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ブックマーク / www.axis-cafe.net (23)

  • 「護る」と「守る」 - おおやにき

    というわけで出張でロンドンに着いたところなのであるが時差を調整しきれずにこんな時間(現地時間午前4時)に目が覚めたらこういう話を見たので簡単に書く。 言葉をテーマに・7。いま偶然英国滞在中の大屋雄裕教授@takehiroohya に、いつか時間あれば聞いてみたい(ってメンション、今飛ばしてるけど) / "英国国歌「May she defend our laws」をどう訳す? -..." http://t.co/xyod97d4qy — gryphonjapan (@gryphonjapan) February 11, 2014 つまり(事実上の)イギリス国歌「God Save the Queen」の第3節にある「May she defend our laws/And ever give us cause/To sing with heart and voice」をどう理解するか、という話。

    mahal
    mahal 2014/02/13
    まぁ、夙に物議を醸す「逆賊スットコぶっ潰せ」という後続の歌詞の文脈から考えたら、法治の理想よりは国家鎮護の文脈とはなるよね、というお話。
  • 認められない人たち - おおやにき

    多少長くなりそうなので、久しぶりにブログで書く。まず特定秘密保護法案とその採決過程に関してtwitterで書いたところ、法華狼氏(はてなID:hokke-ookami)がHatena Diaryで「[ネット][トンデモ]「少数派の意見や権利を守る」「少数派に意見表明の機会を与えたら淡々と採決すればいい」どっちだよ」という文章を書かれたので、twitter上で以下のように言及した。 特定秘密保護法案は内閣提出法案である(=法制局審査を通っている)という程度の違いにも気付かないレベル、ということで。 RT @hatenaidcall @takehiroohya id:hokke-ookamiさんから言及がありました http://t.co/mB2BvQq4kC — Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 11月 28 もうちょっと丁寧に言うと、整合性や強制可能性

    mahal
    mahal 2013/12/08
    「決められない」こそが民主制との趣旨で少数派の拒否権拡大を要求することは、ともすると無政府主義になるよね、とは思う>“その意見を支持する人の多寡にかかわらず政策実現を要求する点で反デモクラシーである”
  • 武力と日常(2) - おおやにき

    前回・前々回に述べたような仕儀で郷和人先生の武力理解について私の意見を弁明すべき状況に立ち至ったので、ずっと前に書きかけてほおってあったエントリを発掘する。以下の二冊に対して言及したもの。 郷和人『武力による政治の誕生(選書日中世史1)』選書メチエ、講談社、2010。 東島誠『自由にしてケシカラン人々の世紀(選書日中世史2)』選書メチエ、講談社、2010。(いただきもの。ありがとうございます。) 「郷派」と私が冗談で言っている(というのは3人が東大郷勤務でお二人が郷姓だからだが)方々によるシリーズの、冒頭2冊を読んだ時点での意見である。思い起こせばこのシリーズの前触れとなった特集が組まれたRATIOには私も(当然ながら別の特集だが)まぎれこんでいたのであった。ちょっと自慢。 まあそれは措いて、上掲2冊を読んで私が抱いた疑問を大きくまとめると、以下の2点になる。すなわち、 暴力

    mahal
    mahal 2013/02/04
    暴力の分散に対して圧倒的な実力で、という辺りで江戸時代に至る「平和」の構築を想起する一方、暴力を散開させた所の「唐入り」の余地が現代世界に無いのが、世界平和構築の阻害要因だよな、とか妄想。
  • 批判的民主政と選挙 - おおやにき

