タグ

ブックマーク / comemo.nikkei.com (25)

  • リクルート創業期の組織論がとてもおもしろいので、実践してみた結果|黒崎 俊 / プレックス代表取締役

    プレックスは先日、メンバーの数が300名を超えました。実はこの1年ほどで、200名近くの人が新しく仲間になってくれたんです。 「そんなに一気に採用したら、組織がめちゃくちゃになるのでは?」と思われるかもしれません。でも今のところ、離職率はかなり低い水準を保っています。直近の3ヶ月でも、離職者はほぼ出ていません。 僕らの会社がこの急拡大になんとかついていけているのは、ちょっと変わった組織運営をしているからなのかなと思います。今回はそれについて書いてみました! 人に何かを強制したり、怒るのが苦手だったそもそも僕は、人に対してなにかを強制したり、怒ったりするのが苦手でした。 自分自身、誰かに「やらされる」のをすごく嫌だと感じるタイプです。だから他の人に対しても「自分のやりたいようにやってほしい」と思っています。もちろん、それ自体は悪いことではありません。 でも、マネジメントにはかなり苦労しました

    リクルート創業期の組織論がとてもおもしろいので、実践してみた結果|黒崎 俊 / プレックス代表取締役
  • 新規事業立ち上げのアンチパターン|福島良典 | LayerX

    新規事業立ち上げのアンチパターンについて考えてみる。 このアンチパターンは、完全な飛地の新規事業だけではなく、複数プロダクトを経営する中での隣接領域の新規プロダクトの立ち上げのときや、あるセグメントにPMFした状態から次のPMFを探すときも同様のアンチパターンが適用されうる。 ここでのアンチパターンは、1つ目の事業立ち上げ・プロダクト立ち上げで起こることはない。2つ目の事業や2つ目のプロダクトを立ち上げる際に留意する点であり、コンパウンドスタートアップを正しく経営するには必ず頭に入れておきたい内容である。 規模からの逆算と顧客インサイトの軽視新規事業における市場選択のアンチパターンである。 例えば、売上の30%成長を続けるための、計画と現実のギャップを埋めるために新規事業を規模から探してしまうみたいなケースで見られる。 大前提として、市場規模の推定は重要である。実際に事業をやっていると、い

    新規事業立ち上げのアンチパターン|福島良典 | LayerX
  • システムの内製化は修羅場|yusugiura

    近年、日の大企業による「システム開発の内製化」に関する話題を目にすることが多くなりました。それまで、システムを内製化する会社というのは、サイバーエージェントやDeNAといった、いわゆるweb企業が中心でしたが、この話が、伝統的な大企業に及んでいるのが昨今の動きです。 内製化のゴールは「システム開発を自社で行うことによって、ビジネスの競争優位を加速させること」と考えています。競争力のあるビジネスが存在することが前提になりますが、優位性を加速させる筋書きがある時に、内製に投資する意味があるわけです。 しかし、大企業によるシステム開発の内製化は、ほとんど、うまくいかないことが予想されます。多くの場合、エンジニアを雇って、お金をかければ、内製化できるという考えが流布しているように感じており、少々筋が悪い気がするからです。 そもそも、システムの内製化というのは、大企業やベンチャーを問わず、大きなリ

    システムの内製化は修羅場|yusugiura
  • 事業計画の達成はなぜ大切なのか|福島良典 | LayerX

    LayerX代表取締役の福島です。LayerXでは法人支出管理(BSM)SaaSのバクラクシリーズを展開しております。 日は「事業計画の達成はなぜ大切なのか?」についてです。LayerXでは毎週代表の2人(福島、松)が交互に全社定例で経営戦略や、事業の考え方、マネジメントや会社文化に関して15分ほどシェアする時間をつくっています。日はそこで話した内容をまとめたものになります。 「事業計画は重要だ」という議論は多くある一方で、「なぜ事業計画を達成することが大事なのか?」というそもそも論に関してあまり議論自体を見たことがありません。 今回は私なりに、そもそも「なぜ事業計画の達成が大事なのか」についての考えについて説明します。 どう事業計画をモニタリングすべきかは記事では割愛しますが、上記記事の方法が非常に実践的で良い内容になっております。 事業計画の達成はなぜ大切か?「なぜ事業計画の達

