア支配が限度を超える域にまで達してきた。テレビ朝日の人気報道番組『報道ステーション』で「I am not ABE」と発言した元経産官僚の古賀茂明氏が官邸の猛抗議を受け、同氏を起用し続けたプロデューサーともども“粛清”されることになったことはすでに当サイトでも報じたが、こんどはNHKの看板番組『ニュースウオッチ9』である。 同番組で5年間、キャスターを務めた大越健介氏が今日で降板するのは既報のとおりだが、実はこの人事、「安倍官邸の意向」によるものだったというのである。23日発売の「週刊現代」(講談社)が〈左遷! さらば、NHK大越キャスター エースはなぜ飛ばされたのか〉というタイトルで舞台裏を詳報している。 「まさに青天の霹靂でした。NHK局内の現場でも、誰もこのタイミングで大越さんが降りるとは思っていなかった。まさに異例のキャスター交代ですよ」 同記事は、そんな記者の言葉か
本日で報道ステーションのコメンテーターを降板した元経産官僚の古賀茂明氏が自らの降板を巡り、「官邸の圧力」「プロデューサーが更迭」などと発言して暴発。古舘伊知郎氏に制止される場面もありました。 そんな古賀さんの行動への賛否意見をまとめました。
「WANが東大ジェンダーコロキアムと共催で送る」と銘打った「新春爆笑トーク 上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるか?」」のライブ中継を途中からみた。会場の予定調和的な雰囲気と会場で見られたヘテロセクシズムを追認する「笑い」にもなじめないものがあった。この日のトーク内容がヘテロセクシズムに満ちていることについては、トークに足を運ばれたid:tummygirlさんの笑おう、憤りと皮肉と拒絶とをこめてに詳しいのでそちらをご覧ください。 わたしは、このジェンダーコロキアムという場が、かつてフェミニズムは分裂含みの「連帯」をめざしているでも異論を書いたように、上野、澁谷さん、ならびにその場に参加している人たちをも含めて非対称な権力関係など存在せず、みな同じ前提に立ち同じ方向をめざしているとでも思っているかのような同調的な場であったことについて違和感をもったことについて書きたい。すでに、
【悲報】ブロント語、廃れる Tweet 1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2015/03/25(水) 19:37:07.11 ID:pV9rPFKp0.net おれの怒りが有頂天になった ブロントさんとは 2ちゃんねるネトゲ実況板(*1)に現われる名無し(*2)。 名無しであるにも関わらず個性的な考え方と天才的な言語センスを持つため、 すぐに中の人を特定される。 彼がこれまでに生み出してきた名言は数え切れないほど多く、 行く先々のスレで称えられたりバカにされたりしている。 最近はネ実以外でもアーケード板やゲーム速報板で目撃されており、 今後は板を越えての活躍が期待される。 ネ実には彼の文体を真似しようとする者が多数おり、 彼らはブロンティストと呼ばれている。 「ブロント」の名前の由来は彼が最初FFXIで使っていたキャラの名前「Buront」。 ネ実でサーバーとキャラ名を特定されたために
全四部構成で、第一部・第二部がフェミニズムによって男性の暴力性に自覚的になった結果、ストレートな異性愛フィクションを受け付けられなくなった現象の話です。 第三部・第四部はそこから発展して、それぞれ家族の概念の話と贈与論の話などになっております。
政府は長時間労働の抑制などを目的とした働き方改革の実現に向けて、国が率先して取り組むため、ことしの7月と8月に、すべての府省庁で勤務開始時間を1、2時間程度早め、夕方以降会議を設定せず、残業時間の抑制に努めることになりました。 これを受けて、政府は改革の実現には国が率先して取り組む必要があるとして、ことし7月と8月の2か月間、すべての府省庁で通常8時半から9時半となっている勤務開始時間を1、2時間程度早めることを決めました。 そして、早朝に出勤した職員は原則として定時に退庁することにするほか、午後4時15分以降には会議を設定せず、残業時間の抑制に努めるということです。 政府は効果を検証するなどして、来年以降の取り組みに反映させたいとしています。 菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「働き方改革は、わが国の成長を持続していくためにも極めて大事だ。朝早くから働き、早く帰って家族団らんを過ごせる
