ナノテク研究のクールな実験装置:画像ギャラリー 2008年5月16日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Aaron Rowe 物質科学者になる最大の理由は、クールな機器類を扱えることかもしれない。 物質科学とは、材料の研究をする学問だ。この分野の研究者は、将来のセンサー、電子機器、医療機器などの基本的な材料になるかもしれない、スズのナノワイヤー、コロイド結晶といった珍しい物質を研究している。 極小のスケールで物質を調べるには、途方もなく高精度で正確無比な機器が必要になる。 サンフランシスコのMoscone Centerで4月24日から28日(米国時間)にかけて開催された『先進材料学会』(Material Research Society)の春季会議では、ナノテク機器メーカー各社が革新的な研究者たちに向けた製品を披露していた。 われわれは、分子モーターや人間の皮膚
2001年9月11日朝に起きたあの衝撃的な「アメリカ同時多発テロ事件」、あまりにも破壊の規模が大きかったのと、ビルが崩落するという常軌を逸した現象が起きたため、さまざまな陰謀説が出てくる原因となったわけですが、旅客機がビルに激突した瞬間、どのようにして壊れていったのか?というのをパデュー大学が科学的にちゃんと計算してシミュレートしたムービーが公開されました。 再生は以下から。 YouTube - First scientifically accurate visualization of 9/11 attack 突入の瞬間 旅客機の機体が突入したために起きた破壊のシミュレーション 建物の構造はこのような感じで崩壊していく 突入した側と反対側 ほかにもガラスの破片がどのように飛び散っていったのか、旅客機の燃料がどのようにして散らばったのか、それらが組み合わさってどういった爆発となっていったの
「タンク培養の人工肉」普及は間近?:培養食肉シンポジウムからのレポート 2008年5月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Alexis Madrigal 人工培養食肉は今のところ工業生産されてはいないが、『Tissue Culture and Art Project』(組織培養とアートプロジェクト)に参加するオーストラリア人アーティストたちは、『肉体なき料理』(Disembodied Cuisine)と題した展覧会のために、写真にある試験管ステーキを培養した。 Photo Credit: Tissue Culture and Art (TCA) Australia 5年から10年後には、スーパーマーケットの精肉コーナーに新しい製品が並ぶようになるかもしれない。家畜に比べて生産コストが安く環境への悪影響も小さい、タンクで培養された食肉だ。 4月にノルウェーの
ニュース 2008年05月14日 14時01分 更新 東京都が携帯電話回収に参画 “都市鉱山”からレアメタル再利用 東京都が携帯電話の回収事業に都道府県として初めて参画。携帯に残されたチタンやパラジウムなどのレアメタルのリサイクルが目的で、協力した都民への謝礼や景品の提供を企業などに働きかける方針だ。 東京都は、使われなくなった携帯電話の回収事業に都道府県としては初めて参画する。回収事業は関係業界団体など進めているもので、携帯に残されたチタンやパラジウムなどの「レアメタル(希少金属)」のリサイクルが目的。都は広報誌での呼びかけやイベントなどでの回収を検討しているほか、協力した都民への謝礼や景品の提供を企業などに働きかける方針だ。 電子機器の生産に欠かせないレアメタルは世界的な需要の増大で価格が高騰し安定調達が難しくなっており、大量のレアメタルが残される廃棄電子機器は“都市鉱山”とも呼ばれて
NECエレクトロニクスが、ありとあらゆる動画を高画質にする「超解像技術」を開発しました。 単純に画像拡大処理を行うだけでなく、画像のボケやエッジの粗さを改善するため、過去のビデオテープやDVDなどをハイビジョン液晶テレビで楽しめるようになるほか、ワンセグ放送をWVGA液晶を搭載した携帯電話などで高画質に視聴することが可能になるとのこと。 詳細は以下の通り。 応用分野 | 超解像技術のご紹介 | IPコア | セルベースIC | ASIC | 製品情報 | NECエレクトロニクス このページによると、今回NECエレクトロニクスが開発した「超解像技術」は、2006年にGIGAZINEで紹介した複数枚の画像を組み合わせることで、携帯電話のカメラでも高画質な写真撮影を可能にする従来の「超解像技術」をさらに発展させたもので、1枚のフレーム画像から超解像処理が可能になったほか、処理に必要なメモリ容量を
「参加したのはなぜですか?」。とあるアートセラピーのワークショップ参加者たちに聞いてみた。 すると「自分がなにをしたいのか知りたくて」(女性会社員)「なにか発見できるかもしれない気がして」(休職中女性)「なんとなく面白そうだから」(女性会社員)。それぞれの答えが返ってきた。 自分探しにも活用されるアートセラピー アートセラピー(アートワークセラピー)とは、絵画を描く過程を通して、心をケアする心理学療法だ。といっても、堅苦しいものではない。参加者はクレヨンや色鉛筆を使い、真っ白な紙などに絵を描いていくだけ。絵には「自分とその周り」「大切なもの」などテーマに沿って描く場合と、テーマを決めない場合がある。 このワークショップは、イベント盛りだくさんの朝EXPOの一環で行われた。講師を務めたのは、クエスト総合研究所の柴崎千桂子さん。 セラピスト暦15年の柴崎さんは、「本来アートセラピーは、精神医療
