クレディセゾンは100人以上の内製開発チームにより、顧客管理などを担う「共同基幹システム(HELIOS)」とのデータ連係基盤を、米Amazon Web Services(AWS)のコンテナサービスを使って更改した。当初案に比べて、運用コストを約7割減らせた。2024年春には他の重要システムについても、AWSのコンテナサービスを使った移行を予定する。 「スマートフォンアプリなど多数のサービスとHELIOSの間で円滑にデータをやり取りするため、高い可用性が求められるシステム」。クレディセゾンの小野和俊取締役兼専務執行役員CDO(最高デジタル責任者)兼CTO(最高技術責任者)は、データ連係基盤の重要性についてこう語る。 同基盤の更改は、オンプレミス基盤の製品ライフサイクル終了(EOL)を契機に実施した。検討開始から8カ月後の2022年7月に本番稼働している。当初、外部ベンダーを使ってメインフレー