「尻尾まであんこたっぷり!」はもう死語なのだろうか。全然聞かなくなった。 子供の頃見聞きした、たい焼き屋さんのアピールと言えばこれだった。そしてたいてい尻尾にあんこは入っていなかった。がっかりだった。 もはやたい焼き界は尻尾にあんを入れることを諦めたのか。人々があんこをそれほど求めなくなったのか。 などと思っていたら、びっくり。「尻尾まであんこたっぷり!」は常識になっていたのである。つまり、もはやわざわざ言うまでもない、ということだ。 こうなったら尻尾まであんこが入っていない「がっかりたい焼き」は自分で作るしかない。今回はそういう話です。