TCP/IPの通信と名前 TCP/IPはコンピュータのデータ通信を行なうために作られたプロトコルスイート(プロトコル体系)である。TCP/IPでは、通信に使用する回線やアプリケーションの種類が異なっても、共通の仕組みを利用できるようにするため、「アプリケーション層」「トランスポート層」「インターネット層」「ネットワークインターフェイス層」の4つの階層に分けて組み立てられている。 アプリケーション層は、いわゆるアプリケーションソフトウェアが動作する階層で、通信データの起点と終点となる階層である。このアプリケーション層において通信を行なう起点と終点は、文字の組み合わせである「名前」で識別される。しかし、名前のまま通信が行なわれるわけではなく、実際には各階層のプロトコルに応じて番号やアドレスといった数値情報に置き換えられ、その情報によって宛先を示すようになっている。 アプリケーション層の名前 た
![TCP/IPで使われるIPアドレスとポート番号 (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c2dc8be7a479b6b5649ff981c79a7ac1f6146bb0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F11%2F16%2F1528879%2Fl%2F14819bb73de746e3.png%3F20200122)