部下が「かっこ悪い」と思う上司の言葉 曽和利光氏(以下、曽和):(残念な上司の言葉の)3つ目の「責任感がないなぁ」です。これはまさに一昔前のベストセラーだった『嫌われる勇気』だと思うんですね。 フラットな世の中になってきて、会社の中での上下関係も昔とはだいぶ違ってきています。なんなら年功序列もなくなってきて、年下の上司がいたりすることも、これが出てきている背景だと思います。だから、みんなの意見を聞いたりとか、妙に民主的にやろうとするというんですかね。 あとは、あまりにも「君の気持ちはわかるよ」と言う。この中(『部下を育てる上司が絶対に使わない残念な言葉30』)にも出したんですが。 これはみんな言っちゃいけないってわかると思うんですが、「俺は違うと思うんだけど、会社がこういう判断だったんだよな。ごめんな」という言い方は、共感しているようでいて、向こうからすると「いや、そう思うんだったら徹底的