「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及(図)。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した(表)。
「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及(図)。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した(表)。
自分のブログに書こうとも思ったのですが、会社が特定されてしまいそうなのでここに書きます。どこかに書かなければならないと思ったのは、この事実を誰かに伝えなければならないと思ったからです。 私が勤めていた会社はシステム屋さんです。2タイプの職場があって、一つはお客に注文を受けてシステムを開発してリリースして終了。もう一つはお客の会社に居候させてもらってシステムの維持管理をするというものです。私は後者のほうです。 お客は工場も複数構える結構大きな企業で、様々なプラスチック製品やコンピューター部品を作るところであります。日本だけじゃなくて海外とも取引があったと思います。 1. コンピュターシステムの入れ替えを要求されるこの不況のなか、様々な設備投資の資金を抑える事を進めていた中で、システムについても、もっとコストの安いものをと以前より私の会社の上役達と試行錯誤を繰り返してきたのですが、そもそものお
Web担当に異動してからの数々の功績によって、星野君はすっかり「社内のセキュリティ何でも屋さん」状態だ。いままでに発見し対処してきた脆弱性は、SQLインジェクションにクロスサイトスクリプティングなど有名どころを一通り。今日はひさびさの休日。飼い猫たちとのんびり、ゴロゴロしていると……。 今日は日曜日。星野君は自宅でゴロゴロしていた。山下君が家にやってくる予定なのだが、約束の時間まであと1時間くらいある。特にすることもないので、飼っている猫のクロとシロと遊んでいた。 クロはやんちゃで自由奔放、シロはおとなしくかなりの甘えん坊と、まったく正反対の性格の猫だ。星野君がシロと遊んでいると、クロが邪魔をしてくる。「そうかそうかこっちもかまってやらねば」と思ってクロの方に注意を向けると、途端に「興味なんてないもんね」といっているかのようにそっぽを向いてしまう。そんないつもの光景だった。 「ピンポーン」
「ヒトもカネもない中小企業でも,やればできる」---菅雄一氏は関西のある企業のたった一人のシステム担当である。従業員約200人の製造業で,ほぼ独力でネットワークを引きサーバーを立て,社内向けのグループウエアや顧客向けのQ&A情報検索システム,販売システムなどを構築してきた。 ミドルウエアとして使っているのは,すべてオープンソース・ソフトウエア。ハードウエアの代金と回線料を除けば,費用はほぼ菅氏の人件費だけだ。 最初はエラーの連続 菅氏がシステム内製を始めたのは,2000年に同社がインターネットに接続したことがきっかけだった。この時,インテグレータから提案されたサーバーの費用は,営業所や本社のパソコンの設定変更,ファイアウオールなどを含めて100万円以上。それを見た菅氏は「10万円のパソコンにLinuxを入れればもっと安くできるのに」と思った。 菅氏は思っただけでなく,実際に行動した。自前で
「21世紀にssh(1)でtarとかありえない」みたいなことを書いたけど、使ってるツールそのものに加えてありえないのは、バックアップに求められる要件がありえない。20世紀だったら単なるファイルのコピーでもよかったかもしれないけど、今時要求されるバックアップってそんな単純なものじゃない。バックアップしたファイルの暗号化、通信経路の暗号化、柔軟な差分とスケジュール、複数のストレージへのバックアップとか。バックアップ対象にWindowsが入ってないし。 「2008年の」とか「最近の」というキーワードなら、ファイルシステムのスナップショット機能を活用したバックアップだと思う。UFS2とZFSで使える。LinuxならLVM。 FreeBSD UFS/ZFS Snapshot Management Environment sysutils/freebsd-snapshot Solaris ZFS Ad
