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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (6)

  • 否定の深度について - レジデント初期研修用資料

    「いい仕事してますねぇ」の、「なんでも鑑定団」に出てくる鑑定人、中島誠之助の語りが素晴らしいと思う。いかがわしさと人当たりのよさと、矛盾が見事に同居しているようなあの話芸は、出品されたものが「贋作」であったときに、出品者を否定するときに威力を発揮しているように思える。 欠けているものと過剰なもの 鑑定を依頼された何かが「偽物」であったときには、鑑定人の人たちはたいてい、「これは物ではありません」と、冒頭に宣言する。宣言したあと、「依頼品にはこの要素が欠けています」と、物に比べて、足りないものを指摘する。やりかたとして、これは全く間違っていないけれど、鑑定を依頼した人は、「欠けている」その依頼品を嫌いになってしまう。 中島誠之助が偽物を鑑定するときには、「もしも」から入る。 「もしも物だったら」で語りをはじめて、それが素晴らしい価値を持つこと、当時人気があったこと、現存していればすごい

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    m205 2011/02/03
  • 二日酔いの治療

    二日酔いの治療

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    m205 2009/02/16
  • 「コンマ秒」の改善が人の振る舞いを変える

    n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる。 待ち時間を短くすると、みんな「便利だ」なんて思うけれど、人の振る舞いは、そんなに変わらない。 短くなった待ち時間をさらに短く、「ゼロ」に向けた最後の最後、ごくわずかなその改良が、 しばしば人の振る舞いを一変させる。 YouTube がもたらしたもの ライターの渡辺祐は、「アレってどんな曲だったかなあと思ったら即、YoutubeとiTunes Storeでリサーチします。 CDラックまで行かずとも調べ物ができるのが、締め切り前など特にありがたい」なんて、 YouTube 以降変化した、自らの振る舞いを語っている。 プロの評論家はもちろん、手元にオリジナルの音源を持っているのだろうし、 恐らくは自宅には、参考文献だとか音源だとかが山と積まれた書庫があって、 ちょっと歩けば膨大な資料に当たれるん

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    m205 2008/12/09
    「診察の要らない病院」
  • 地雷原の歩きかた - レジデント初期研修用資料

    救急外来とか病棟での振る舞いかたについて。 健全な相互不信を育む お互いが寄っかからないで、常に頭を使い続ける状況が、一番自由だなと思う。 使わなくなった筋肉は、その瞬間から萎縮が始まる。相手を無批判に信頼すれば、 必ず何かが、来人として持っていないといけない大切な何かが、 使われなくなって萎縮する。 相手を信じること、あるいは甘言弄して信じさせることはあっけないぐらいに簡単だけれど、 信頼は飽きられる。よくなった要素というのは、「よく」した側が意図しているほどには伝わらなくて、 それが再び悪くなって、初めて「よかった昔」が実感される。 「よくない」状況に陥ったときの驚きは、そうなる直前まで、相手に抱いていた信頼に 比例する。相手を無批判に、無邪気に信頼するひとは、状況が悪くなるなんて 夢にも思わないから、悪くなったときの驚きは大きい。 驚きが生み出すエネルギーは誰にも制御できないから、

  • 単純を達成するための複雑な道具 - レジデント初期研修用資料

    やりたかったことは当にシンプル。文章書いて発信して、 読んでもらったり、時々ほめてもらったり。できることなら研修医向けの教科書作って発表して、 Web 世界でみんなの「秘伝」を共有できたらいいな、なんて。 こんなページを始めたばかりの頃は、まだ自分のやりたいことを上手に 言語化できなかったけれど、目標にしていることはたぶん、今も昔もそんなに変わっていない。 ネットの知識もずいぶん増えて、文章を書くやりかたも少しだけ上達して、 文章発信とか、コミュニケーションとか、やりたいことはずいぶんシンプルに、 輪郭がはっきりしたものになってきた。 目標は単純になった。にもかかわらず、その「単純」を実装するために 必要な道具は、なぜだかどんどん複雑になる。 なんか間違ってる。 LaTeX の頃 研修医の頃はワードプロセッサ。「医師のパソコン」といえばマッキントッシュだった10年前、 まだパソコンは、気

  • レジデント初期研修用資料: 夕張の医療特番を見た

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 破綻した自治体の、破綻した市立病院。それを立て直そうとして独り奮闘する医師のお話。 夕張の状況は最悪。 もう何年も入院している、行き場の無い患者さん。大量の病院職員。医師だけがいない。 予算は市の財政におんぶに抱っこ。56億円もの赤字。病院を潰すわけにはいかないけれど、 こんな状態になった組織をどうやって立て直せばいいのか。 病院長になった村上医師のとった方法は、手堅いやりかた。 病院組織を整理して、病院は診療所へ。病院組織はスリム化して、やる気を持った職員だけが残された。 もちろんその裏では、大量に解雇された病院職員。破綻した自治体だし、そんな人達にはたぶん、 市の職員としての仕事は残っていないはず。「どこかにいった」そんな人達がどこにいっ

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    m205 2007/10/13
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