    事業計画の達成はなぜ大切なのか|福島良典 | LayerX
  • 西口一希さんに「N1分析じゃなくn1分析ですよね?」と問いたい|松本健太郎

    「感情で語れるくらい顧客になりきる」。これをまずは実践するだけで、皆さんの調査・分析と提案の質はグッと高まるはずです。そのうえで、顧客分析の具体的な手法やテクニックを学ぶとさらにレベルアップできますので、様々なを読んでみてください。僕からは、「たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング」(西口一希著)と、「世界的優良企業の実例に学ぶ『あなたの知らない』マーケティング大原則」(足立光・土合朋宏著)を皆さんにお薦めします。 何を作れば良いのかが分からない時代 モノを作っても売れないし、サービスを提供しても使われない時代となりました。理由は簡単です。 ①日常に大きな不満もない。 ②どの商品・サービスもだいたい良くて、だいたい一緒だから。 特に重要なのは①「日常の不満」だと認識しています。消費者の抱えている不満を解決してくれる商品・サービスであれば、その不満の度合いが高けれ

    西口一希さんに「N1分析じゃなくn1分析ですよね?」と問いたい|松本健太郎
  • 世界のEV化は日本経済の死刑宣告に近しく、水素エンジンが蜘蛛の糸である|碇邦生(九州大学ビジネス・スクールQBS/合同会社ATDI)

    官民で歩調の揃わない日のEV脱炭素の社会に向けて、内燃機関からEVへのシフトが先進国を中心に行われてきている。日政府もこのような世界の情勢を踏まえて、EVへのシフトを方針として打ち出している。それに対し、日自動車工業会会長であり、トヨタ自動車の豊田章男社長が「EV一辺倒」に問題提起をしている。 両社の議論は、完全に平行線をいっている。外野からみていると、世の中の変化に対応しきれない日の自動車産業がイノベーションのジレンマに陥っているようにもみえるだろう。しかし、EVに関わる事象は、そんなに単純ではない。 他の先進諸国は官民一体でEV化の準備を進めてきたそもそも論として、完成車メーカーがEVを歓迎しない理由はほとんどない。なぜなら、内燃機関よりもEVの方が歴史が古く、完成車メーカーはできるだけEV化したいという自動車開発の歴史があるためだ。1830年代には電気自動車の原型が作られ、1

    世界のEV化は日本経済の死刑宣告に近しく、水素エンジンが蜘蛛の糸である|碇邦生(九州大学ビジネス・スクールQBS/合同会社ATDI)
  • 意見を発し、チームで挑む! 〜 「働き方最前線」対談シリーズを終えて|日比谷尚武(コネクタ) | Naotake HIBIYA

    5月から私のnoteでまとめ記事を掲載してきた「働き方最前線:フロントランナーのビジョン」。全7回にわたるウェビナーでの対談と、レポート連載を無事終えることができました。 7人のフロントランナーとの対話をきっかけに得た気付きは多く、触発されて私自身の働き方の棚卸しにもなりました。また、先日から私が理事を務める 一般社団法人at Will Work と日経comemoのコラボで 投稿募集企画 #コロナ禍で変えた働き方 を開始しております。ということで、コロナ禍、そしてみなさんとの対話を経てアップデートした働き方を記したいと思います。 文最後には対談シリーズ全7記事のリンクを載せていますので、そちらもぜひご覧ください。 対談を振り返って:常に新しい道を模索、ライフ&ワーク、物差し作りのお手全7回にわたって「働き方のフロンティア」という共通のテーマでゲストと語り、みなさんなりの「ニューノーマ

    意見を発し、チームで挑む! 〜 「働き方最前線」対談シリーズを終えて|日比谷尚武(コネクタ) | Naotake HIBIYA
  • モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない|安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜

    モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない 「とにかく始まったんだから、純粋にアスリートのパフォーマンスを楽しんで勇気をもらおうよ」「現場で汗をかいて頑張って開催にこぎつけた人達を今批判してどうするの?」 その気持ちは、僕の中にもあり、書く手が止まる。ネット情報も錯綜する中、オリンピックや政権批判を書く事に、炎上や偉い人を怒らせるリスクこそあれ、何のメリットもない。 でも、今ここで、今回の一連のオリンピック大会準備が露呈したことを総括しておくことは、大切なことだと思う。今日しかかけない、競技が格的に始まる前に、今日日人に読んでもらうべきことを書こうと思う。それは、 今回の開会式が世界に発信した「日」とは一体なんだったのだろうか。 ということだ。 ビジョンがない、世界へのメッセージがない日2016年夏のリオデ

    モヤッとする翌日、東京オリンピック2020開会式が露呈したもの、僕たちはそれらを噛み締めて前を向いていかないといけない|安川新一郎 BRAIN WORKOUT〜人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方〜
  • 「全員取締役」の労務管理を解説する|髙木 一史

