中国当局が在外市民の本土外所得への徴税に乗り出したことを受け、香港で勤務する本土出身者の人材流出を巡る懸念が広がっている。中国のバンカーやホワイトカラーにとって香港で働く魅力が損なわれるためだ。 本土の所得税率は最高で45%。これに対して香港は約15%だ。従業員やリクルーターに取材したところ、香港勤務の中国人専門職は今回の徴税措置と香港での生活費の高さを踏まえて本土に戻ることを検討している。 中国、在外市民に本土外所得への徴税開始-まず香港など標的 Sources: GovHK, Inland Revenue Authority of Singapore, State Taxation Administration of the PRC Footnote: Personal income tax refers to highest rate in tiered system