場所は詩人の母校である京都の同志社大学の校庭の中央で、大学の後輩である尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩碑すぐ隣だ。除幕式はこの日、田端信広同志社大学長と詩人の遺族、韓国文壇関係者らおよそ100人が出席し、挙行された。 詩人の代表作『鴨川』を刻んだ横1.8メートル、縦1.2メートル、幅70センチの大きさの詩碑は詩人の故郷である忠北沃川(チュンブク・オクチョン)の花崗岩で製作された。 田端学長は「鄭芝溶が若いころ、文学の授業を受けた大学の校庭に詩碑が建てられたことは、この上なくうれしい」と所感を明らかにした。 鄭芝溶氏は1923年、同大学英文科入学し29年に卒業した。詩人は留学中だった26年、国内文壇に登壇し、日本文芸誌にも詩や随筆などを発表した。 尹東柱の詩碑の横に鄭芝溶の詩碑が建てられたのは偶然ではない。詩人鄭芝溶を欽慕していた青年詩人尹東柱は、鄭芝溶が勉強した同志社大学に留学を決める。42年