ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (874)

  • アメリカで「転売ヤー」問題が少ない理由

    <市場原理で価格が変動することがアメリカでは許容されているが、格差社会が露骨に価格に反映されることは良いことではない> 商品を買って楽しむのではなく、転売目的で仕入れるために買い占めに走る行為が日では後を絶ちません。いわゆる「転売ヤー」の問題です。買い占め行為が横行することで、消費者が適正な価格で商品を入手できなくなるわけで、社会的には迷惑行為以外の何物でもありません。 このような転売目的の買い占めについては、アメリカでもゼロではありませんが、大きな社会問題にはなっていません。反対に、転売目的のオークション出品というのは普通のことですし、スポーツの試合やコンサートなどイベントのチケットについても、再販売市場があり、転売をするのも、それを買うのも、転売に関する社会的な批判は限られています。 では、アメリカの場合は、問題はないのかというとそうではありません。まず、イベントのチケットですが、2

    アメリカで「転売ヤー」問題が少ない理由
    maniwani
    maniwani 2022/06/22
    “つまり格差社会がそのまま購買力の差になり、それが価格差に反映するということが、社会的に許容されてしまっているのです。”
  • アメリカで今も増え続ける「慰安婦」追悼碑...支援する現地「日系人」の事情

    <日での注目度が下がった後も、アメリカやカナダで慰安婦のモニュメントは増え続けていた。なぜ日系人がこの動きを積極支援するのか> 日で開催された「表現の不自由展」にも展示された「平和の少女像」。これら慰安婦追悼モニュメントは2010年に初めて米ニュージャージー州に作られ、当初は激しい議論を呼んだが、その後も数を増やし続けている。 20年3月時点でアメリカにはニューヨーク州やカリフォルニア州などの私有地を含め15体、カナダにも1体。背景にあるのは日系人による積極的な支援だ。 アメリカ社会ではマイノリティーになる彼ら彼女らは他のアジア系住民と共に戦争の記憶を継承することで、平和への思いと連帯を深めているのだと関係者は語る。

    アメリカで今も増え続ける「慰安婦」追悼碑...支援する現地「日系人」の事情
    maniwani
    maniwani 2022/06/10
  • 関東某所の井戸で「幻の虫」を発見?──昆虫学者は何をやっているのか

    <絶滅危惧種「カントウイドウズムシ」を探していたはずが、見つかった未知の生物とは? 昆虫学者の日々の生活、そして未来の「昆虫ハカセ」たちにとって夢ある研究環境とは?> 「大きくなったら昆虫ハカセになりたい」──という、かつての昆虫少年は少なくないのではないだろうか。 しかし、そもそも「昆虫博士」という学位は存在しない。厳密には、昆虫学者の多くは「理学博士」か「農学博士」である。 そんな昆虫ハカセは普段はいったい何をしているのか? もしかして博士号まで取得して、野山を駆けずり回っているのか? 答えは「イエス」。ある昆虫学者の1日はこうなっている。 100円ショップで売っている出汁パック(目の細かいメッシュ状の袋)を井戸の吐出口にかぶせ、輪ゴムで固定する。それからポンプのハンドルに手をかけて勢いよく漕ぎ出し、連続で100回ほど漕いだところで、出汁パックを外す。それを、水を張ったプラスチックの容

    関東某所の井戸で「幻の虫」を発見?──昆虫学者は何をやっているのか
    maniwani
    maniwani 2022/06/01
    “日本の科学研究は長年、世界をリードしてきたが、今は過去の「遺産」をどうにか食い尽くしているだけで、これからはノーベル賞級の研究は出てこないだろうとも言われている。”
  • ついにロシア国営TV「わが軍は苦戦」、プロパガンダ信じた国民が受けた衝撃