    というわけで総選挙が終わり、自公連立で衆院の安定多数確保という状況に相成った。民主党としては参院の比較第一党であることを生かして活動していく方針らしいが、まあ率直に言って一釣りされる議員の値段を上げるだけ、という気もする。 投票前日、土曜日の夕方にたまたま秋葉原の駅頭を通りがかった(定宿が浅草橋にあるのである)。えらいこと騒がしいので何かと思えば自民党候補の選挙演説であり、安倍総裁や麻生元総理も来るというので写真のような大混雑、そこここで日章旗がはためくという状況になっていた。 でまあ、やはりこの状況を見た人の中にはこの世の終わりだというか、あんな保守反動政党が熱狂的な支持を集めている状況が恐ろしいと言っている人がいるようなのだが、自民党の政策自体に対する評価はさておき、そうひどいことになるまいとも思う。あの人たち、数年後には別の旗振ってるよ。 というのは別にその人たちや自民党を馬鹿にし

    mahal
    mahal 2012/12/18
    多分同じ旗は振ってるけど振ってる先がハシシタさんになってるか、逆に旗を振ってる人しか残らない可能性とか、幾つかの悲観的なオルタナティブは存在するかも。
  • 選挙 - おおやにき

    出ました。大屋雄裕「何のために選ぶか:選挙の制度と思想(特集:選挙制度を考える)」『Voters』no. 11、(財)明るい選挙推進協会、2012/12、pp. 4-5. 選挙のために刊行スケジュールが早まって校正締切が前倒しになるという事態に自分が巻き込まれるとは思わなかったなあ。 その選挙の話。選挙公報程度は見ているのですが一番楽しかったのは日共産党の候補者のもので、「政党が離合集散のなか1世紀近い歴史に試された党」とか自慢しているのだが伝統を誇る革新政党ってなんだ。科学的社会主義(理性的・科学的にぼくたちの言っていることは正しいんだよ)なんだからバーク流の時効理論(人間理性には限界があるので歴史の試練に耐えて生き残ったものを正しいと思うしかないよ)とか掲げてちゃダメだろう。 まあ革新陣営の伝統芸能化というか、守旧を掲げる「革新」と変革を呼号する「保守」という日政治のねじれ現象を体

    mahal
    mahal 2012/12/10
    安倍を信用出来ないとすれば、彼もまた自民党を「伝統を誇る革新政党」と位置付けているように見えるから、ではあるかも。無論、革新の方向は共産党とは違うが。
  • 暴力装置 - おおやにき

    いやいや何を言っているんだ自衛隊は国家の暴力装置に決まってるだろう(参照:「仙谷氏「自衛隊は暴力装置」 参院予算委で発言、撤回」(asahi.com))。国家が(ほぼ)独占的に保有する暴力こそがその強制力の保証だというのは政治学にせよ法哲学にせよ基中の基であり、その中心をなすのが「外向きの暴力」としての軍隊と「内向きの暴力」としての警察である。で、日では主として歴史的経緯によりこの両者が相当明確に区別され、かつ現実的にもあまり仲が良かったり悪かったりという話があるわけだが(戦前ならゴーストップ事件が典型ね)、フランスやイタリアにある国家憲兵隊制度や、発展途上国に多い警察軍制度に示されているように暴力としての質に違いがあるわけではなく向きを変えれば同じものであると、そう整理されることになる。 その上で、まあ法哲学的にはゆえに国家は質的に悪であるとする立場と、しかしこの暴力抜きには社

    mahal
    mahal 2010/11/18
    割とおおやセンセの議論の根本にある問題意識なので、流石に反応が早かったなぁ、と。
  • 続・岡崎市立図書館事件(3) - おおやにき

    でまあその。企画者の側からは当日のプレゼンテーションを公開してもらえないかという依頼も受けたのですが、いやソースに基づく議論という研究者であれば基中の基と言ってよいふるまいができないのか故意にしないのか、とにかくそういう人々がこれだけ群れているところに・口頭で説明/補足することが前提の資料を出すとか、さすがに私でもそういう餌の与え方はできないねえ。教祖さまが自分の無謬性を守るために好き勝手利用しはじめるに決まってるんじゃないかな。 しかしまあ私はいらんこと親切なので、当日来ていた方なら個々の話題がどのように全体の枠組に対応しているのかがわかるように追加の説明をする。ちょっと参加者の興味を引くために構造が見えにくくなったところはあるかなあと思ってもいるのでね。なお刑法理論の観点から「そんなに簡単に書いていいのか」と思う人はいるでしょうが、そこは割り切ってわかりやすさを優先しました。さて。

    mahal
    mahal 2010/10/07
    ジャスティスの女神は予断を排するため目隠しをして正邪を天秤に掛けてるのだけれど、「自明」とか言われたらそれ、「さっさと目隠し外しやがれ」って言ってるようなものよね、というお話。
  • 小ネタ2件 - おおやにき

