Excelで作ったツールの運用に一定の“ルール”を定めておくと、業務の引き継きがスムーズになるだけではなく、情報システム部門と利用者部門の関係性や業務効率にも好ましい変化が訪れる。 第1回『情シス部門とユーザー部門、恩讐を超えて』では、ExcelによるEUCの推進は、情報システム部門にも利用者部門にもメリットが大きいことを事例とともに紹介した。今回のテーマは、「Excelで作ったツールの引き継ぎ」である。 業務の引き継ぎは日常的に行われるが、業務の一部にExcelツールを使ったプロセスが含まれていることが多い。このためツールの引き継ぎも必要になるわけだが、インフラ整備や戦略的なシステム実現など、本来の仕事に集中するために、そのほかの雑務をできるだけ減らしたい情報システム部門にとって、Excelツールの引き継ぎは「できるだけ触れたくない」というのが本音であろう。今回は、そんなExcelツール
