インターネットなど存在しなかったずっと昔から、「心が弱っている人を狙う詐欺師」はたくさんいました。 たとえば子供が不慮の事故で亡くなった親のところには、 ・子供が成仏できずにさまよっている。今なら特別に、偉い先生がありがたいお経を唱えてくれる。 ・こんなことが起ったのは悪い霊がついているからだ。お祓いをして、この聖水を毎日、仏壇に供えなさい。 ・玄関の方角が悪いからこんなことになったのだ。すぐに改修したほうがいい。 みたいな人がやまほど集まってくるんです。 最初は「大変でしたね。悲しいですよね。実は私の姉の家でも同じような不幸がありまして・・・」みたいな感じで、心弱っている人に 寄り添う 言葉をかけてくるのだけど、 最後には高価なお札やら壺やら聖水やらを買うことになったり、 全財産を寄付して家中の悪い運気を落としましょう、みたいな話になったりします。 子供が死んだ親にだけでなく、働き盛りの