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ブックマーク / www.style.fm (18)

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第455回 「逆襲のシャア友の会」(前編)

    『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』も、僕にとって特別な作品だ。世間での評価は別にして、富野由悠季監督の演出家としての到達点であり、代表作だと思っている。今回は自分と、この映画の関わりについて書いておきたい。 僕は、後に『逆襲のシャア』にハマり、人にその素晴らしさを語って歩く事になるのだが、公開前にはまるで期待していなかったし、実はロードショーにも行っていない。この映画が公開されたのは、1988年3月12日。『ガンダム』シリーズとしては、総集編ではない初の劇場作品である。内容としては第1シリーズ、『機動戦士Ζガンダム』に続くものであり、アムロとシャアの最後の戦いが描かれた。同時上映は『機動戦士SDガンダム』であった。 この頃、『ガンダム』シリーズのタイトルに対しても、富野監督に対しても、業界的な期待は非常に低かった印象だ。これも印象で話す事になってしまうが、ファンも『ガンダム』シリーズに対し

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    llil 2013/07/26
    小黒祐一郎/ gundam/ 455〜471
  • WEBアニメスタイル_COLUMN | アニメ様365日[小黒祐一郎]第78回 『かぼちゃワイン』でダメになる

    DVD-BOXの解説書をお手伝いする事になり、サンプルビデオを観たら止まらなくなった。いい年をした大人が、このような作品を観て喜んでいてはいけない。それが分かっているけれど、やめられない。ふと気がつくと、続けて12話分も観ていたりする。ちょっと観ただけでも人間としてダメになりそうなのに、一度に12話も観たからには完全にダメである。青葉春助風に言うと、ザ・ダメ人間。何の話かと言うと『The・かぼちゃワイン』の話だ。 『かぼちゃワイン』については知らない方も多いだろうから、作品の概要から始めよう。サンシャイン学園に転校してきた青葉春助は、ナリは小さいが男らしく生きたいと考えている熱血漢。学園に着いた途端に、朝丘夏美という女生徒に惚れられてしまった。長身の夏美には、エルというニックネームがついていた。Lサイズのエルだ。奔放で情熱的なエルは、春助に積極的にアプローチを続ける。硬派の春助は、彼女を煙

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    llil 2012/05/03
    小黒祐一郎/「第78回 『かぼちゃワイン』でダメになる」〜#80
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第250回 『ベン・トー』の話(9)

    第250回 『ベン・トー』の話(9) (#07の話、続き)とにかく#07はヤスカワショウゴさんのシナリオありきでしょう! 何より「サービス回」である以上、女の子キャラを水着にするのが目的なんですが、マっちゃん(松葉菊)が務めるスーパー(ラルフストア)の系列店(?)に「むっちゃハワイやんパーク」があって、そのチケットを一同に配るところから実に自然に全員水着にしてくれました。二つ名の由来ネタも無理なく入れてくれて、沢桔姉妹(オルトロス)も登場。バトルもやって事シーンも入れて——すべてがとてもよいバランスでまとめられ、かつ「むっちゃハワイやんパーク」に代表される「ロコもっこり〜」や「オムッぱい〜」などのネーミングセンスもGJ! たぶんいちばん皆が笑ったホン読み(シナリオ打ち)でした。やっぱり皆が笑顔で作ったシナリオは、シナリオ自体が勝手に「面白くなろうとする」もんなんです。実際プロデューサーさ

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    llil 2012/02/28
    ベン・トー/ 演出上の縛りなど。7話おもしろかったなー
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第249回 『ベン・トー』の話(8)

    第249回 『ベン・トー』の話(8) さて、『ベン・トー』も最終回まで放映されたトコで、ここからはネタバレを恐れず書けるわけです(と言っても触れられないネタはあるにはあるんでご了承ください) #05、#06——これは前々回(第247回)で説明しかけましたが、とにかく原作の物量との戦いで、シナリオ時大変苦労した2でした。早い話、#04〜#06の3話分で原作第2巻目を消化する構成です。全12話(1クール)のシリーズである事から逆算すると、原作1冊を3話分で消化するくらいのテンポで進行しないとダレちゃいますから。そして原作ではモナークの相手が金城(ウィザード)なんですが、アニメ版では槍水になってます。これは今回のシリーズを始める際の委員会からの要望「槍水を立ててほしい」に応えたかたちで、シリーズラストで佐藤VSオルトロスを採るなら、シリーズ中盤のこちらは槍水VSモナークを、というわけです。あと

