【ワシントン清水憲司】米労働省が7日発表した9月の雇用統計(速報値)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比15万6000人増(前月は16万7000人増)だった。事前の市場予想(17.5万人増)は下回ったが、雇用情勢の改善が続いていることを示した。米連邦準備制度理事会(FRB)は引き続き年内の利上げを検討するとみられる。 失業率は5.0%で前月から0.1ポイント上昇した。市場予想は4.9%だった。失業率の上昇は、雇用情勢の改善を受け、職探しを始めた人が増えたためとみられる。