    政治家の世襲問題をめぐる産経新聞の記事(「【日の議論】世襲は是か非か 国会議員になるハードル高いことが質で...」MSN産経ニュース)から、ええと、以下のように言っている人がいるそうな。 世襲制限をめぐっては、これまで、世襲議員たちから「憲法の職業選択の自由が侵害される」「選ぶのは有権者」といった反論が声高に叫ばれ、議論が立ち消えになってきたが、「憲法違反なんてことはありえない」と一刀両断するのは学習院大学法学部の野中尚人教授(比較政治学)だ。 野中教授は「親や親族が国会議員だと、国会議員になれないというのなら職業選択の自由に反するが、自民、民主両党の世襲制限は、親や親族の選挙区以外の選挙区からなら、どこでも立候補できる」と指摘。その上で、次のように話す。 「同一選挙区での世襲制限は、街の酒屋の経営を守るため、新規出店を距離などで制限していた法律と質的には同じ。酒屋が制限区域外で出店で

    mahal
    mahal 2010/06/22
    私やおおやセンセが高校の頃は、違憲立法の判例として教科書に大書された判決だが、恐らくこの判決自体が当時のメディアを賑わせるものではなかったというお話なんだろうか。
  • 政治的中立性(1) - おおやにき

    私が小沢前党首のことを嫌っていると思う人がいるようで、いや嫌いだが(別に私に嫌われたからどうこういうこともなかろうが)、しかしそれと能力の評価は別問題であって、ある意味で私は氏の能力を高く評価している。だって民主党の首脳陣では一番マシなんじゃない? なかでもこの人の発言というのは正直まともに相手するのが間違いというレベルだと思っているのだが、今回もその知的レベルの低さを端的に露呈しているので一点のみ指摘しておく。政権交代のある場合の官僚制と政治セクターの関係をイギリスに視察に行ったことを踏まえての発言なのだが、以下の通り(菅直人公式サイトより「公務員政治的中立性。」)。 日の国家公務員法にもその102条に公務員の「政治行為の制限」が規定されている。イギリスの上級公務員は「国政レベルで議論になっている問題について公の場で発言したりマスコミに意見を発表すること」が規則で禁止されている。しか

    mahal
    mahal 2009/06/23
    すくらむ氏辺りにこのネタに喰らい付いて貰って、おおやセンセがどんなDISり返しをするか見てみたい気はするが、あの人がこのブログ読んでるとも考えづらい。
  • 雑感 - おおやにき

    書店で戦前の軍隊を扱った新書を手に取ったら前書きに日近現代史研究でも戦争による「強制的同質化」という概念が提起されている云々という文章があったのだがあのまさかGleichschaltungの訳語だって気付いてないとかいうことはないだろうね(挨拶)。知ってて書いてるならなぜそこでナチズムに一応でも言及しないのかというのが極めて謎ではあるんだけど。というわけで、雑感。 ASEAN関係会議の会場にタクシン派のデモ隊が乱入して会議が全部延期になっちゃったそうで(「タイ騒乱、ASEAN会合すべて延期 各国首脳は避難」asahi.com)。まあそりゃ反タクシン派の国際空港占拠を容認しちゃったんだから、やり返すんじゃないのという話のような。そこで目の敵にされたタクシン派政権は一応民主的に成立したものだったわけで、それを直接行動によって・しかも国際的に「迷惑」をかけて打倒しても良いのだと、反タクシン派が

    mahal
    mahal 2009/04/14
    取り敢えずおおやセンセが「雑感」というタイトルを付ける時は「はい、これから誰それをDISりますよ~」というサインと見なせば良いのかと。でも、はてブ的には不便ですよねー>id:nornsaffectio
  • 雑感 - おおやにき

