日本経済研究センターが2027年には韓国が名目GDPで日本を上回りし、台湾も同年に上回ると予測したとき、大きなニュースとなった。しかし、国際通貨基金(IMF)によると、韓国はすでに2018年に日本を追い抜き、台湾は2009年に追い抜いている。 さらに、韓国は2026年までに日本より12%リードするとみられている。 IMFは、購買力平価(PPP)と呼ばれる基準を用いており、これは、実際の生活水準を比較するために、価格と為替レートの変動を均衡するものだ。 「逆転」が日本について語ること しかも、韓国は日本とは異なり、その成長成果を労働者に与えてきた。1990年から2020年までの30年間、平均的な日本の労働者は年間実質賃金(付加給付を除く)の上昇を享受しなかったが、韓国の労働者の賃金は2倍になっている。現在、韓国の労働者は日本の労働者よりも高い実質賃金を得ている。 この「逆転」は、韓国よりも日
かつて他社を寄せつけなかったテスラだが、いま同社の売り上げがEV市場全体の50%以下に落ち込んでいることが明らかになった。テスラ失速の原因を米紙「ニューヨーク・タイムズ」が分析する。 米国ではシェアが50%以下に 研究機関コックス・オートモティーヴによれば、4~6月までのテスラのEV売り上げはいまだ市場全体の49.7%を占めている。だが、前年の59.3%に比べると、大幅な減少だ。テスラはいま、ゼネラルモーターズ(GM)やフォード、ヒュンダイ、起亜などの競合他社にその地位を脅かされている。 コックスによると、テスラのシェアが3ヵ月間で50%以下まで下落したのは初めてだ。2012年にモデルSセダンを売り出し、EV市場の覇権を握ったテスラ。しかし今回の調査結果は、もはやテスラがその地位を失いつつあることを示している。 モデルS以前、米国内でのEV販売数はきわめて少なかった。だが米国全体で見るとE
概要本編の主人公『小日向雄真』と、その悪友『高溝八輔』の幼馴染。 容姿は女そのものだが、女を凌ぐほどの女らしい美しさを持つ、立派な男の娘(もっとも、当時はそのような言葉がなかったため、公式サイトでは「オカマちゃん」と紹介されている)。 それゆえ、「この街で一番の美少女は男」と言われるほど(PS2版の初回限定特典アニメ『渡良瀬準の華麗なる一日』より)。 と言っても、本人は男であると自覚しており、その上で女性のように振舞っているので、性同一性障害ではない。雄真に対しては恋愛感情を抱いているものの、友人としての一線を越える気はないらしく、彼がヒロイン達と結ばれるよう全力でサポートしてくれる。 しかし、プロローグのバレンタインデー前日に初めてご対面した春姫に『雄真の彼女』と誤解された際には、誤解を解こうとせず、むしろ誤解を解こうとした雄真の妨害すらしている。 本来は恋愛ゲームではおなじみの親友ポジ
こう語るのは、オーストラリア・シドニー大学の脳・精神センターで認知症を研究しているファン・ユンテ氏だ。 日本人のうち認知症患者が占める割合は、1000人あたり23・3人と、じつは世界で最も多い。先進国(OECD加盟国)の平均は1000人あたり14・8人。いくら日本が高齢化大国とはいえ、あまりに多すぎると思わないだろうか。 その隠れた理由として、研究者たちが注目しているのが「ストレスと認知症の関係」なのだ。なかでも、ストレスと密接なかかわりをもつ「ある脳内物質」が、黒幕と目されている。 「脳のほぼ中心にある、視床下部というところから分泌されるオレキシンです。オレキシンは別名『ストレスホルモン』とも呼ばれ、ストレスを感じたり、夜にしっかり眠れなかったりすると増えることが知られています。 このオレキシンは不眠症の患者などで特に多いことが分かっていましたが、私たちの研究によると、アルツハイマー型認
