独テューリンゲン州で投票する有権者 Photo: Martin Schutt / picture alliance / Getty Images 歴史的な結果 9月1日におこなわれたドイツ東部のザクセン州とテューリンゲン州の州議会選挙は、歴史的な結果となった。 いずれの州でも、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が単独で3分の1以上の票を獲得。テューリンゲン州では第一党に躍り出た。ナチ支配以後、初めて極右が勝利した形だ。 また、東ドイツで事実上の独裁を敷いていた社会主義統一党をルーツの一つに持つ「左翼党」の元幹部ザーラ・ヴァーゲンクネヒトが離党して新たに結成した左派ポピュリズム政党「ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟(BSW)」も、両方の州で政権樹立のキャスティングボートを握れるほどの票を獲得した。BSWも移民制限を掲げるほか、ウクライナへの支援に後ろ向きで、AfDと政策が共通する部分も