すこし前にはてなスターのリリースがされたのですが、サービス開始直後にありがちなことに、時々負荷で遅くなったり、アクセスしにくくなったりしてしまいました*1。これではいけない、ということで、すぐ次の日に、バックエンドのサーバを一気に10台近くまで増やして、おおむね快適に使える状態になっていると思います。この時に、新しいサーバをまっさらな状態から、だいたい30分程度で本番投入することができていました。これを、どのように実現したのかを軽く紹介したいと思います。 ちなみに、サービスの重さは、サーバ増強だけで済むものではなく、それ以降も、Javascriptが重い!とか、アプリケーションロジックで重いSQL を走らせてしまって遅いという問題は何回かありました。が、そこはインフラではなく、アプリケーションの問題で、アプリケーションの改善は、継続的に進んでいると思います。ので、今回は、インフラの話に限定
_ [ネットサービス] Yahoo! Pipes で del.icio.us のフィードをフィルタリングする eban さんがdel.icio.us の rss を Yahoo! Pipes でフィルタリング したというのを読んで私もやってみることにしました。 大まかには Yahoo! US に登録 Pipe を作る 作った結果の RSS を bloglines に登録 Pipe 作成を細かく説明しますと、 User Inputs の URL Input を配置。default に http://del.icio.us/rss/tag/rails を入力。Name と Prompt は適当。他は空白のまま。 Sources の Fetch を配置。URL Input と繋ぐ。 Operators の Filter を配置。Fetch と繋ぐ。"Block" items that matc
サーバーを統合しようとする企業が増えている。2000年問題を機に多くの企業がシステムを抜本的に見直して約5年。「2003年あたりから徐々にサーバー統合を実施する企業が登場し始め,ここに来て本格化している」(あるサーバー・メーカー)。多数のサーバーが散在し,予想を超える運用管理コストの増加につながった。この問題を解決するために,ハードウエアのリプレースに合わせ,多数のサーバーをまとめていく。これが,このところのサーバー統合の流れだ。 2000年当時と比較して,ハードウエアの性能は飛躍的に向上している。複数のサーバーを一つにまとめる能力は持っている。「仮にサーバーの統合をしなくても,サーバー機をリプレースするだけでも効果を見込める」(あるサーバー・メーカー)。ハードウエアをリースで調達しているような場合など,価格性能比の大幅な向上により運用コストを圧縮しつつ,サービス・レベルも高められる。これ
貧乏金なし。当たり前。暇なしなので亀ですが、 TVではかき消せない、permalinkの威力 -404 Blog Not Found- 少なくとも、「東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ」ぐらいは、言う資格があると思う。 にぽたん援護射撃は出尽くしているようなので、心はともかく身はどちらかというと「東証」ケースに近い側に置く立場として、あえてそっちの弁護を書くとしてみる。 別に弾さんはLivedoorを擁護しこそすれ「東証」ケースを攻撃しているわけではないのではあるけれど。 中にいて判るがまあSIerというのは、それも大手ともなるととにかく効率が悪い。 全然利用されるケースが違うとはいえ、かたや万、十万人単位のユーザが使うサービスを十数人でやりくりしてるのに比べ、うちのケースだと3桁程度のユーザが使うシステムを3桁程度の開発者で作ってたりもする(扱うデータ量はうちのが
2006年02月12日02:36 カテゴリMoneyiTech 結局一番かわいそうなのは 私自身、Livedoor Blogと東証を比べるのは「ふじ」とApple Computerとリンゴ・スターと椎名林檎を比べるほど乱暴な議論だというのは256も承知している。というのをねねさんをはじめとする懸命な読者のみなさんに言うのもやぼではあるのだけど。 ここギコ!: Livedoorと東証を比べるのも可哀想 にぽたん援護射撃は出尽くしているようなので、心はともかく身はどちらかというと「東証」ケースに近い側に置く立場として、あえてそっちの弁護を書くとしてみる。私自身、出自は「Webエンジニア」というより「Networkエンジニア」で、InternetとはいってもRouterのように比較的「止まるのが許されないもの」も扱ってきた経験もあるので、「いまどきのWebエンジニア」よりは、基幹システム系の心情
