grayzoneさんはご存知でしょうが、現在われわれの手元にある「聖書」 に対する問題は、高層批評(higher criticism)と本文批評(text- criticism/ lower criticism)の2種類に分けられます。前者はいわゆる 聖書の原典(ヘブル語・アラム語とギリシャ語)がどのような変遷を たどって出来あがったか。後者はその原典がどのように写筆されて きたかを扱う。grayzoneさんの質問と回答の仕方だと、「本文」が 前提になってるので基本的に後者を扱うのかと思ってみてたんですが、 そうでもないみたいですね。 前者で有名なのはvon Radの様式史批評がありますね(調べればすぐ 出てきますがJEDPというやつです)。彼は聖書本文が口伝によって 伝わってきたという前提の下、本文にあらわれてきている口伝の変遷を たどって、大きく4っつのソース(JEDP)から出来上がっ
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