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    llil 2012/02/28
    ベン・トー/
  • WEBアニメスタイル | 色彩設計おぼえがき[辻田邦夫]第174回 『輪るピングドラム』色彩設計おぼえがき その1

    あけましておめでとうございます。昨年はメチャクチャ原稿落としまして申し訳ありませんでした。それもこれも『輪るピングドラム』のためでありました。そうそう『輪るピングドラム』ですよ! みなさん見てくださってましたか? 放送は終わってしまいましたが、Blu-rayとDVDはまだまだこれから! ということで…… さてさて。 いよいよ今日から始めます! 『輪るピングドラム』色彩設計おぼえがき。密かに待っていらっしゃった方もきっといるはず! ……と思いたい。とにかく始めます。 第1話 運命のベルが鳴る 絵コンテ:幾原邦彦 演出:中村章子 色指定:辻田邦夫 まずは第1話。とにかく第1話は重要です。「こんなのをやる!」という、まず最初の提示をしっかりやらないといけません。お話、演出、作画もですが、全部ひっくるめて「画面の基」を見せる。これが第1話の最大の重要ポイントになります。『輪るピングドラム』の場

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    llil 2012/01/11
    色彩設計/ ピングドラム/
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第245回 『ベン・トー』の話(6)

    第245回 『ベン・トー』の話(6) 何しろ遅ればせながら#04用著莪OPのお話です! 最初、「OPやEDを何種類か作る?」的な話題があったんですが、いろいろ話し合った結果「しっかりとしたOPを繰り返し見せる方が喜ばれる」との判断で、OPは基あーゆーかたちになったわけです。が、ちょっと寂しいので、思わず じゃ、著莪あやめ登場回のみのスペシャルOPってどーでしょう? と言ったら、「あ! それいいですね」とトントン決まって#04専用OPって話になったんです。著莪あやめ——つまり加藤英美里さんが歌うキャラソンって事で思い出したのが、『化物語』の真宵ちゃん。ま、もともと前述(第242回)のように著莪役のオーディションに加藤さんを呼んでもらったのも、真宵ちゃんのイメージが浮かんだからなわけで、そりゃ加藤さんが歌うならば となります、当然。以下、頭から説明していきましょう。 C‐1 「今回はカラオケ

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    llil 2011/12/13
    ベン・トー/ 4話の著莪あやめOP全カット解説。続き: http://www.style.fm/as/05_column/itagaki/itagaki247.shtml
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第242回 『ベン・トー』の話(5)

    第242回 『ベン・トー』の話(5) 前回からの続きで『ベン・トー』#03の話から。#03は早い話、原作第1巻3章「ダンドーと猟犬群」ほぼまんま。でもその「まんま」がかえって難しいのがこの原作です。特に3章は120ページ以上あるわけ! ——って事はアニメ1話分(編正味20分ちょい)に収めようとすると、単純計算 1分間で6ページ分! です。大変だ! でも、シリーズ構成・ふでやすかずゆき君が上手くコンパクトにまとめてくれました。冒頭の佐藤が焼却炉に飛び込むまでの回想から「……そんなアホな話じゃない」と回想あけの山原がアッサリ答えるまでの流れは面白くまとまってて、ホン読み(シナリオ打ち合わせ)でも大ウケでした。コンテ・演出は加藤敏幸さんで、この前に、同じdavid productionで制作された『レベルE』の監督さんです。制服投げ捨てたりパンツをポイするあたりのコメディシーンやラストのアクシ

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    llil 2011/11/21
    ベン・トー/ 3話と4話解説
  • WEBアニメスタイル | 板垣伸のいきあたりバッタリ!第241回 『ベン・トー』の話(4)

