Windows 10でWSLを使っていたら、パッケージマネージャーaptコマンドが失敗することがあった。しかし、同じコマンドを繰り返すとうまくいく。結論からいうと、DNSの応答が遅く、そのためにインターネット側のリポジトリとの接続が正しくできなくなったためだった。症状は、Windows 10マシンで発生したが、筆者宅のマシンでは、発生するものとそうでないものがある。Windows 10固有の問題というわけでもなさそうだ。 最初は、単にインターネットが遅いのかと速度を測定してみることにした。これには、“speednet-cli”をつかってみた。Win32側などGUIが使える環境なら、WebブラウザでSpeedtest.netを開けばいい。実際に比較してみたところ、1~2割程度の差しかなく、遅いと感じるほどの差はなかった。 次にnslookupの速度を測ってみた。それには、bashのtimeコ