受験校を検討するにあたって気になるのは、新しく開設される学部。令和6年に新設される学部では、ここ数年で急増している情報系をはじめとした理系学部が目立つ。女子の理系人材育成を充実させる大学が増えているのも近年の特徴だ。これらは、社会のデジタル化や脱炭素社会の推進、女性人材の活躍といった時代の変化を反映したものといえる。 注目を集めているのは、女子の名門・お茶の水女子大(東京都)が来年度に開設する共創工学部。工学をベースに人文社会科学やデータサイエンスも組み込んで社会課題の解決を目指す文理融合型の学部で、文系でも受験できる学科がある。同じく国立の女子大である奈良女子大(奈良県)も4年度に工学部を設置しており、理系人材の育成に力を入れている。 私立の女子大では、日本女子大(東京都)が来年度、建築デザイン学部を発足させる。一方で定員割れとなる女子大が相次いでおり、共学化や募集停止を選ぶ大学もある。
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