    第241回 『ベン・トー』の話(4) 槍水仙は何を想い、誰を待つのか? これが板垣の提示した『ベン・トー』EDアニメーションのコンセプトであり、最初に原作読んだ際描きたいと思った事のひとつでした。だいぶ以前、とあるアニメ誌の取材を受けた際、記者さんから「板垣監督作品は、ファミリー感という一貫性がありますね」と言われたんですが、まあ俺程度に対して、どこかの作家さんみたいに「××監督作品」などとカテゴライズしてくださったのはインタビューを弾ませるための方便だという事は十分承知した上で、「ファミリー感」ってキーワードは思いあたるフシがあります。それは原作がマンガだろうがゲームだろうが、はたまたオリジナル作品だろうが、キャラとキャラが触れ合い語り合う以上、自分が扱いたいテーマが「仲間」にあるからです。自分の言う仲間とは、「いつも一緒、どこに行くのも一緒、何するのも一緒。皆一緒にドデカい事を成し遂げ

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    llil 2011/11/21
    ベン・トー/ EDと2話まで解説
  • WEBアニメスタイル_特別企画 - 『モノノ怪』中村健治&橋本敬史インタビュー 序の幕 コンセプトは「絢爛豪華」

    2006年にオムニバス作品『怪 ~ayakashi~ JAPANESE CLASSIC HORROR』の1編として放映され、斬新なビジュアルと演出が大きな話題を呼んだ「化」。1年後、視聴者からの反響に応え、同スタッフが再結集してオリジナルTVシリーズ『モノノ怪』が制作された。アーティスティックな映像美、実験的とも言える演出、そして人間の暗部をえぐるディープな物語。観る者を惹きつけてやまない独特の作品世界が、前作同様、幅広い層のファンから支持を集めたのは記憶に新しい。 今回は、作品の生みの親である中村健治シリーズディレクターと、キャラクターデザイン・総作画監督を務めた橋敬史に、「化」から『モノノ怪』に至る制作話をうかがってきた。 ●PROFILE 中村健治(Nakamura Kenji) 1970年3月25日生まれ。岐阜県出身。アニメーターとして業界に入るも、腱鞘炎のため断念し、演出家

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    llil 2011/09/12
    "『モノノ怪』中村健治&橋本敬史インタビュー" ayakashi〜
  • WEBアニメスタイル | 『キャシャーンSins』を戦い終えて……山内重保・馬越嘉彦インタビュー(1)テーマは「哀愁」と「憂い」

    『キャシャーンSins』を戦い終えて…… 山内重保・馬越嘉彦インタビュー(1)テーマは「哀愁」と「憂い」 竜の子プロダクションが生んだヒーローアニメの名作『新造人間 キャシャーン』を、山内重保監督×マッドハウスという意外な布陣で復活させたTVシリーズ『キャシャーンSins』。これまでOVA、実写映画とリメイクを重ねてきた人気タイトルを、山内監督は独自の作風で染め上げ、物悲しくも美しい異貌の傑作を生み出した。「滅び」が蔓延する絶望的世界を旅する中で、記憶を失った主人公キャシャーンは己の生まれた意味と忌まわしい過去を問い続ける。胸をえぐるハードな展開、過度な説明を廃したミステリアスな語り口、ダークなパッション迸る映像美は、TVアニメとは思えない緊張感で視聴者を圧倒した。また、山内監督とは『も〜っと! おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ』『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』などの作品で組んできた

  • WEBアニメスタイル_COLUMN辻田邦夫/『キャシャーンSins』色彩設計おぼえがき(その1)

    3月いっぱいで「ゲゲゲの鬼太郎」(第5期)のTV放映が終了することになっちゃいました。最終話はちょうど100話になるようです。 100話。 去年僕が関わって作った『劇場版ゲゲゲの鬼太郎・日爆裂!』が、「ちょうどシリーズの100話くらいにつながるエピソードになるんです」とプロデューサーが言ってたのを思い出しました。どうするんでしょう? 残りの「妖怪四十七士」(汗)。う〜む……。他人事ながらちょっと気になる今日この頃であります。 さてさて。 MBS他、各局深夜枠で絶賛放映中の『キャシャーンSins』、そのDVD&Blu-Rayがいよいよ発売開始です。僕が色彩設計で参加してるこの作品、「とにかく皆さん、是非とも買ってください! 特にBlu-Rayの方を!」ってことで、今週から4回に渡って「『キャシャーンSins』色彩設計おぼえがき」をお送りいたします! まず今週は、BOX1に収録の第1話〜第6