ワコールは2月8日から,約3カ月にわたって閉鎖していたECサイトを再開する。ワコールオンラインショップで不正アクセスによる個人情報漏えい事件が発生したのは2005年11月。5124件の情報の中にはクレジットカード番号が含まれた情報もあり,カード番号を不正使用された顧客の問い合わせにより発覚した。 不正アクセスに使用されたのは,SQL文を外部から送り込む「SQLインジェクション」と呼ばれる手口だ。このSQLインジェクションは,2005年5月に発生したカカクコムやOZmallなどへの不正アクセス事件でも利用されたとされる。 特にカカクコムの事件は全国紙でも報道されるなど,大きな話題になった。にもかかわらず,ワコールの事件は発生した。教訓は生かされなかったのだろうか。 実はワコールの担当者は,システムを開発したNECネクサソリューションズに対し,2005年7月末に問い合わせを行っていたという。「
ライブドアが証券取引法違反の疑いで家宅捜索を受けてから3週間、同社の堀江貴文元社長が逮捕されてから2週間が経った。「こういう時だからこそ、品質を落とさないよう踏ん張りたい」――同社の技術に誇りを持つ、ネットサービス事業部システム開発グループの谷口公一テクニカルディレクターは、静かにこう話す。 あの事件をきっかけに、マスコミは一斉に同社を叩いた。同社のサービスすべてを「虚業」と呼び、「技術がない」と決めつける一部の報道に、地道に技術を磨いてきた同社の技術者はやるせない思いをため込んできた。「一番ひどかったのは、ワイドショーでした。コメンテーターが『ライブドアのすべてが虚業だ』と、すごい勢いで叩かれて……」 コメンテーターがライブドアを叩いていたその瞬間も、ポータル「livedoor」は動いていた。ポータルは連日のテレビ報道の影響でアクセス数が急増。想定アクセスをはるかに上回った日もあったが、
システム障害の根本的な原因は、IT部門の弱体化にありそうだ。こんな考えを持ち始めた業界関係者はきっと多いことだろう。証券会社のIT部門に在籍したことのある東京情報大学の玉置彰宏教授もその1人だ。ITは本流でないとし、IT部門を縮小したり子会社化したりする。さらにIT子会社を売却してしまう。そんな企業がIT部門の人材育成に力を入れるわけもなく、システム開発はITベンダーに丸投げする。 弱体化したIT部門は、システム障害が起こると、ITベンダーに対策を命じるだけ。右往左往するだけのIT部門は、ITベンダーに開発や運用を委託したのだから、責任はすべてITベンダーにあると社内や世間に訴える。もちろんITベンダー側にも責任はあるのだろうが、11月1日にシステム障害を起こした東京証券取引所はその典型に見える。 厳しい経営状態に陥った企業、IT活用をあまり重要視していない企業の中には、IT投資の削減をI
●実は手遅れな東京証券取引所のシステム処理能力拡大策 東証の社長が株式売買システムの約定処理能力について「1日当たり700万件以上に引き上げたい」との意向を表明したそうです。 【東証問題】「約定能力を700万件以上に引き上げたい」、西室社長兼会長が表明 東京証券取引所の西室泰三社長兼会長は1月19日、株式売買システムの約定処理能力について「1日当たり700万件以上に引き上げたい」との意向を表明した。現在のシステムでは、1日当たり450万件が限界。1月30日のシステム刷新で約定処理能力を500万件まで拡大するが、さらなるシステム拡張をしたいとの考えを示した。 東証は1月18日、ライブドアの強制捜査開始による影響で約定件数がシステムの限界に迫り、午後2時40分に東証1部・2部・マザーズ市場の全銘柄の取引を強制的に停止した(関連記事1、関連記事2)。当日の会見で、東証は「年内にも1日の注文処理能
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