6年ぶり出場の西日本工大(九州地区北部)は上武大(関甲新)に惜敗。150キロ左腕の隅田知一郎(ちひろ)投手(4年・波佐見)は毎回の14奪三振だったが、プロ注目のブライト健太外野手(4年・葛飾野)に決勝ソロを浴びた。 1球に泣いた。140キロ後半の直球とチェンジアップ、カットボールなどを低めに集め4安打1四球の隅田が「あの1球だった」と振り返ったのは2回先頭の4番ブライトへの3球目。直球を3球続け、1ボールから左翼ポール際へ大ファウルされた後に左中間席に運ばれた。大学で初めての全国舞台で快投した左腕をソフトバンク三笠GMらは高く評価。しかし、本人は「ブライト選手を直球で抑えれば、他のバッターにもストレートを意識づけられると思った。もう少し低めにいっていれば」と残念がった。