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ブックマーク / www.fuze.dj (5)

  • 庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地

    「日の90年代」の象徴90年代。それはデッドエンドの時代だったといっては乱暴だろうか? もちろん時代を一言で表現するのは乱暴にほかならない。しかし、戦後という時代が行き着くところへ行き着き、右肩あがりの成長や発展は終わりを迎えた。そして一部の人間はその成長の土台に無数の犠牲や屍が転がっていたことに気づき、打ちひしがれた。そんな時代である。これも一側面ではあるだろう。 「我々」の文脈で言うならば、それはNirvana(ニルヴァーナ)「Nevermind(ネヴァーマインド)」を中心とした「最後」のロックンロール・リバイバルが、フロントマンであるKurt Cobain(カート・コバーン)の自殺によって急速に収束した時代。そしてRadiohead(レディオ・ヘッド)のThom Yorke(トム・ヨーク)が報われない恋を世界の終わりかのように嘆く「Creep(クリープ)」で共感を得たのち「OK C

    庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地
  • 「MUTEK」を揺るがしたハーマン・コールゲンの爆音ライブ ー 大自然から取り出したデータが人間を侵食する

    11月の初め、小雨降る渋谷で初めて開催された「MUTEK」はカナダ・モントリオールから始まり、現在は国をまたいでメキシコやスペインでも開催されている国際的なイベントだ。 私が5年間住んだスペイン・バルセロナでのMUTEKは公民館のような比較的小規模な場所で開催されていて、世界規模のイベントだとは想像できなかった。そのため日での開催のニュースを聞いたときは意外に感じられた。 だが、比較すると日でのMUTEKのラインナップは充実していて「デジタル・アートの祭典」と呼ぶに相応しい。20周年を迎えたドイツの実験性の高い電子音楽のレーベルraster-notonのアーティストたち、家カナダからやってきたアーティストたち、そして国内のアーティストたち(彼らの音楽作品の一部を、記事末尾のSpotifyプレイリストにまとめてある)。そしてRed Bull Studios Tokyoでは彼らのアーティ

    「MUTEK」を揺るがしたハーマン・コールゲンの爆音ライブ ー 大自然から取り出したデータが人間を侵食する
  • 「音楽の未来は多感覚体験」アッシュ・クーシャ、理論を越えた音を語る

    9月にBRDGが主催するイベント「キマイラ BRDG#7」で初来日を果たしたアッシュ・クーシャ(Ash Koosha)。 彼は名門テヘラン音楽院でクラシカルな音楽や作曲を学び、西洋音楽が禁じられた故郷イランでインディーロックバンドTake It Easy Hospitalの一員として活動した。そのシーンを追ったドキュメンタリー映画に出演したことがきっかけで逮捕の危機を感じイギリスに亡命、その後はロンドンでエレクトロニック・ミュージックを作ってきた。 彼の音楽の特徴はきわめてデジタルな雰囲気をまとっていること、そして、原子のように振動し続ける攻撃的な音によって構成されていることだろう。それらの特徴は、彼の「音への追究」によって生み出されている。 2015年に発表した『GUUD』制作時には、量子物理学やナノテクノロジーについて勉強し、音についてのインスピレーションを受けたというアッシュ(via

    「音楽の未来は多感覚体験」アッシュ・クーシャ、理論を越えた音を語る
  • クラウドファンディングで起こっている闇の戦い。資金調達前のアイデアを製品化、販売する中国の製造会社たち | FUZE

    2 インターネットの深淵クラウドファンディングで起こっている闇の戦い。資金調達前のアイデアを製品化、販売する中国の製造会社たちDIGITAL CULTURE あなたには何か素敵な製品のアイデアがある。製品化するために資金を集めようとクラウドファンディングサイトにプロジェクトを作った。 順調に資金が集まってきていると思いきや、ある日ひとりの出資者が「これと同じ商品がウェブショップにあるんだけど...」とメッセージを送ってきた。そのサイトを見てみると、これから量産しようとしているあなたのアイデアが、そっくりそのまま製品化したものがすでに売られているではないか。そして製品価格は自分が考えていた価格よりもずっと低い。クラウドファンディングのページには「もうすでにこんなに安価に販売されているものを高値で私たちに売りつけようとするのか!」という怒りの声。せめてもの救いは、このウェブショップがあなたが有

    クラウドファンディングで起こっている闇の戦い。資金調達前のアイデアを製品化、販売する中国の製造会社たち | FUZE
  • 【Sonar 2016】「遊びとは何か?」ブライアン・イーノ、文化の社会的な役割について語る | FUZE

    6月16日から18日にかけて、音楽とアート、テクノロジーの祭典「Sonar 2016」がバルセロナで開かれた。20年以上続くこのイベントでは、連日複数のステージでライブが行われ、多くの来場者で賑わう。同時に開催される関連イベント「Sonar+D」では、音楽やアート、テクノロジーが交差するビジネスカンファレンスやショーケースが行われ、世界各国からアーティストや学識者、企業関係者などが集まる。 今年のSonar+Dの初日6月16日、U2やコールドプレイ、デヴィッド・ボウイに楽曲を提供してきたプロデューサー、ブライアン・イーノの特別講演が行なわれた。冒頭でSonar+DのキュレーターであるJose Luis de Vicenteはイーノを次のように紹介した。 これから2日間、私たちは『Sonar 2016』という場を通して、他にはない特別なコミュニティーを作るつもりです。ここに集まった私たちは、

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