今ではモバイルに特化したものから、美しい写真を撮ることを追求した巨大なものまで様々な種類のデジタルカメラが発売されていますが、フィルムを使わない世界初のデジタルカメラはKodakの研究者が寄せ集めのパーツで作ったそうです。 詳細は以下から。Kodak A Thousand Nerds - We Had No Idea レンズは8ミリカメラの生産ラインでのゴミ箱から流用し、当時は画期的だったCCDイメージセンサーを搭載。23秒かけて白黒画像をカセットテープに記録するそうです。 撮影した画像は、カセットをカメラから取り外し再生デバイスにセットすることでテレビに出力できるようになっています。 印刷した撮影画像(左)とテレビに映した画像(右)を比較。 特許は1978年に取得されています。 Electronic still camera - Google Patents サイズはこんな感じ。持ち運べ
寝ているだけで170万円の報酬:NASAが実験参加者を募集 2008年5月 8日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal Image: Bethany L King/Flickr ストレスに満ちた過酷な毎日の生活で、立ったり歩いたりの仕事から解放されて休みたいと思ったことはないだろうか? それなら、今すぐ荷造りをして、ヒューストンに行くといい。米航空宇宙局(NASA)が、90日間連続でベッドに寝ているだけで1万7000ドルを支払ってくれるそうだ。 ジョンソン宇宙センターの『Human Test Subject Facility』で行なわれるこのベッドレスト実験は、微重力状態が人体に及ぼす影響を研究するためのものだ。 ベッドレスト研究のウェブサイトには、次のような説明がある。 参加者は、(指定のテストを行なうための限られた時間を除いて、)
脳信号を検出することによって、考えるだけでパソコンを操作するという技術をロシアが開発するらしい。これによって、障害のある人でも簡単にパソコンを使うことができるようになるとのこと。 どういう仕組みかという詳細は以下から。 Russians to operate computers by power of thought - Pravda.Ru これによると、Southern Federal Universityの科学者たちは精神の力でコンピュータを動かすシステムを開発するために75万ドル(約7855万円)をゲット、18ヶ月かけて作成する予定。仕組みとしては、電極を備えた金属ヘルメットのような特殊装置を使用して脳信号を検出、この信号をコンピューターに送り込むというもの。これによって、手足の不自由な人々であっても自由にパソコンを使うことができるようになる予定だそうです。 ちなみに、既に2006年
モーターで2000m上空へ——開発進む各種の電気飛行機 2008年5月 7日 環境 コメント: トラックバック (0) Chuck Squatriglia あなたが生きている間に、電気で動く『ボーイング747』型機がシカゴのオヘア空港に着陸するところを見られることはまずないだろう。だが航空業界では今、多くのエンジニアが、電気飛行機こそが民間航空の未来を担うと考えるようになりつつある。 そして、こうした考えは正しいかもしれない。 エンジニアたちは、米航空宇宙局(NASA)などの研究成果を利用し、自動車の世界に内燃機関以外の動力源を持ち込んだバッテリーや燃料電池の技術が、軽量飛行機にも応用できると主張している。 サンフランシスコではこのほどElectric Aircraft Symposiumが開催され、NASA研究者や各種企業が参加した。 この分野を牽引する企業の1つが、スロベニアのPipi
インド宇宙研究機関は、人工衛星10機を搭載した極軌道打ち上げ機PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)-C9を打ち上げ、全衛星を軌道に乗せることに成功した(本家記事、sorae.jp)。PSLVは12回連続で打ち上げを成功させており、今回は1回の打ち上げで10機の衛星を軌道に乗せるという史上初の快挙を成し遂げ、商用衛星打ち上げ市場におけるインドの存在感を示したことになります。今回の打ち上げ機の重量は230t、ペイロードは合計824kgであり、打ち上げられた衛星のうち2機はインド宇宙研究機関が開発したもので、残り8機は他国が開発した超小型衛星だそうです。この中には東工大松永研究室と日大理工学部の学生が開発した衛星が各1機含まれているとのこと。
ナノテク研究の中で発見された「美」:画像ギャラリー 2008年5月 2日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Aaron Rowe 米国の『先進材料学会』(Material Research Society)は半年ごとに、研究の過程で偶然発見されたひときわ目を引く画像のコンテスト、『芸術としての科学』(Science as Art)を開催している。 材料研究者は、扱いにくい器具や壊れやすい結晶、難しい化学反応と何年も格闘し、やっとのことで、研究対象である風変わりな物質から貴重なデータを少しばかり入手する。それでも、試料を詳しく調べている中で、重要なデータだけでなく、芸術のインスピレーションまで得られることもある。 最新のコンテストで最終選考に残った作品を紹介しよう。[MRSのウェブサイトに詳しい解説がある。] ポリマーを加工 脳の断面か腫瘍のように見えるこのポリマ
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