OpenAIが先ごろ発表していた「GPT-2」というテキスト処理関連のアルゴリズムについて、「危険なほどよくできている」ことを理由に公開を見送るという方針を打ち出していた。そして、この判断に対して一部の人工知能(AI)研究者・開発者の間から「おかしいのではないか」という反論の声が上がっている。その話を今回は紹介する。 「GPT-2」発表のニュースについては下記のCNET記事をご覧いただきたい。 マスク氏が支援するOpenAI、大規模な教師なし言語モデル「GPT-2」の情報を公開 実はこの記事、依拠したオリジナル(英語記事)のほうは次のような見出しになっていた。直訳すると「Musk氏が支援するAI組織:われわれのテキストジェネレーターは恐ろしいほど優秀だ」となる。 Musk-backed AI group: Our text generator is so good it's scary -