ピケティブームで、日本の格差問題がいろいろ論じられています。『中央公論』4月号では、「ピケティの罠」という特集を組み、「なぜ日本で格差をめぐる議論が盛り上がるのか」と題し、大竹文雄氏(大阪大学教授)と森口千晶氏(一橋大学教授・スタンフォード大学客員教授)の対談が掲載されています。この対談の中で次のやりとりが行われています。 大竹 若年層、30代の貧困率は上がっている。非正規雇用の増大が大きく影響していると考えられますが、それによってその子ども、10歳未満の貧困率も上がっています。その一方で、高年齢者層、70代以上の貧困率は下がっている。これは年金の充実というのがいちばん大きな理由です。森口 日本ではやはり、世代間の格差の拡大が重要な問題なのですね。 ようするに、日本においては、ピケティが指摘するような、ごく一部の富裕層に富が集中して格差が拡大するようなことが起こっているわけではなくて、世代
この世の中では、何かを実現するためには別の何かを犠牲にしなければならないのが普通です。 国際金融においては、 国際資本移動の自由 為替レートの安定 金融政策の独立性 の三つを同時に満たすことができない「国際金融のトリレンマ」が存在します。 これと関連しますが、通貨に関しては、 複数の国・地域が通貨を共有する(通貨同盟) 財政政策の独立性 各国・地域の均衡ある成長 の三つを満たすことはできません。ユーロ圏で各国の均衡ある成長が実現していないのは、1と2を選択しているためです。 ヨーロッパ統合の理想を具現化した通貨統合が、逆に内部対立を深めているわけですが、男女同等・ジェンダーフリー社会の理想にも、同様の矛盾が存在します。 男女の働き方・所得の同等化*1 女の上方婚志向 社会の持続 の三つは同時に実現できません。1と2を選択すると、非婚化→少子高齢化→過疎社会→消滅への道です*2。2と3を選択
ノンフィクションライター中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』が話題だ。本書によると、30歳以上の未婚男性のうち4人に1人が女性(セックス)を知らないという衝撃的な数字まで出ている。知れば知るほど他人事とは思えないこのテーマについて、男女関係論専門のコラムニスト・勝部元気氏と、中村氏が対談する。 ⇒【vol.1】「女性から見て“アウトな男”が増えてきている」https://nikkan-spa.jp/811949 中村:私が『ルポ 中年童貞』の取材で接してきた人たちは、モテなさすぎて精神病院に入ったり、性同一性障害になったりと、童貞のなかでもかなり極端な人たちではあるんです。でも、いまの日本にはだいたい200万人の童貞がいるという見立てもあって、これが事実なら、日本人未婚男性の4人に1人が童貞ということになる。この国の童貞率や生涯未婚率は、これからも上がり続ける可能性あるわけだけど、うまい解決
ノンフィクションライター中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』が話題だ。本書によると、30歳以上の未婚男性のうち4人に1人が女性(セックス)を知らないという衝撃的な数字まで出ている。知れば知るほど他人事とは思えないこのテーマについて、男女関係論専門のコラムニスト・勝部元気氏と、中村氏が対談する。 勝部:中村さんの著書『ルポ 中年童貞』を興味深く読ませていただきました。中村さんが本のなかでクローズアップした部分と、私がいま、問題意識を感じているところは非常に近い気がします。 中村:ありがとうございます。「近い」というのは、具体的にどんなところですか? 勝部:私はジェンダー論やコミュニケーション論、現代社会論などを斬り口にして、主に男女関係に関する事柄を専門に言論活動をしているのですが、たとえば取材や調査でのインタビュー、講演後の交流といった場面で、10代後半~40代あたりの男女の生の声によく触れ
