否定の深度について - レジデント初期研修用資料

「いい仕事してますねぇ」の、「なんでも鑑定団」に出てくる鑑定人、中島誠之助の語りが素晴らしいと思う。いかがわしさと人当たりのよさと、矛盾が見事に同居しているようなあの話芸は、出品されたものが「贋作」であったときに、出品者を否定するときに威力を発揮しているように思える。 欠けているものと過剰なもの 鑑定を依頼された何かが「偽物」であったときには、鑑定人の人たちはたいてい、「これは本物ではありません」と、冒頭に宣言する。宣言したあと、「依頼品にはこの要素が欠けています」と、本物に比べて、足りないものを指摘する。やりかたとして、これは全く間違っていないけれど、鑑定を依頼した人は、「欠けている」その依頼品を嫌いになってしまう。 中島誠之助が偽物を鑑定するときには、「もしも」から入る。 「もしも本物だったら」で語りをはじめて、それが素晴らしい価値を持つこと、当時人気があったこと、現存していればすごい

[bushed]

否定の一手法

[tetzl]

ブクマしてなかった。鑑定芸というと軽くていかがわしいのだけれど、そういうものを感じる

[tinsep19]

よくできた贋作を、あえて見せしめに近いような価格を提示されることで、それに1000万円を支払った依頼人は、単なる骨董好きの素人から、プロフェッショナルの側へと引き上げられた。

[starpos]

一流の芸には一流の解説が付く．

[SavingThrow]

"「なんでも鑑定団」中島誠之助の語りが素晴らしい。いかがわしさと人当たりのよさと、矛盾が見事に同居しているような話芸は、出品されたものが「贋作」であったとき、出品者を否定するときに威力を発揮している。"

[i_nakami]

"否定には、もっともっと奥深さがある"蓋し名文

[tobiaki]

モノの言いようについて。考えさせられる。

[zichao]

「言葉は人なり」を感じるエントリー

[sadadad54]

決まり文句には伏線がある

[nekoaqua]

否定の深度について - レジデント初期研修用資料

[bobokov]

このエントリは凄い。

[toaruR]

なーんつって、本物だったりしてな(ノ∀`)

[Serious]

システムアナリストがよくやる領域。バグが出たんでしょうねぇ。

[ssuguru]

中島誠之助のおもてなし。

[riywo]

あとでよむ

[jt_noSke]

いい仕事してますねぇ

[chibama]

ドキドキしながら読んだ

[ishikawa-kz]

『プロフェッショナルの倫理と中島誠之助の精神』と呼びたい

[medtoolz]

昨日のTogetter のまとめを再掲しました