「カワウソ(川獺)」は、河童のモデルともいわれ、河童の一種として妖怪の仲間とされていた。そもそも、カワウソはネコ目・イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳類である。 日本に棲息していたカワウソは「ニホンカワウソ(日本川獺)」と呼ばれ、体長64.5~82.0cm、尾長35~56cm、体重5~11kgの大きさの動物である。その特徴は、眼を水面から出して警戒できるよう、眼と鼻孔が顔の上方にあり、鼻孔は水中で閉じることができる頭骨形状になっている。北海道から九州まで広範囲に棲息しており、泳ぎが得意で、水中での生活に適応しているが、陸上でも自由に行動できる。魚、エビ、カニを好んで食べるため、河川と海との間を往復もしている。また、カワウソの体毛は、水中での体温消耗を防ぐため、外側は粗い差毛、内側は細かい綿毛で、差毛は水中で水に濡れて綿毛を覆い、綿毛に水が浸入するのを防ぐよう二層になっている。そのため、良質な
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