    来週のプレゼンテーションの打ち合わせ → 会議6時間、途中で前年度実績の分析報告 → 来週用のプレゼンテーション作って終わったら午前3時半。企画課のリーマンか私は(挨拶)。 というわけで疲弊したので少し晩酌。ジョッキに氷とともに入っているのはホッピーではなく、ビアラオというラオス製ビールです(他にあるのかは知らない)。冷蔵庫がまだ十分ではないせいだと思うのですが、現地ではよくこうして氷に注いで飲みます。まあ邪道ですが、暑い中でこうして薄まった軽いビールをぐびぐびやるのもなかなか風情のあるものでした。ビール自体はアルコール5%程度の、まあ軽いけどそれほど不思議ではない味のものです。指導している大学院生(と言ってもラオスの職業裁判官ですが)からお年賀にもらったのでありがたく堪能しました。というわけで、雑感。 AとBが対立している場面において、「Aを絶対善だと考えるな」という主張が「Bが絶対善で

    mahal
    mahal 2009/02/15
    箇条書きの3つ目みたいなことは、結構よく考える。「弱者萌えの隠れマッチョ」みたいな階級は確実に存在するんじゃないかな、とか。
  • ある心性 - おおやにき

    うんまあ国際線に乗ったので珍しく日の新聞でも読むかと思ってしまった私が悪いのはよくわかっているのだが、それにしてもピンポイントでこういう話を目にするものだと自分でも思ってしまった。裁判員制度に反対するデモが行なわれたという記事で、私自身も別にあの制度設計は支持していないというか何であんなんになっちゃったんだろうと個人的には思うわけであるがそれはそれとしてこういう批判の仕方はないだろうという話。 デモに先立つ集会では、芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久さんがビデオレターの中で「仏教や神道では、人は人を裁ける存在ではない。市民も一緒に裁くことで、法と世間が合体し、裁判にケチがつけられなくなるのは怖いことだ」と訴えた。(「「制度反対」300人 都心を行進」朝日新聞2008年11月23日朝刊社会面) ええと、まず裁判官は人間ではないとおっしゃっているわけですね? あれは人間としてできないはずのことをやっ

    mahal
    mahal 2008/11/25
    いや、本朝の宗教の1000年以上にわたる第一義の目標は「ケガレの回避」ですぜ、おおやセンセイ。
  • 読むわたくし(2・完) - おおやにき

    でまあここからは資料を読みながらぼんやりと考えていたことで、問題意識としては上記二冊とも関連してくるところがあるのだが、つまり「国民統合」がそれほど絶対的な価値かということだ。 『思想地図』1号(いただきもの。ありがとうございます)の対談で萱野先生が、貧困層が社会福祉を要求する根拠としてナショナリズムを逆用する可能性というのを主張していて、そうやなと思う部分とそれは逆用なのかと思う部分というのがある。つまり「長いナイフの夜」までのナチス突撃隊とかを見れば貧困層がナショナリズムと結びつくとか、それがブルジョアジー・国防軍のようなエスタブリッシュメントと対立しながら既得権解体を主張するというのは不思議なことではない。我が国でも最悪の形では二・二六事件として暴発した陸軍の貧民救済志向というのは当然に皇道派のナショナリズムと重なっていたわけだし、既得権益層を批判する立場からむしろ共産主義に同情的な

    mahal
    mahal 2008/10/07
    本当にベーシックインカムが実現された暁には、サヨクの皆様は「日本人ばかり助けやがって!この利己的な体制を粉砕してしまえ!」とか叫んだりするのだろうか。
  • ゆとり世代? - おおやにき

