背景 JavaScriptを書いていて、オブェクトが存在しないうちに要素を参照してエラーになってしまう。そういった事態を避けるためには、存在チェックをする必要があります。今回は、バグ修正を行う中で存在チェックの方法について調べたので、それらの方法と使うべき場面について私見を述べます。 目次 前提 falsy(偽値) 論理積 等価演算子と厳密等価演算子 判定方法アイデア 1.undefinedとの比較 2.undefinedがfalsyであることを利用 3.オプショナルチェーンを利用 まとめ 前提となるJavaScriptの仕様 falsy(偽値) JavaScriptでは、条件文や繰り返し文などの場面で、強制的に論理型に型変換して偽となる値(falsy)という概念があります。以下はMDNに書かれているfalsyのリストです。 null undefined false NaN 0 -0 0n