チャドの首都ヌジャメナ北方の村で飼育されている牛の群れ(2015年3月30日撮影)。(c)PHILIPPE DESMAZES / AFP 【4月21日 AFP】アフリカ中部のチャドに多額の資金を融資しているアンゴラで、債務返済をめぐる取り決めに基づき、牛1000頭超の一団がチャドから新たに到着した。アンゴラ政府当局者が20日、明らかにした。 アフリカ大陸の内陸部に位置するチャドは、石油収入がありながら貧困にあえいでおり、2017年にアンゴラから1億ドル(約110億円)を借り入れた。 アンゴラは、自国における牛肉産業の発展を後押しするため、債務の返済として牛7万5000頭を2020年から5年にわたりチャドから受け取ることで合意した。 アンゴラ農業省の獣医課長によると、1か月前にチャドから最初に牛の一団が到着して以降、アンゴラには計4500頭の牛が届けられたという。 チャドにとって家畜は、石油