    先日、ぼくの所属するサイボウズ株式会社において、取締役を社内公募し、新卒社員も含む計17名の選任議案が株主総会で可決された。 世間からの反応はさまざまで、新しい企業統治の形への期待の声もあれば、批判の声も数多く寄せられた。 そんな中、個人的に気になったのは、「雇用保険や労災保険に入れなくなるリスクはちゃんと説明してるのか?」「労働法の規制を逃れて、定額働かせ放題にしたいだけでは?」といった労務管理面を懸念する声である。 こういった声について、一部誤解があるように見受けられたので、今回の取り組みにおける労務管理面の対応を、この場を借りて補足したいと思う。 そもそも何がしたいのか?具体的な労務管理面の話に入る前に、そもそも何のために取締役を社内公募することになったのかを簡単に説明しておきたい。 社長の青野の言葉を借りれば、以下のとおりである。 「全社的に情報共有を徹底したら、全従業員が取締役の

    「全員取締役」の労務管理を解説する|髙木 一史
  • 企業向けSaaSビジネスを超短期間でローンチするには ~LayerX INVOICE リリースの裏側~|福島良典 | LayerX

    LayerXでのDX実践現在DX関連で躍進している企業の多くがSaaSに関連しています。toB Saas事業を考えている方も多いのではないでしょうか。 しかし、経験のない会社がいきなりSansanやfreee, クラウドサイン, AI Insideのような事業を作るのは難しいと考えられてます。 LayerXでは過去toBのプロダクトを作ったことがない、SaaS事業も作ったことがないメンバーで、Saasプロダクトを超短期間で開発しローンチしました。 投稿では、具体的な事業内容は割愛しますが、どのように短期間でSaaS事業を開発しローンチしたのかということを、これから事業開発しようと思っている方にお届けしようと思います。今後はいわゆるトラディショナルな企業がこういったデジタルビジネスを立ち上げていくという事例(コマツなど)が増えていくと思います。 前提として、LayerXはデジタル企業なので

    企業向けSaaSビジネスを超短期間でローンチするには ~LayerX INVOICE リリースの裏側~|福島良典 | LayerX
  • COCOA重大バグ - 問題の本質はコミュニティを無視したこと|山田寛久 | Asana ソリューションエンジニア

    COCOAAndroid版で4ヶ月に渡って陽性者との接触が通知されなかった問題について、昨日こんな記事を目にしました: 今回はこの件について所感を書いていきます。 厚労省が悪いのか?記事を要約するとこうなります: - 厚労省は、COCOAの納品前に、最終的な動作確認である「受け入れテスト」を実施することになっていた - にも関わらず、厚労省は「受け入れテスト」を行っていなかった - ずさんだずさんだ! もちろん最終的な責任はCOCOAを発注し、これを国民に届けた厚労省にあるということになるのでしょう。 しかし、厚労省のずさんなテスト体制をなじったところで、今回のような問題の再発を防げるわけではないと私は思うのです。 官僚は別にITのスペシャリスト集団ではありません。そんな彼らに、日国民の安全がかかったモバイルアプリのテストをやらせるのが、そもそも不適材不適所もいいところではないでしょう

    COCOA重大バグ - 問題の本質はコミュニティを無視したこと|山田寛久 | Asana ソリューションエンジニア
  • 採用担当はGitHubを通じて何を見るか|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    GitHub上でのコード流出被害が、三井住友銀行だけでなくNTTデータ、NEC、埼玉県庁にも被害が広がっている。素朴な疑問として、リスクを冒してまで客先のコードを持ち出してGitHubにアップロードしたとして、仮にバレなかった場合に年収アップで華麗な転職を実現できるのだろうか。 GitHubを使った年収予測が実際に何を見ているのかは分からないけれども、わたしは採用担当として求職者のGitHubアカウントを眺める機会が時折ある。AIとて人間が設計しているのだとすると、人間と似たようなことを気にしているはずだ。数多ある採用プラットフォームの中でGitHubアカウントの分析を行うサイトを選ぶような会社であれば、候補者に目を付けた後に採用担当がGitHubアカウントを目視でも確認していそうなものだ。そういった視点から、仮に派遣先のソースコードを持ち出してGitHubに投稿したとして、候補者がどのよ