宇宙には「暗黒物質(ダークマター)」という、重力でのみ存在を知ることのできる物質が大量にあるとされています。暗黒物質は普通の物質と極めて稀に相互作用する可能性があるため、原子核と暗黒物質との衝突で発生する信号を捉える検出器が世界中に設置されています。しかし正しい観測のためには、無関係の信号であるノイズを除去する必要があります。 国際共同実験「XENON(ゼノン)コラボレーション」は、液体キセノンで暗黒物質を検出する最新の装置「XENONnT(ゼノンエヌトン)」にて、太陽から放出される素粒子「ニュートリノ」が原子核と衝突する形式の1つである「ニュートリノ‐原子核コヒーレント弾性散乱(CEvNS)」に由来する信号を検出したと発表しました。 地球の外に由来するニュートリノによるCEvNSを捉えたのは世界で初めてのことです。この結果から、XENONnTは小型の装置の割に、ニュートリノというノイズに
2022年に発表された「ChatGPT」は、当初から自然な会話ができたり大学生レベルの試験に合格できたりと、AIによる高品質の文章生成で話題になりました。現在では様々な種類の生成AIが登場していますが、その起源は有名な2人の数学者が作った「ラブレタージェネレーター」という50年以上前のコンピュータプログラムであると、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で同性愛やフェミニストのコミュニティを研究する作家兼教師のパトリシア・ファンチャー氏が解説しています。 The Love Letter Generator That Foretold ChatGPT - JSTOR Daily https://daily.jstor.org/the-love-letter-generator-that-foretold-chatgpt/ 世界初のコンピューター生成文書であるとファンチャー氏が挙げたのは、数学者、
Intelの「Core i9-13900K」のような第13世代CPUや、「Core i9-14900K」のような第14世代CPUには、設計に起因するクラッシュ問題が存在することが報告されています。Intelは、この不具合に対する修正パッチの配布を予定していますが、修正パッチを当ててもクラッシュが発生するのが予防されるだけで、既にクラッシュが発生したことがあるCPUの劣化は不可逆的だと報じられました。 There is no fix for Intel’s crashing 13th and 14th Gen CPUs — any damage is permanent - The Verge https://www.theverge.com/2024/7/26/24206529/intel-13th-14th-gen-crashing-instability-cpu-voltage-q-a
Minoru.Noguchi @rokuhara12212 昨日頂いたこの本を読んでみて、以前から鎌倉時代の後期を専門にされている研究者による鎌倉幕府草創期に関する所論に違和感を感じていたのですが、その理由の一端が分かりました。 この本、史料論のみならず「歴史」とは何かを考えさせる素晴らしい内容。現代の問題意識に満ちているように思います。 pic.twitter.com/O88RMFj5ox Minoru.Noguchi @rokuhara12212 ほかの用務を中断して精読しています。第六章まで読み終えました。 この本は日本中世文学の研究者の著作ですが、間違いなく最高の水準で時系列に沿った形で鎌倉幕府の政治史が語られています。 研究史にのこる新書だと思います。 今週末頃には書店に並ぶとのことです。 pic.twitter.com/NyR3GOXWVH
太陽系外の巨大ガス惑星「インディアン座イプシロンAb(Eps Ind Ab)」(画像中央左の明るい点)を、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)のMIRI(中赤外線観測装置)に搭載のコロナグラフを用いて直接撮像した画像。★マークの位置にある主星の光は遮蔽されている(NASA, ESA, CSA, STScI, Elisabeth Matthews (MPIA)) 地球からわずか約12光年の距離にある恒星を公転する太陽系外惑星を、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を用いて、惑星そのものを画像に捉える直接撮像法で発見したとする研究結果が発表された。この系外惑星は、これまでに直接撮像された惑星の中で最も古く、最も低温だという。 地上の望遠鏡で未撮影の系外惑星を、JWSTで撮影したのは今回が初めてだ。 これまでに知られている系外惑星約5000個のほとんどは、トランジット法を用