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    llil 2011/09/06
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第311回 『めぞん一刻』の路線変更

    前回(第310回 『めぞん一刻』)で触れたように、『めぞん一刻』は2度もメインスタッフが交代している。最初の入り替わりが27話だ。ここで、チーフディレクターが安濃高志に、シリーズ構成が伊藤和典に、キャラクターデザインが高田明美になった。それだけでなく、カラーコーディネーターとして、スタジオジブリの作品でお馴染みの保田道世が参加。音楽も杉山卓夫から、川井憲次に交代(さらに38話から、杉山卓夫と川井憲次の連名になる)。 スタッフが入れ替わると同時に、映像の作りも変わっている。以前、「この人に話を聞きたい」で、高橋ナオヒトに登場してもらった時(第42回 2002年4月号 VOL.286)に、その話題が出た。以下に該当箇所を引用しよう。 高橋 レイアウトに対する見方、テクニックのようなものは『めぞん』である程度覚えました。当時『めぞん一刻』に参加した人は、忘れられない事だと思うけど、あの作品って監

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    llil 2011/09/06
  • WEBアニメスタイル | 【アニメスタイル特報部】この春いちばんのヒール役だった!?『迷い猫 オーバーラン!』各話監督制のヒミツ

    【アニメスタイル特報部】この春いちばんのヒール役だった!? 『迷い オーバーラン!』各話監督制のヒミツ この春いちばん話題になった番組が、『迷い オーバーラン!』だろう。公式サイトでは、放映直前まで監督名は「交渉中」と表記され、何事かとアニメファンの注目を集めた。スタートしてみれば、「各話監督制」という珍しい制作方式で、さらに注目の的に。しっとりした人情話から、ブルマかスパッツかを巡るドタバタ、果てはロボットアクションまで、各話のバラエティに富んだ作りが目を惹いた。なぜこのようなやり方で制作する事になったのか。特殊な制作方式ならではの苦労はあったのか。ジェネオン・ユニバーサル・エンターテインメントの中山信宏プロデューサーに、改めて狙いを聞いてみた。 ── どうして各話監督制でやろうという事になったんでしょうか。 中山 実は最初、とある監督にオファーしていたんですが……その方がこちらのオ

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    llil 2010/08/05
    中山P/ 迷い猫/
  • WEBアニメスタイル | フジテレビ山本幸治プロデューサーが語る “ノイタミナ”の軌跡と、新たな展開(前編)

    4月から1時間枠となるフジテレビのアニメ放送枠“ノイタミナ”。2005年に『ハチミツとクローバー』でスタートをきって以来、『モノノ怪』『のだめカンタービレ』『東のエデン』と、数々の話題作・意欲作を世に送り出してきた。4月からの新番組も、オノナツメ原作×望月智充監督の『さらい屋五葉』と、森見登美彦原作×湯浅政明監督の『四畳半神話大系』の2立てという、攻めの姿勢を全く崩していないラインナップ。以降も実写ドラマ版「もやしもん」や『屍鬼』『海月姫』など、興味をそそるタイトルが目白押しだ。 常にフレッシュな感覚を維持し、唯一無二のレーベルとして走り続けてきた“ノイタミナ”。その軌跡と、これからの展望について、フジテレビの山幸治プロデューサーにお話をうかがってきた。 ●PROFILE 山幸治(YAMAMOTO KOJI) 1975年生まれ。ノイタミナ枠の設立からプロデューサーとして参加し、『ハチ

  • 第25回アニメスタイルイベント「フリクリのナマコメ」 (WEBアニメスタイル)

