7.何が悪かったのか分からない 一部のプロジェクトでは、なぜか状況が悪化していき、そこから抜け出すことができない。そのプロジェクトが失敗した原因を調べても、誰もが納得できる1つの原因が見つかることはない。それでもプロジェクトが軌道から外れていくときには、理由は分からないながら、問題が起きていることは誰でも分かる。このような状況は、ばつの悪いものになり得る。プロジェクトが失敗しつつあるのは明らかなのに、理由が分からないということがなぜ起きるのだろうか。これは普通、「じわじわと死に至る」ケースだ。プロジェクトリーダーが病気になり1週間遅れた、ハードウェアの故障でサーバが1日ダウンした、QAスタッフの家族が亡くなった、などといった仕方のない問題が積み重なって、作業の遅れが致命的になる場合がある。とにかくがんばって進めれば、この謎の問題はなくなり、プロジェクトはまた順調に戻ると思ってしまうことも多