※同書と本記事は異性愛者の視点から、生殖能力のある異性愛者同士の関係性を対象として書かれていますが、力関係や責任といったテーマを取り扱っており、特定の性自認にかかわらず役立つ内容となり得ると考えております。 何が書いてあるのか 「望まない妊娠は、セックスが原因ではない。男性が無責任な射精をした場合にのみ、望まない妊娠が起きる。彼自身と、彼のパートナーが妊娠を望んでいない状況なのに、男性が精子を女性のヴァギナ(膣)に放出した場合にのみ、それが起きるのだ──」 衝撃的な序章からスタートする『射精責任』。 展開される全28の項目では、妊娠の原因である男性の生殖機能は安易にコントロール可能であるにもかかわらず、避妊と妊娠に伴う精神的・身体的負担を女性のみに背負わせ続けている実態について、赤裸々に書き出す。 さらに、それらの負担が社会内で「当たり前のこと」として軽視され、女性の痛みや生命の危機が適切
※同書と本記事は異性愛者の視点から、生殖能力のある異性愛者同士の関係性を対象として書かれていますが、力関係や責任といったテーマを取り扱っており、特定の性自認にかかわらず役立つ内容となり得ると考えております。 何が書いてあるのか 「望まない妊娠は、セックスが原因ではない。男性が無責任な射精をした場合にのみ、望まない妊娠が起きる。彼自身と、彼のパートナーが妊娠を望んでいない状況なのに、男性が精子を女性のヴァギナ(膣)に放出した場合にのみ、それが起きるのだ──」 衝撃的な序章からスタートする『射精責任』。 展開される全28の項目では、妊娠の原因である男性の生殖機能は安易にコントロール可能であるにもかかわらず、避妊と妊娠に伴う精神的・身体的負担を女性のみに背負わせ続けている実態について、赤裸々に書き出す。 さらに、それらの負担が社会内で「当たり前のこと」として軽視され、女性の痛みや生命の危機が適切
デジタルネイティブのZ世代は、恋人のデジタルライフのどんな行為を「浮気」と見なすのか。浮気を疑ったときに、どんな行動に出るのか。米紙「ワシントン・ポスト」が、生々しい実態を取材する。 彼氏がインスタグラムでモデルのビキニ写真に「いいね」した。それは裏切りか。無邪気な移り気か。あるいは、ただの小さな赤いハートマークか。 写真に友だちをタグ付けしたり、TikTok動画に「いいね」したり、われわれがオンラインですることのほぼすべてには跡が残る。恋愛関係にある人にとって、そうした痕跡は不貞のサインになりうる。事実そうであるにせよ、そう受け取られるだけにせよだ。 インターネット時代の小さな裏切り行為を指す「ミクロ浮気」ネタが、TikTokやインスタグラムなどのソーシャルメディアに絶え間なく流れている。ミクロ浮気のほとんどがオンラインで起こるので、カップルは互いのデジタル習慣を監視し、調べて、不貞のサ
小沢一郎氏が「政敵」野田佳彦氏と会食。何を話したのか? 立憲民主党の野田佳彦氏と小沢一郎氏が7月19日夜、東京都内で会食したようだ。 同じ党でありながら、この二人が会談することは、滅多にない。おそらく、野田氏が民進党幹事長、小沢氏が自由党共同代表だった2016年以来だろう。 共同通信が会談の中身を次のように伝えている。 9月の代表選を巡って意見交換。次期衆院選で政権交代する必要があるとの認識で一致し、選挙での野党連携の在り方についても話したという。 政権交代を前提として、首相の顔にふさわしい人物を代表に選び、衆院選に統一候補を立てて戦えるよう野党間の話し合いを進める。そういう合意だろう。 泉健太代表ではだめだから、新しい顔にすげ替えたいということでもある。 自民党の派閥領袖のごとく、数の力をバックに密室で党のトップを決めることはできないが、政治的立場の異なる二人の大物議員の合意は党内に相当
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く