米ニューヨークで開催された恒例のファッション・ウイークが17日に閉幕した。100を超える参加ブランドの2010年春コレクションにも、不況の影響が表れていた。 同イベントの最後を飾る「トミー・ヒルフィガー」は同日、5番街に新店を開いた。同ブランドのフレッド・ゲーリング最高経営責任者(CEO)は「インパクトを与えるための出店。ファッション界のすべてがこの店にある」と述べた。過去最大の品ぞろえだという店内には、ショーのためにデザインされた服からスポーツウエア、アクセサリーまでが並ぶ。価格帯も49ドル(約4500円)のポロシャツから1000ドルのスーツまでと幅広い。同CEOは「消費者は幅のある価格の組み合わせに抵抗を感じないようだ」と説明した。 米国の消費者が解雇や住宅の資産価値減少に直面するなか、婦人服の売り上げは6月までの1年間に6%減少。高級百貨店ニーマン・マーカスなど高級デパート各社は