日本選手権の女子2百メートル背泳ぎで優勝し、笑顔を見せる寺川綾選手=19日、浜松市総合水泳場 ミズノは21日、6月にもフランスとイタリアで競泳用水着の販売に乗り出す方針を明らかにした。ミズノ製水着の「欧州進出」は、初めて。昨年の北京五輪で多くの選手が着用した英スピード製水着「レーザーレーサー(LR)」に対抗、3年後のロンドン五輪での選手着用の拡大に弾みをつける方針だ。 ミズノが販売する競泳用水着は、今月15日から国内の一部店舗で先行発売している新型競泳用水着「SST−100シリーズ」(レディス用ロングスーツで5万9850円)。 北京五輪における25の世界新記録のうち23はLRを着用して達成するなど、ミズノなど国内メーカーは後れを取った。しかし、19日まで浜松市で開かれた日本選手権で、ミズノと契約する寺川綾選手が「SST−100シリーズ」を着用して3冠に輝くなど、“復活”を遂げつつあ
丸井は22日、24日午前10時にオープンする東京・新宿の「新宿マルイ本館」の内覧会を開いた。消費不振が叫ばれる中、マルイの新宿本館の誕生は、国内最大の商業集積地である新宿の百貨店戦争を一段と過熱させる引き金ともなりそうだ。 新宿地区では昨年春の東京メトロ副都心線の開業以前から、各百貨店の大型投資が相次いでいる。伊勢丹新宿本店の過去最大級の改装を皮切りに、高島屋新宿店が続き、今回の新宿マルイ本館のオープンにより、大型投資が出そろう格好だ。 新宿本館について丸井は「家庭、職場に次ぐ第三の場所(サードプレイス)」(浅田恭平新宿マルイ本館店長)と位置付けている。顧客へのアンケートなどをもとに、店内に多くの植物や休憩所を設けた一方、広めのトイレなどを充実させた。 屋上には英国式の庭園も設置したほか、幅広い年代の女性向けにさまざまな生活スタイルに対応したショップを導入。アパレル関連を全体の
レンタルや、共同で利用するシェアなどモノを「持たない」「増やさない」をキーワードにしたサービスが消費者の心をとらえ始めた。収納場所が手狭という住宅事情に加え、不況による節約志向への関心の高まりが追い風になっているようだ。 ≪会員数が急増≫ ブランドバッグのレンタルサイト「Cariru(かりる)」は、エルメスやシャネルのバッグ、アクセサリー約200点を扱う。当初ブランド品を販売していたが、2007年後半から景気後退を先取りするかのように目に見えて売れ行きが悪くなった。このため会員制のレンタルに切り替えた結果、昨秋から急激に会員が増え始め、この数カ月間で会員数は30倍の900人になったという。 サイトを立ち上げた岩田光枝チーフプロデューサー(34)は好調な理由を「高額品の購入に慎重になっているだけでなく、所有意識がなくなっている」と分析する。 ネットで注文を受け、宅配便で自宅に
高島屋の鈴木弘治社長は17日、産経新聞の取材に応じ、現在3つに分かれている同百貨店のインターネット通信販売部門を、今後1年程度で1つに統合し、ネット事業を強化する考えを明らかにした。消費者に利用しやすいサイトを構築することで、現在年間30億円程度のネット通販の売り上げを早期に100億円まで引き上げる。 高島屋のネット通販は、紙媒体の通販を取り扱う通販事業部のほかに、オンライン事業部が店舗経由で商品を取り扱うオンラインショッピング部門と、店舗を通さず直販できるファッションモール部門がある。部門ごとに精算しなければならないなど利便性が悪いため、オンライン事業部のネット通販部門を通販事業部に移管する形で統合する。 鈴木社長は「あと10年もすれば、70代でもインターネットを日常的に使うようになる」と予想。その上で「在宅で買い物できる手段として、ネット通販を充実させ、高齢化による来店顧客減少によ
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(FR)が9日発表した平成21年2月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比28・7%増の698億円と過去最高を更新した。 景気低迷で個人消費が落ち込む中で、「ヒートテック」など値ごろ感のあるユニクロの商品構成が支持され、国内の既存店売上高が同13%増加となったのが寄与した格好だ。 売上高は12・9%増の3574億円と過去最高を記録。このうち国内のユニクロ事業は17・0%増の2962億円、海外のユニクロ事業も中国などアジア地域が好調に推移して17・9%増の186億円だった。 国内の直営店746店舗では、昨年9月〜今年2月までの累計来店客数が同9・2%増加。好調な販売動向を受けて値引き販売が減ったことで客単価も3・4%増加した。また、こうした販売増で人件費負担の増加分を吸収した結果、本業の収益力を示す売上高営業
