最近のWEBブラウザは、いろいろ気遣いしてくれます。閲覧したWEBサイトの履歴を残すのはもちろん、ユーザID/パスワードの自動保存機能など、さまざまな機能を提供してくれます。そのぶんプライバシーに関わる情報が求められますが、利便性には代えられません。 一方、自分以外の誰にも閲覧履歴を見られたくない、ページを閉じたら一切合切の情報を消去してほしい、という声も存在します。そんなニーズに答えるSafariの機能が「プライベートブラウズ」、ページを閉じれば履歴を含むすべてのデータが消去され、プライバシー保護に役立ちます。 iOS 17では、そのプライベートブラウズが強化されました。使用していないときにはロックされるようになり、解除には生体認証(Face ID/Touch ID)またはパスコードの入力が必要になりました。トラッキング対策も強化され、訪れたWEBサイトによる行動履歴の収集が制限されます