『具体と抽象』 人間の世界で生きていく上で「抽象化」がどれだけ大事かを説いている本です。 シンプルな言葉と最低限の文章および漫画でまとめられてますが、深い内容なので繰り返し読んだほうがいいと思います。 自分はオーディブルの朗読版を数回聴きました。漫画の部分も音声だけでうまく表現されてます。 ブログで本を紹介する上でも具体と抽象を行き来する能力が重要になってくるわけで、自分はもっと精進しなきゃと思いました。 人間は抽象化でサバイバルしてきた 俗世間では、具体的であるほど良くて、抽象的なものは悪だというイメージを持たれがちですが、そのような考え方は非常にもったいない。 というのも、人類というのは抽象化という能力を駆使して科学や文化を発展させ、生き延びてきたからです。 僕たちが普段使っている言葉や、数の概念なんかも抽象化の産物です。 たとえば数字が存在しなかったり、モノを数えるという考え自体が存