    ようやく1年生向け科目の採点が終わったわけだがどうなのかいろいろと(挨拶)。念のために言っておくと以下はあくまである大学で特定の教員がたまたま経験した内容であってそれ以上の一般化をするつもりはないしその材料になるとも思わないが、しかしその何と言うかこう。 まず前提として、私の行なう試験は原則として持込可である。まあいい加減大学なので暗記力ではなく理解力や表現力を問おうとしているわけであるが、試験の秩序を維持し公正を担保するために「外部との連絡手段、生物、音響を発しまたは動作に外部電源を必要とする機器」の持ち込みは禁止している。だからまあ、音を消したノートパソコンは持込可だし、実際に利用した学生もいるわけで、そういうのは別に構わないと思っているわけだがい物を持ち込まれたのは初めてだぞこのヤロウ。 従来から飲み物を持ち込む学生は年に数人単位でおり、別に周囲に迷惑もかかるまいから止めるまでもな

    mahal
    mahal 2008/08/28
    ある意味、朝飯喰わずに試験来る学生よりはマシな生活習慣だとは言えるのだし、食わせてやれよ、とも考えたが、音が良くないなら臭いも同様にファウルなので、禁止は適切か。
  • 幻想の共同体 - おおやにき

    実家に寄ったので読売を読んでいたら、秋葉原の連続殺傷事件は人を取り替えのきく部品のように扱う現代社会の帰結で犯人を暖かく包む伝統社会とか共同体とかがあれば起きなかったのではとか書いている人がいてええと津山三十人殺しってどういう時代に起きたんだっけ(挨拶)。世話好きおばさんがいたら非モテでもお嫁さんとか来てくれて幸せになれたのではとかいう趣旨のことが書いてあったような気がするんだけど、匿名性が高くて属性を隠蔽できるネット上の掲示板ですら「こいつなんかヘン」だと気付かれちゃうような人間の居場所が閉鎖的で固定的な共同体にあるわけないじゃん。村中から後ろ指差されて違う形で暴発してただけなんじゃないの、とは思うところ。 というか現代社会が行為や所属の領域を分断することによって「ちょっとヘン」な人がそのヘンさを日常とは違うところで表現したり発散したり、とにかく周囲の社会には気付かれずに平穏無事に生きて

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    mahal 2008/07/18
    言われてみれば三十人殺しの集落は「セックスにだけは少なくとも不自由しないコミュニティ」だった訳だが、加藤のような人物にそれはアルカディアであったのか(笑)。
  • on rehabilitability - おおやにき

    確か落語だったと思うのだが、「一つ目の珍しい人間がいる」と聞き込んだ興業師が捕まえて見せ物にしようとその村に忍び込んで捕まり、村人は全員が一つ目だったので「二つ目の珍しい人間がいる」といって見せ物にされてしまうというのがあった。Apeman氏の新しいエントリを読んで思い出したのは、そういう話。 第一に誤字が問題になるのはそれが誤字であるとわかる人々を対象にしている場合であって、そうでない生活環境とか知識水準の人々を動員しようとしているなら政治的には別に差し支えないわけである。というかむしろ広く一般大衆に話すときに「病膏肓に入る」を「こうこう」と読んだり「遺言」を「いごん」と発音したりすると「え~字も読めないんだプギャー」とか言われてしまう可能性があり、こういうトラブルを避けるためには専門的に権威づけられた知とかそれと同一化している自己の知識水準とかを棚上げして語りかける対象の心性を想像し、

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    mahal 2008/07/08
    アカデミズムな人は基本的に、自分の土俵で議論しない/出来ない相手の議論を議論として認めない、というお話。まぁ、ある種のスポーツ的態度として、それは妥当なんではあろうが。
  • フォロー特集 - おおやにき

    朝起きたらテレビで「モンゴルに非常事態宣言」というニュースをやっていたので電車に乗り遅れました(挨拶)。いや講義には間に合いましたが。幸い日教育研究センターの教員については無事が確認されましたが、このニュースにシリアスな利害関係のある人日にどのくらいいるのかなあ。いまは観光シーズンだから結構いるかな? え〜コメント欄でもお知らせいただいたこのニュース......「防衛省宿舎でビラ配り逮捕 邸宅侵入容疑の男」(MSN産経ニュース)。「「早急に核武装しよう」などと書いたビラを郵便受けに」入れたそうですが、ええっと、いやいや何ごとかを決めつけるのは早いですよ国防の対米依存と軍事同盟政策をよしとせずに自主防衛の必要性を唱える左翼かもしれないじゃないですか。 まあこの点に関してはですね、仮に警察と右翼団体の癒着なり相互依存関係なりがあったとしてもそれは組織化され「馴致」された右翼団体だけが対象

    mahal
    mahal 2008/07/03
    自然改造こそが、コミュニストのロマンであるだけに、件の■●さんの方向性は普通に妥当っぽくも。
  • 雑感 - おおやにき