    採用担当はGitHubを通じて何を見るか|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • GitHubでの業務ソースコード流出 背景にIT業界の二極化と多重下請け構造|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    45歳のプログラマーの男が仕事で書いたコードを年収判定のためGitHubに上げて、複数企業の業務で使われていたコードの一部が流出した。GitHub来、公開して構わないオープンソース等のコードを共有する場で、年収判定サイトは、コミュニティでの活動を評価に結びつけようというコンセプトだった。しかし男は業務として開発した商業機密として保護すべき顧客のソースコードを不当に持ち出して、自分の年収を判定してもらうために丸ごと公開してしまった。 GAFAはじめネット企業を中心に、自社サービスを構成する部品で汎用的に使えるコードをGitHubなどを通じてオープンソースとして公開する動きが広がっている。一方で伝統的なシステム開発では、ソースコードは委託した業務の重要な成果物、秘匿すべき商業機密として組織内で管理することが一般的で、開発環境からはGitHubなどのサイトにアクセスできないよう遮断している場

    GitHubでの業務ソースコード流出 背景にIT業界の二極化と多重下請け構造|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • SIベンダーを中抜きすればDXできるのか?そんなに甘い話は転がっていない|楠 正憲(Japan Digital Design CTO)

    はユーザー組織よりもベンダーにIT人材が集中していることが、DXを阻害しているといわれる。すぐにオンプレのサーバーを売ろうとする、クラウドで頼むといってもIaaSで持ってくる、ちょっと目新しい技術を指定したら見積もりが跳ね上がる。そういったSIベンダーに対するフラストレーションが、ひょっとして内製に切り替えれば、もっと迅速かつ低コストに新技術を導入できるのではないか?という期待に繋がっているように見える。 もしも夢が叶うならば、決められた予算、決められた要員で、生産性が高い最新の技術を習得しながら、環境変化を受け入れつつ、予定通りプロジェクトを完遂できるに越したことはない。しかしながら世の中にはトレードオフがあって、決められた予算、決められた要員、決められた期日通りにプロジェクトを仕上げたいのであれば、実績あるチームが、枯れた技術を使って、余裕あるスケジュールで、要件を固める必要がある

    SIベンダーを中抜きすればDXできるのか?そんなに甘い話は転がっていない|楠 正憲(Japan Digital Design CTO)
    machupicchubeta
    machupicchubeta 2020/11/30
    "これまでベンダーや技術者に対して何を押し付けてきたのか気付く機会ができるのであれば、その先にどんなデジタル社会を構想すべきかについても、考えるべきことが明らかになるだろう"
  • M1搭載Macの第一印象と、迷っている人に贈る買い時かどうかの基準|楠 正憲(Japan Digital Design CTO)

    発売日に予約したMacBook Airが昨日やっと届いたので、ぼちぼち触ってるんだけど、周りに話を聞くと迷ってる人がいるようなので、買うまでに悩んだことや、この1日ちょっと触って分かったことを書き留めておく。 どのモデルを選ぶか悩んだところ今回発表されたのはMac mini、MacBook Air 13インチ、MacBook Pro 13インチの3機種。うちの場合は外部モニターを使える机が足りていないのでMac miniは却下。モニターとキーボードが遊んでいれば、安いし評価環境としては最も素敵な選択肢じゃないかとも思うんだけど。 今回はMacBook ProとMacBook Air、Mac miniともチップは同じ、重さの違いは100gちょっとしかない。Proだと冷却ファンがついていて、ディスプレイが500nitと400nitAirよりも明るく、タッチバーがついて、電池の容量が少し大きく

    M1搭載Macの第一印象と、迷っている人に贈る買い時かどうかの基準|楠 正憲(Japan Digital Design CTO)
  • 日本でDXが進まないのは、普通の日本人が「優秀すぎる」から?|佐々木俊尚

    私は総務省の情報通信白書でアドバイザリー・ボード(編集委員)を長く務めていますが、毎年のように話題になるテーマとして「なぜ日はデジタル化がうまく進まないのか」という問いがあります。AIなどの先端情報テクノロジーに対する産業界の取り組みも、電子マネーやシェアリングサービスなどに対する国民の姿勢も、かなり後ろ向き。白書が行っている各国との比較調査などでも明らかです。 なぜ日は他国よりもデジタル化が遅れているのか これに対する明快な結論は出ていないのですが、いくつかの要因は白書アドバイザリー・ボードの会議でも専門家たちから指摘されています。たとえば、日人は1950〜60年代の高度経済成長での成功体験があまりにも強かったということ。この時代には公害など環境悪化も起き、「過度な経済成長は人間らしさを失わせる」というような論調がメディアで生まれ、これが低成長時代になっても引き継がれてしまいました

    日本でDXが進まないのは、普通の日本人が「優秀すぎる」から?|佐々木俊尚
  • 「福岡市、ハンコレス完了!」なぜ福岡市ではイノベーションが行えるのか【後編】|池澤 あやか