    日時■2005年9月19日(月) 18時半~ 会場■LOFT/PLUS ONE 出演■鶴巻和哉、平松禎史、榎戸洋司、今石洋之、小黒祐一郎 司会■とろ美 『フリクリ』DVD-BOXに続く画コンテの発売を記念して催されたイベント。お客さんの目の前で映像を観ながら、監督以下スタッフがその場で解説を加えるという初の試み「ナマコメ」は、はたして成功するのか、それともグダグダに終わるのか? 当日、入場開始時刻。すでに会場のLOFT/PLUS ONEは文字通りの超満員(入口にすらたどり着けないお客さんが約40人!)。とうとう楽屋まで追い出されたゲスト・スタッフ一同が「おかしい、ゆるいイベントのはずだったのに……」と恐々としている間にも、フロアの熱気はどんどん高まるばかり。後で聞いたところによると、総入場者数は242人で、LOFT/PLUS ONEとしても記録的な動員数だったそうだ。 そんなアツイ状況

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    llil 2009/11/12
    2005.09/ 鶴巻和哉/ flcl/
  • WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう

    小黒 『ガンダム』に話は戻りますが、原画になられて、楽しく仕事できたんですか。 板野 やってましたよ。なんかね、名前が出てなくても、例えば、ハモンがカーゴで突っ込んでいった時の着弾や爆発とか(21話「激闘は憎しみ深く」)。ゴッグが地上用の対空砲台を鈎爪でバーッと潰して海から出てくるやつとか(26話)。あの辺も基的には自分の原画なんで。 小黒 そうなんですか。 板野 だから、あの当時の爆発って、青鉢(芳信)さんの迫力のあるでっかい爆発と、中村プロのブラシを何枚も適当に重ねて差し替えちゃう爆発と、安彦さんのきれーいな爆発と、あと僕が描いていた爆発と、そんなんがあったんですよ。 小黒 なるほど。 板野 安彦さんは途中で入院されていなくなっちゃうんで、後半から、やっぱり大変だったんですけど。 小黒 最終回で、キシリアが頭を飛ばされるじゃないですか(43話「脱出」)。あそこは板野さんじゃないですか

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    llil 2009/08/01
    作画/ 板野一郎/ 坂野サーカス/
  • 第129回 OPと金田さんと次の仕事 - WEBアニメスタイル_COLUMN

    『化物語』オープニング(真宵編)が無事放映されてホッと一息しています。今回の仕事は自分的にはかなり珍しい仕事でした。なぜか? それは、 からです。だいぶ前に書いたと思いますが、俺、自分の演出作品の場合、自ら原画は描かない主義でした。「でした」ってゆーのは、最近少し宗旨が変わった部分があったからでして。 ま、今回に関しては、急に決まった仕事で原画マンの集まりが悪かったのも理由のひとつですが、それよりももっと単純な理由で、 つまり今までみたく、ストイックに「演出、演出……」言って、人の描いた原画を修正してストレスを溜めるより、たとえ数カットとはいえ、「自分が描きたい!」って気持ちを素直に解放していった方が、フィルム全体にもよい影響を及ぼすのではないか? と思い始めたんです。 と言っても、この『化物語』オープニング(真宵編)で自分が担当したカットは全37カット中、 ・編み物する真宵(1カット)

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    llil 2009/07/31
    化物語/ 作画/ 演出/ op/「COLUMN - 板垣伸 第129回 OPと金田さんと次の仕事」
  • animator interview 板野一郎(1)- WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう

    『伝説巨神 イデオン』や『超時空要塞 マクロス』での板野一郎の仕事は、実に斬新なものだった。かつてないほどにシャープであり、リアル。しかも、アニメならではの映像の快楽がそこにあった。彼のハイスピード&アクロバティックなアクションを、ファンは“板野サーカス”と呼んだ。彼は、メカアニメの歴史を語るうえで決して忘れてはいけない存在だ。 このインタビューは、彼の主催するD.A.S.Tで行われた。板野さんが描くメカアクションは勿論かっこいいのだが、ご自身の仕事ぶりや人柄も、それに負けないくらいパワフルだ。取材時のトークも、熱のこもったもので、インタビュアーの小黒もちょっと圧倒されてしまった。話題は“板野サーカス”を生んだアニメーター時代と、「ULTRAMAN」「ウルトラマンネクサス」等の3DCGについてが中心である。 2004年10月4日 取材場所/東京 D.A.S.T 取材・構成/小黒祐一郎 19

    llil
    llil 2008/12/23
    2004年10月
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