菅義偉官房長官の記者会見での記者の質問を巡って官邸報道室から申し入れがくり返されている件で、東京新聞が紙面で反論の特集を行った。一方、官邸側も菅氏がこれに「違和感」を表明。本件では双方が悪手を繰り出し、事態がこじれきっている。どちらにも共感できない人たちがうんざりしている間に、報道の自由にかかわる悪しき慣習ができつつあるのも気がかりだ。 官邸報道室vs望月衣塑子・東京新聞記者 官邸の批判の対象となっている同紙社会部の望月衣塑子記者は、2017年6月から官房長官会見に出席するようになった。自身の意見を披瀝しながら菅氏に粘り強く論戦を挑んでいく質問スタイルが、話題を呼んだ。 政治部主導の記者会見に新風を巻き込むとして好意的な受け止めがある一方、強い反感を抱く人たちもいた。産経新聞が「官房長官の記者会見が荒れている! 東京新聞社会部の記者がくり出す野党議員のような質問で」(2017年7月18日電
ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 前Qの「いいアニメを見に行こう」 > 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第14回 「臨死!! 江古田ちゃん」は新たなマイルストーン? 「臨死!! 江古田ちゃん」がアニメ化される――そう耳にした瞬間、「なぜ今?」という言葉が即座に脳裏をかすめた。先だっても「妖怪人間ベム」の新作が発表されたり、現在も「どろろ」がリメイクされていたりと、懐かしいタイトルを元にした企画がいろいろと動く昨今ではあるものの、それにしても不思議だ。ところがこれが、蓋を開けてみれば、なんともおもしろい。「なぜ今?」の答えは、やっぱり出なかったけれども。 原作は2005年から2014年にかけて「月刊アフタヌーン」で連載された、同名の人気コミック。著者の瀧波ユカリは本作の終了後もマンガ、イラスト、エッセイなどのジャンルで旺盛に活躍中ではあるものの、連載終了から約5年を経て、何
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アンチクライスト』のラース・フォン・トリアー監督最新作『The House That Jack Built(原題)』が、『ハウス・ジャック・ビルト』の邦題で6月14日に日本公開されることが決定。あわせて日本オリジナル版のポスタービジュアルが公開された。 問題発言によってトリアー監督がカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年、昨年開催された第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で上映され、トリアー監督がカムバックを果たした本作。カンヌ国際映画祭の上映では、途中退出者が続出したにもかかわらず、上映終了後はスタンディング・オベーションが鳴りやまないという賛否真っ二つの異様な興奮に包まれた。アメリカでは、あまりの過激さにアメリカ映画協会(MPAA)が手を加えた修正版のみ正式上映が許可。先立ってノーカット版を11月28日に1日限定140館で上映した
京都造形芸術大の東京キャンパスで公開講座を受けたところ、ゲスト講師から環境型セクハラにあって、精神的苦痛を受けたとして、受講していた女性が、大学を運営する学校法人「瓜生山学園」を相手取り、慰謝料など計約333万円の支払いをもとめる訴訟を東京地裁に起こした。提訴は2月22日付。 原告の大原直美さん(39)と代理人が2月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。大原さんは「講義内容が本当にひどいものだった」「セクハラを訴えたあとも、大学側の対応が、教育者としてあるまじき姿だった」「生徒を守ってくれないのは本当に残念だ」と心境を語った。 ●会田誠さんの講義でショックを受けた。 代理人などによると、大原さんは2018年4月から6月にかけて、京都造形大・東京藝術学舎で開かれた社会人向け公開講座(全5回)を受講した。ヌードを通して、芸術作品の見方を身につけるという内容だった。大原さんは、第3
022 今日は純然たるエッセイである。円居挽さんとの交流は10年ほどになるかと思うが、その思い出を綴る。 円居さんと僕は、同郷(奈良生まれ)で、学年が二つ違い(僕が上)で、同じ時代を京都盆地で大学生として過ごした。当時は面識がなかったが、おそらくどこかですれ違っていただろう。 僕と円居さんが初めて面識を得たのは、彼のデビュー担当であるK氏が毎年京都で開いていた、忘年会でのことであった。K氏は仁木英之さんも担当しており、「担当かぶり」という縁で僕にも声がかかったのだと記憶している。 名刺を交換したのかしなかったのか、そのあたりはよく覚えていないが、学生時代の話で盛り上がった。互いに「あの時代のあの空気」みたいなものを共有できる相手であったからである。なお、これは余談でありのちに知ることになるが、僕も円居さんも、京都時代はムーンライダーズの旧譜を一生懸命聴いていて、同時代のバンドにかなり履修漏
第二二回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作『体育館の殺人』の単行本刊行時に、青崎有吾はミステリにおける論理展開の緻密さを評価され、「平成のエラリー・クイーン」という異名を戴いた。その異名が長らく作家像を規定していたが、平成最後の冬に発表した最新短編集は、ロジックの緻密さはそのままにとある感情へとフォーカスを当てて、これまでの作家像を壊すミステリとして完成した。 五月中旬の早朝、郊外を走る始発電車に乗り込んだ高校二年生の「僕」は、同じ車両に一人だけ乗客がいたことに驚く。普段あまり話さないクラスメイトの女の子だ。校門が開くのは七時半にもかかわらず、五時半の始発に乗っているのは何故だ? その疑問を抱いたのは、相手も同じだった。ぎこちなく挨拶を交わした二人の会話はいつの間にか、お互いが始発に乗った目的を探り合うゲームへと発展する──。 表題作である第一話「早朝始発の殺風景」に、本書収録作に通底する魅力
2月26日夜、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「Twitter」などで、都内のソーシャルゲーム会社に勤務する複数の社員が「きょうで解雇された」と相次いで投稿した。解雇に関するツイートは注目を集め、27日昼までにリツイート数が1万8000を超える事態となった。 27日午前、このソーシャルゲーム会社A社の代表は東京商工リサーチ(TSR)の取材に応じた。A社代表は、業績不振などを理由に「今春リリース予定だったゲームのサービス開始を延期せざるを得なくなった」と話し、「あらゆる方策を講じている最中」と説明した。 Twitterのタイムライン上には、「倒産した」や「破産した」などの投稿がみられるが、A社代表は「清算や法的手続きはとっておらず、現在、ゲーム事業や株式の譲渡を同社に関心を寄せる企業と交渉中」とコメントした。 社員の解雇通告に関して、関係筋では「書面でなく、26日に口頭で説
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く