    それでその「スパークリングホップのオンザロック」というのはホッピーと何が違うんだ(挨拶)。というわけで、雑感。 NHKの番組をめぐって取材を受けた団体が番組内容が取材時の期待に反していたとして訴えていた件、最高裁がNHK側の逆転勝訴判決を下したとのこと(asahi.com)。まあ例の自称・女性国際戦犯法廷をめぐる騒動なのだが、取材を受けた側の期待はよっぽどのことがない限り保護されないという結論になったので、刀鍛冶の人の期待権を根拠に映画『靖国』を批判している人は別の論拠を考えるように。まあNHK事件で「不当判決」とかいつもの垂れ幕出してる人たちにじゃあ『靖国』の件はどう考えるのかとか聞いてみたいところはあるわけだが。訴訟としての筋は取材する側と取材される側の関係という別にイデオロギーや政治的立場とは無関係なところで、それが最高裁判決に対するメディアの微妙な評価にも反映しているかなという気

    mahal
    mahal 2008/06/15
    期待権については、基本的に現在のネット社会にあっては取材を受けた側にも「期待の内容」を表現する媒体が存在するので、まぁ妥当な気が。/エンドロールに取材源のURL原則掲載義務づけ、とかはしていいかと思う。
  • タクシーとマッチポンプ - おおやにき

    いや終電後にタクシーで帰宅する霞ヶ関のなかの人たちがビールだのおつまみだの商品券だのをもらっていたという一件。正直そういうタクシーの使い方をしたことがほとんどないのでよくわからないのだが(というのは別に清廉潔白を気取るわけではなくタクシーチケットのもらえる仕事でもできるだけ自腹で地下鉄を使って移動するようにしているくらいタクシーというものが好きではないので、まあ必要なら使うのだがとにかく相手が気を遣って話しかけてきたりするのに対応しないといけないようなシチュエーションが嫌いで床屋も会話がないのを狙って安いところに行くとかおねえちゃんと楽しい会話のできる飲み屋さんとかに絶対自分からは行かないとかとにかく偏屈な人間だからなのであるが)、普通に都心から長距離で乗ればよくあるサービスだという人がいてそうかなと思い、しかし現金とか商品券はやはり割り戻しであってまずいのではないかと思うとスタンプカード

    mahal
    mahal 2008/06/08
    タクシーの利用は、そこまで貪って得たいほどの贅沢ではないだろ常考、ってのがボトムラインにはなるのだろうかと思う。
  • サーバ更新 - おおやにき

    なんかまた夜のあいだに過負荷でサーバが落ちていたので、むりやりスケジュールを空けて更新してみましたがどうでしょう(挨拶)。PentiumIIIの頃のCeleron 500MHzから一挙にPentium4 2.4GHzだかになっているわけで、まあ普通にサーバ類を動かしてる分には大差ないような、ブログの再構築とかCPU負荷のかかる作業やるとまったく動作時間が違うなというか。 ところで大学教員が・学外のサーバで公開していたブログの内容が不穏当不適切であるというのでぼうぼう炎上したり大学に講義が行なわれたり大学側が謝罪したりという話になっているようなのであるが、第一に大学側に法的責任がないのは当然であって、それはブログの内容が云々以前に大学によるコントロール可能性がないからである。民法上の不法行為責任は当事者の故意または過失を要求するわけだが、それは基的には何らかの行為の存在を前提にしている。も

    mahal
    mahal 2008/05/07
    「一定の厳しい制約の下でモノを言う」ことが学問について回る、みたいなのは、なかなか市井に共有されていない常識なのかも知れない。