メンズリブなどはやはり男性のこれまで身についてきた鎧を全て脱ぎ捨てるものであり、アイデンティティーを大きく揺るがすものなので、なかなか当人たちは受け入れがたいものかと思います。必要性は重々承知しているのですが、たくさんの人にアプローチしたとしても、それで行動変容にまで移して頂ける人の率があまりに低すぎるために、かなり効率が悪いと感じおります。そういう点では、女性のほうが柔軟性のある方が多く、かつジェンダー的な社会問題を認識している人も多く、かつ苦しい思いをして必要に迫られている人が多いために、主に女性向けのメッセージが多いという結果になっているのが現状ですね。ただ、やはり男性の中でも、男性ジェンダーからの解放に対して意識がある人は少しずつ周りに集まってきてくださっているので、まずはその輪を大きくして行けば良いなと考えております。
ささきゆういち氏(@prost511)が、非モテとフェミニストの関係を呟いていて、面白かったのでまとめてみました。かなり長文です。 「フェミニズムというのは、女性解放思想であって、男女平等思想ではないというのがポイント」というのは、その通り。 そして、最後のツイートがいいね! 独身のまま幸せにいきる宗教を考え中。 非モテ教は閉ざす門をもちません!— ささきゆういち (@prost511) 2015, 3月 23 ※非モテ教はモテない男のための教えです モテる人、モテるスペックのある人はお引き取りください また、モテたい人はそのためのアドバイザーがいるので、 そちらをお訪ねください そしてやっぱりモテそうにないとおもったら、 またこちらをお頼り下さい 非モテ教は閉ざす門をもちません— ささきゆういち (@prost511) 2015, 3月 23 ここにくるということは、 貴方はモテない男な
そんな不安を解消するために、いじめから不登校までを描いた『中学なんていらない』の作者青木光恵さん、NPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表の荻上チキさんのスペシャル対談を実施! 果たして、中学なんて本当にいらないのでしょうか? もし、いじめに気付けたら、大人にできることって? ――『中学なんていらない』は、青木さんの娘のちゅんこさんがいじめが原因で不登校になる話ですが、いじめはすぐに気付けましたか? 【青木】 嫌な男子生徒がいるって話は聞いていたんですよ。でも、はじめはその男の子、娘のことが好きなのかなと思ったんです。 【荻上】 ちょっかいを出してくる? 【青木】 そんな感じです。娘も「私だけに悪口を言う」って話していたので。そのことを知人に話したら、やっぱり「好きなんじゃないの?」って言われたんです。そう思っていたんで『中学なんていらない』でも書いたように、「もう学校に行くのヤダ!」って、
問題は一つしかない 「非モテの人の言っていることは概ねモテない「言い訳」と自己の「正当化」であり、自分で解決すべき問題の他への責任転嫁である」。 これが真であるか偽であるか、あるいはどれだけの割合の非モテ(を名乗る人)がそうなのかということに、私は関心がない。そんなことを議論しても意味がないと思う。 「非モテも加害者だ」というデータをいくつ集めたところで、それに反するデータは出てくるだろう。水掛け論になるだけだ。 もともと私の興味の中心は「性」(セックス、ジェンダー、セクシュアリティ)だが、「非モテ」について書いたことはブログではなかった。しかし10/13の記事の一部があるブログに引用されたことをきっかけに、たまたま議論に関わることになった。 10/26のコメント欄(07/11/20追記:復元不可能でした)のようなやりとりはおそらく、はてな界隈では何回も繰り返されてきたものだろう。「ああま
http://anond.hatelabo.jp/20150128232843 引き続き、引用は伏見憲明氏の『欲望問題』から。 ぼくはフェミニズムを手がかりとしてセクシュアリティやジェンダーといった問題を考えるようになるのですが(中略)、その理念の中で、我々は社会的に押しつけられた性規範に呪縛されているから、性愛も夫婦や恋人関係も抑圧されているのだ、もっとそこから解かれることによって自由で豊かな生と性を獲得することができる、とされていました。 で、自分も「男らしさ」にこだわらずに「自分らしく」あらねば、そうすることが正しいことなのだ、と日常の場で実践してみたわけです。(中略)態度物腰もやわらかく、というか、ベッタラな感じで、身につけるものもフリルの着いたものやら紫色のひらひらしたものだったり……(中略)まあ、わかりやすくオカマっぽくなった。それが自由で、自分らしいことだと誇らしかったのです
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