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笠井潔に関するlotus3000のブックマーク (9)

  • (メモ)「加害者を反省する大連合」の結成と終焉 | 私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

  • 〆切が迫っているのだが - shinichiroinaba's blog

    別のことを考える。 佐藤亜紀がなぜあれほど小松左京を持ち上げることに対して苛立っているのか。それにはちゃんとした理由がある。それはおそらく、伊藤計劃について小松左京、そしてとりわけ山田正紀の影響を指摘した発言に対する反発とも関係がある。 件のtweetで小松左京についてはひととおりのことはすでに佐藤は語っているし、更に笠井潔の若書きの小松左京論への苦笑交じりの肯定的コメント(発見できなかった。佐藤氏のブログの検索機能はどうなってるんだ)もなんとなくわかるのだが、山田正紀についての強い拒絶と軽蔑はどこからくるのか。山田正紀が「残念な作家」であるということについては、少なくとも80年代までに限っては同意する(その後は読んでいないので衡平な判断はできない。『機神兵団』ラストについては腰が抜けた)が、彼の残念さ(『終末局面』や『幻象機械』のとほほなオチに代表される)がどこに由来するのか、そこに深堀

    〆切が迫っているのだが - shinichiroinaba's blog
  • 生きながらにして虚構に葬られ - 失踪ヒッチハイクガイド

    はじめのはじめに これから書かれることの結語としては、「結果として、他者というものは、不幸のもとでもあり、幸福のもとでもあるという認識だろう」という、極めて常識的なことしか述べていない。また、多くの点を大澤真幸が書いた新書『不可能性の時代』に書かれていることであり、またもう一つとして笠井潔の『テロルの現象学』を補助線に引いている。その延長上でしかない。もししっかりとした論考を読むならばこちらをお薦めする。それでも、読まれる方がいるならば、先に進んでほしい。 なお、この文章は今なお虚構の檻の中で叫ばざるを得ないK氏、および虚構性に対抗して傷ついた多くの人々に捧げられる。彼らがいなければ、この文章は書かれなかっただろう。はじめに 二〇〇七年から二〇〇八年にかけて、僕はヒッチハイクを繰り返しながら、ネットで行われる様々な事件には無頓着で、改めて実家に帰ってきて、ネット環境が整い、日々の雑務をこな

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    引越し遍歴パートⅡ 2018年に「上京して10年で引越しを6回した」というブログを書いた。 月日は流れ、あれから6年…さらに2回の引越しをした。ホテル暮らしも含めると3回かもしれない。 前回の記事では主に神奈川〜千葉〜東京の引越し事情を書いた。関東の浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んでいたに過…

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  • 『テロルの現象学―観念批判論序説』について - dzogchen’s diary 薔薇十字制作室 はてな出張所

    ※初出は、ミクシィのレビューです。 笠井潔は、『テロルの現象学―観念批判論序説』を、自分が「連合赤軍事件に対して有責であるという思い」から書いたという。有責であるというのは、かつて黒木龍思というペンネームで「拠点」「情況」「構造」「革命の武装」といった新左翼系理論誌で評論を書き、党派活動に関与していたためである。笠井は、マルクス主義は論理必然的に連合赤軍事件のようなテロリズムを生み出すという認識に到達し、戸田徹・小阪修平らとともに「マルクス葬送派」を標榜するようになる。 日の「マルクス葬送派」は、フランスにおける「新哲学派」に対応している。フランス思想史を概観すると、実存主義−構造主義−記号論−ポスト構造主義という流れの後に浮上してきたのが、「新哲学派(ヌーヴォー・フィロゾフ)」である。アンドレ・グリュックスマンの『料理女と人喰い(邦訳名:『現代ヨーロッパの崩壊』新潮社)と『指導者=思想

    『テロルの現象学―観念批判論序説』について - dzogchen’s diary 薔薇十字制作室 はてな出張所
  • 一人戦後史 ここまでのおさらい

    一人で、戦後史をなぞってきた。自分の思想の変遷をふりかえって、そう思う。 政治的に目覚めたのは、高校時代だった。 当時、推理作家をめざしていて、へタクソな創作活動にうちこんでいた。森村誠一や小松左京のを読んで、やっぱり作家たるもの、政治や社会のこと、よく知らなければいけないんだな、と思って「ニュース・ステーション」を毎晩欠かさず見るようになった。国会中継を録画予約して、学校から戻ると見るような、考えてみればヘンな高校生だった。 当時、売上税や防衛費の対GNP比一%枠突破問題がさかんに論議されている頃で、ある日、日共産党のビラと出会った。それで共産党の支持者になって、何度か地元の共産党議員事務所を訪ねていった。民青に誘われたこともあるが、「過激派」かもしれないと誤解して断わった。 それから学校内でいろいろと政治的発言をくりかえすようになった。ホーム・ルーム委員だったぼくは、その時間をまる

  • 「好運にめぐりあえなかった金持」のためのエチュード - たいしゅううんどう

    「好運にめぐりあえなかった金持」。確かにそうだ。世界を来自分のものだと信じ込んだ人間、ところが世界は他人たちのもので、自尊心が傷つけられるものだから、世界を粉々にしてやろうと思いたつ人間、「好運にめぐりあえなかった金持」こそが、ラディカルに観念を疎外するのである。「好運にめぐりあえなかった金持」が地下室の住人の質だ。地下室の住人は、なにもかもが愚劣で無意味だと地上の世界を非難する。しかし同時に地上に対して卑劣なあこがれを抱き、この感情をもてあましているのが地下室の住人なのである。彼は考える。どうせ地上に出られないものならば、地上などは炎のなかで滅びてしまうがいい……。(『テロルの現象学』,笠井潔,1993,ちくま学芸文庫,p071-072)ぼくときみとヘーゲル笠井潔氏が、いわば既に「終わりつつ議論」――だが幽霊的に回帰してくる議論として――セカイ系を如何にして議論しているのか、私は知る

  • 日記&ノート(転叫院) - 知識や教養がモジュール化された後に……

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

    日記&ノート(転叫院) - 知識や教養がモジュール化された後に……
    lotus3000
    lotus3000 2009/11/10
    "日記&ノート(転叫院) - 知識や教養がモジュール化された後に……"
  • 笠井潔『例外社会』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    さる私淑する人が、「批評は疥癬である」と書いていたことがある。私もそれを認めるにやぶさかではない。というのも、日々生きているうえでどうにも生まれてくる違和感のようなもの、それをなるべく強度ある言葉で語ろうとするのが「批評」だと私は考えているからだ。それが疥癬ではなく、他の何でありえようか。 こうした出発点に立つと、笠井潔の『例外社会』(朝日新聞出版)は、ここ数年の日語で書かれた批評文のなかで群を抜いて素晴らしいものだった、と言うことができる。掻きむしり甲斐がある、掻いた後に何かが生まれそうな気がする、と言えばよいだろうか。 細かな部分で違和感を覚えるところも少なくない(特に第六章)が、それを補って余りある、論の全体を包む強靱な体系化への意志に心打たれたのだ。1930年代と2000年代の相同牲を、執拗な思考の運動によって描ききっている。だからこそ「例外国家から例外社会へ」という社会システム

    笠井潔『例外社会』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
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