尖沙咀(チムサーチョイ)の有名ショッピングモール「K11 Art Mall(アートモール)」が、Z世代をターゲットとしてショップの入れ替えを活発化しています。過去1年間で65ブランドが出店しており、8月中旬には北欧スウェーデン発の家具ブランド「IKEA」の出店が決定しています。 K11アートモールは、Z世代(1990年半ばから2010年代生まれの世代)をターゲットに、アーバンアウトドア(都市スタイルと野外アウトドアとの造語)をテーマにしたフロアを設けたり、海外人気店のほか香港ローカルブランドに注目したり、インスタグラムで注目されている店舗の誘致にも力を注いでいます。 最近では「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」のアジア最大のコンセプトストア、香港のファッションブランド「Archival Reinvent」、タトゥーとピアスの「Karma Tattoo & Piercin
香港・九龍の裏路地で飛び込んだ食堂。そこで食べた燒鵝(ガチョウのロースト)が忘れられません。店の名は『富記粥品』。香港ローカルの間では評判の大衆食堂だそう。店名に入る「粥」の文字の通りおかゆが看板料理ですが、お酒あり・23時過ぎまで営業という、香港版「街中華」飲みスポットでもあります。 世界のローカルな食堂でみつける、絶品おつまみ香港・旺角(Mong Kok)で半世紀続く大衆食堂へ本格的な海外旅行の再開を前に、筆者おすすめの海外ローカルフードをご紹介します。 羽田から飛行機で約5時間。香港国際空港から九龍までは、エアポートエクスプレスで約20分。ニューヨークやロンドンと並ぶグローバル都市で、世界有数の人口過密都市でもあります。 香港100万ドルの夜景と言われ、英国統治時代から日本人観光客に人気の都市ですが、グルメ枠を忘れてはいけません。香港は大陸の食文化に、港湾都市ならではの魚介料理の数々
【森脇慶子のココに注目 第39回】「一平飯店」 ここ最近、広東料理、それも香港料理の勢いが止まらない。注目の店が、次々と巷を賑わせているのだ。元「福臨門酒家」の料理長だった袁家寶シェフが腕を振るう銀座シックス「家寶 跳龍門」、「味坊」グループのニューフェイスである代々木八幡の香港飲茶専門店「宝味八萬」に香港ストリートフードに特化した新中野「香記豚記」等々。去年から今年にかけて気になる新店が目白押し! そんな中、またひとつ、香港の私房菜を思わせる期待の一軒がオープンした。 香港の私房菜を思わせる雰囲気 今年3月1日、麻布十番の外れに店を構えた「一平飯店」がそれ。仕掛け人は、あの六本木「桃仙閣 東京」のオーナー林亮治氏。そんな林氏が見込んだ料理人は、安達一平シェフ。 安達一平シェフ 林氏曰く「安達シェフとは、(中華の)料理人達の勉強会で知り合いました。普段は大人しいのに、料理の話になると止まら
海老チャーハンの魅力 チャーハンと言えば、ご飯と具を炒めるだけで、家庭でも簡単に作れる料理のイメージですが、味付けはもちろん、具材や火力によって大きく違いの出る奥深い料理。特にお店のチャーハンは、強い火力と、お店のオリジナルの味付けで、真似のできない味を楽しむことができます。パラパラ系か、しっとり系か、シンプルな中でもお店の個性が光るチャーハンですが、今回はその中からさらに「海老チャーハン」にスポットを当ててみました。他の料理との食べ合わせもよく、海老ならではのプリプリの食感と、ご飯とのマッチングは最高です。淡いピンク色と卵の黄色が混ざり合う、きれいな見た目も食欲を誘う、都内のおいしい「海老チャーハン」をご紹介します。 はずせない! 安定の町中華 三久飯店(祐天寺) 1968年創業の「三久飯店」は、祐天寺に住む人なら知っている人気の中華料理店です。若者から高齢の方まで幅広い世代に人気で、店
香港はグルメをうならせる食の魅力に満ちた街です。とはいえ、コロナ禍で気軽に現地へ足を運ぶのはなかなか難しい状況が続いています。そんな中、日本に居ながら香港の味を堪能できる料理店を紹介します。定番の香港グルメに加え、ライスヌードル「米線」、クラフトビール……。よく知られた食べ物から新たな動きまで、香港の潮流を感じ取ることができそうです。 名物は大海老のチリガーリック炒め 避風塘料理「喜記」 海に面した香港には、台風の際の船が待避する「避風塘(ベイフォントン)」という場所があります。東京・銀座にある「喜記(ヘイゲイ)」で味わえる「避風塘料理」とは、そんな場所で、かつて大勢いた船上生活者に提供されていた料理のこと。「喜記」は、避風塘料理の元祖と呼ばれ、海鮮料理を軸に、唐辛子を用いたスパイシーな味付けで知られています。 「喜記」の個室に飾られている、廖傳喜シェフが船上に店を構えていたころの写真=相
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