紳士服店チェーン「紳士服はるやま」を展開するはるやま商事は7日、レディス向けカジュアルファッション市場に参入すると発表した。第1弾として8〜9月上旬をめどに、自社ブランドのショップ「ミリオンカラッツ」を都心のターミナル型ファッションビルに出店する。同社は郊外型紳士服店を主力としており、市場規模が大きく成長性が高いレディス向けカジュアルファッション分野を、新たな収益の柱に育てる考えだ 年内に都心に3店舗をオープンし、その後首都圏や大阪、京都への進出を目指す。5年後には、仙台や札幌、福岡など地方の大都市圏への出店を視野に、50店舗、100億円規模の売り上げを狙う。 25〜30歳の女性をメーンターゲットとし、商品企画から生産管理、ショップ運営やPR活動を、新たに立ち上げた新規事業部が一貫して行う。黒澤英樹同部部長によると、自社企画商品が8割を占め、残りの2割が国内や海外の業者から買い入れ
サークルKサンクスは1日、人気カリスマモデルの益若つばささんと共同企画した、オリジナルヘアアクセサリー11種類(290〜490円)を8日から数量限定で販売すると発表した。 益若さんの意見を取り入れた色やデザイン、サイズを取りそろえた。ターゲットは10代女性が中心で、同社では「ファッション誌などとともに購入してほしい」としている。
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本が2大会連続で優勝を決めたことで、景気後退に沈む日本経済にも明るい影響を与えるとの見方が広がっている。関連グッズなど幅広い消費の喚起が期待されるほか、関連企業の業績や株価動向にも熱い視線が注がれているからだ。 日本チームにユニホームを提供したスポーツ用品大手のミズノは、選手仕様のユニホームのレプリカなどを販売。売れ行きは「好調」(広報担当者)だけでなく、優勝の決まった24日の株価は前日終値比24円高の461円と年初来高値を更新した。今後の優勝セールなどで、関連グッズの販売増につながる公算が大きい。 日本代表のヘルメットに広告を出した日本マクドナルドは、対象のセット商品を買うと代表選手をデザインした「クリアファイル」をプレゼントするキャンペーンを実施している。日本マクドナルドホールディングスの株価も3営業日連続で上昇、24日は
約3万5000人のランナーが都心を駆け抜ける東京マラソンの号砲が22日、鳴り響く。2007年の第1回大会が火付け役となったランニングブームは、世界同時不況もどこ吹く風だ。スポーツ用品メーカー各社も、ランナー向けに商品や店舗を充実。とくに“美ジョガー”と呼ばれる女性ランナーをターゲットとした市場で火花を散らしている。 アシックスは先月28日、東京・原宿に国内2店目のランニング専門直営店「アシックスストア原宿」をオープンした。商品を販売するだけではなく、ロッカーやシャワーを備え、ランニング基地としての機能を持つ。同社の昨年10〜12月期のランニング関連用品の売り上げは前年同期比20%増。池田新マーケティング統括部長は「ビギナーの女性に親しまれるようにしたい」と同店の狙いを語る。 ミズノは6月から既存のスポーツ店の一角を「ミズノ・ランニングステーション」に改装、足形測定イベントやランニン
流通最大手のセブン&アイホールディングス(HD)は17日、傘下のイトーヨーカ堂で衣料品、住居品(日用品、雑貨など)、食料品の合計2600品目を、18日から一斉に値下げすると発表した。景気の悪化で消費者の節約志向が高まっていることに対応し、過去最大規模の値下げに踏み切る。イオンも大規模な値下げを検討しており、株価低迷や企業業績の悪化で消費マインドが冷え込む中、大手スーパー各社が需要喚起のため本格的な値下げ競争に突入した格好だ。 値下げは衣料品1500品目、住居品1000品目、食料品100品目の合計2600品目。平均値下げ率は衣料品が30%、住居品が27%、食料品が15%という。 紳士用ワイシャツは1990円を1490円に、紳士用ビジネスシューズは1万2800円を5990円にそれぞれ引き下げるほか、エバラ食品の焼き肉のたれ「黄金の味」(210グラム)は258円を218円に引き下げる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く