    国に先駆けて、役所に提出する3800もの書類への押印義務を廃止し、ハンコレスを達成した福岡市。 ハンコレスだけではなく、行政書類のオンライン化や、公共料金支払いのキャッシュレス化、オンライン診療や遠隔服薬指導、一人暮らしの高齢者の方の見守りなど、ICTやIoTを積極的に活用して、市民の暮らしやすさを追求しています。 また、民間企業である LINE Fukuoka と協力し、粗大ごみの回収依頼から支払いまでをLINEで完結できるとりくみや、道路や公園の不具合を見つけたときにLINEで通報するしくみなども構築しています。 福岡市では、なぜこうしたイノベーションを次々に実行できるのでしょうか。 現在、福岡市長を務める高島宗一郎さんにインタビューしました。 (聞き手・編集: 池澤 あやか) グローバルに考えてローカルに行動する 池澤: それにしても、福岡市が2年近くも前からハンコレスに向けて動けて

    「福岡市、ハンコレス完了!」なぜ福岡市ではイノベーションが行えるのか【後編】|池澤 あやか
  • DXの壁は人材でもSIerでもなく雇用|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    日経のシリコンバレー支局からZoomでインタビューいただいた内容が新聞に載ったようです。支局の方はインタビューって現地でされるんだろうと思ってましたから不思議な経験というか、コロナ禍にあって色んなことが起こるんだなーって思います。 どうもシリコンバレーでブイブイいわせてる直販モデルのSaaSベンダーが何故か日でだけはSIer経由の間接販売になっていて、それってどーゆーこと?という疑問に答える過程で、いろんな話をしたんですけれども、なんか見出しだけみるとSIerが悪くてDXが上手くいかないように勘違いされてしまいかねないし、わたしのコメントだけ見ると、まるでSIerが時代から取り残されてるようにも読めちゃうんですけれど、伝えたかったことは、そんな話じゃないんです。 実際お話しさせていただいたことというのは、いまさら内製回帰なんて流行ってるけれども、そう簡単に上手くいく訳ないじゃん?日って

    DXの壁は人材でもSIerでもなく雇用|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • 何故お役所ってオワコンIEが大好きなの?|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    普通は役所のシステムって構築してから5年とか7年は塩漬けにして使うもので、一度やらかしてしまうと名誉挽回の機会なんて向こう数年は与えられないんだけど、こと件に関しては高市総務大臣から「今すぐ私がマニュアルなしでも使えるように直しなさい」と叱責いただいて、しっかりと予算的なサポートも得られたことで、たったの数ヶ月で立て直すことができた。 この数ヶ月は外部のセキュリティやPKIの専門家の方から様々なサポートをいただいて何とか実現したんだけれども、役所のシステム開発としては非常識というか、極めて難易度が高い案件だった。「え?単にChromeやSafariをサポートするだけでしょ、難しい訳ないじゃん」と思う諸兄は、もうしばらくこの話に付き合って欲しい。 もともとマイナポータルは日を代表するITベンダーと通信キャリアの3社が開発したんだけど、大臣からの叱責を受け「ちゃんとお金を払うから直してよ」

    何故お役所ってオワコンIEが大好きなの?|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • DXって何じゃらほい?或いは2025年の崖っ淵に向かって熊とワルツを踊る刹那について|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    何週間か前のこと、急にエンプラっぽくないAIベンチャーの社長さんからメッセで飲みに誘われ、秋葉原の焼き鳥屋さんでDXとやらについて聞かれて、とりあえずこのレポート読んどけと返しつつも考えちゃった訳です。Direct Xとか、よくテレビに出てるマツコの方じゃなくて「2025年の崖って実際どうなんだ?」とか何とかオッサンたちから相談される話あるじゃないですか。あれって何なんですかね?オンプレをクラウドにリフトしたらDXなのか。華麗にk8sやらコンテナ使いこなしてCIパイプライン組み立ててテスト自動化したらDXなのか、だいたいDigital Transformationなのに、どうしてDXなのか。SAP R/3とCOBOL PL/Iを捨てて、どこぞのSaaS入れてSparkぶん回してPythonとか書いたらDXなのか。おいおい、そんな話だっけ?って心配になっちゃう訳です。 内製内製って簡単に言う

    DXって何じゃらほい?或いは2025年の崖っ淵に向かって熊とワルツを踊る刹那について|楠 正憲(デジタル庁統括官)
    machupicchubeta
    machupicchubeta 2020/07/16
    “10年おきぐらいに式年遷宮を繰り返して、業務なりを継承しながら、今ある最適な道具で諸々を設計し直す営為の中で、事業遂行に必要な情報システムをつくり、書き換えられる体制を維持していくしかない。”