    Russian People Surprised to Find Out Ukraine War Not Going Well on State TV <愛国心むき出しに戦果を強調してきた国営テレビで、「ロシア軍の状況は悪化する」との見通しを述べたことに視聴者やネット民から驚きの声> これまでプーチン政権を擁護し続け、プロパガンダ的な情報を流してきたロシア国営テレビロシア1」。そんなテレビ局の番組で、軍事アナリストがロシアによるウクライナ侵攻を厳しく批判する一幕があった。同局などによるプロパガンダを信じ、ロシア軍の強さと正しさを疑わなかったロシア語圏の視聴者たちからは、驚きの声が上がっている。 ソーシャルメディア上で話題になっているのは、軍事アナリストのミハイル・キョーダリョノクによる発言だ。「ロシア1」は通常、ウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ侵攻について愛国的なトーンで報道

    ついにロシア国営TV「わが軍は苦戦」、プロパガンダ信じた国民が受けた衝撃
    maniwani
    maniwani 2022/05/19
    “その理由は、彼の言葉がプーチン体制に害を及ぼすものではないから。ほかの有識者たちが迅速で簡単な勝利を約束するなか、彼の意見は国民の期待値を引き下げるのに役立つからだ”
  • ウクライナ軍が「黒魔術」を使用? 「悪魔の紋章」など儀式の痕跡を発見と露報道

    Russian Media Accuse Ukraine of Using 'Black Magic' as Invasion Falters <ロシア軍との戦闘が続く東部ドンバス地方にあるウクライナ軍の基地の壁には、「悪の勢力の魔術の紋章」が残されていたという> ウクライナは、ロシアによる侵攻をい止めるために「黒魔術」を使っている――ロシアのメディアがこんな「疑惑」を報じている。ロシア国営通信社のRIAノーボスチは、カルト研究者のエカテリーナ・ダイスの言葉を引用し、ウクライナ軍の複数の部隊が、東部のドンバス地方で黒魔術を実践した疑いがあると報道した。 この報道によれば、ルハンスク(ルガンスク)地方のトレヒズベンカ村のはずれにあるウクライナ側の軍事基地で、黒魔術の「痕跡」が見つかったという。RIAノーボスチは、この軍事基地の壁に残っていたという「悪魔の紋章」と呼ばれるシンボルの写真を報道

    ウクライナ軍が「黒魔術」を使用? 「悪魔の紋章」など儀式の痕跡を発見と露報道
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    maniwani 2022/05/06
  • 中国語を話したくない台湾人たち──「台湾語」が流行中|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    台湾語とは何か。それを使うことに何の意味があるのか> 台湾の若者の間で今、台湾語が流行していることはあまり知られていない。 背景にあるのは台湾人意識(台湾人としてのアイデンティティー確立や独立意識)の高まりだ。 台湾語とは通常は閩南(びんなん)語を指し、台湾の公用語である中国語(華語、国語と呼ばれる)とは異なる。国民党が1945年に台湾入りする前、現在の福建省から台湾南部に移住してきた人々が話していた言語だ。 現役世代からすれば、おじいちゃん、おばあちゃんが話していた言葉。その台湾語を使うことで自らのアイデンティティーをより強固にするということなのだろう。 「私たちが使っていかないと、あと5~10年で台湾語は消えてしまう」と危機感を示す若者も少なくない。 「中国と同じ言語を使いたくない」と主張する者もいる。 それはカルチャーの分野にも広がっていて、人気の台湾語ロックバンド茄子蛋の代表曲「

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    maniwani 2022/05/03
  • 岸田首相がイタリア訪問をする意義。イタリアは中国との一帯一路を止め日本へシフトか

    | 日の弾丸外交ツアーのテーマ「自由で開かれたインド太平洋」 日の岸田文雄内閣総理大臣は、4月29日から5月6日までの日程で、インドネシア共和国、ベトナム社会主義共和国、タイ王国、イタリア共和国及び英国を訪問する予定になっている。 5月3日火曜日には、岸田首相はイタリア・ローマに到着する。 そしてイタリアのマリオ・ドラギ首相との首脳会談を行うことになっている。 イタリア側の報道では、この岸田首相の各国への訪問は、各段階に深い意味があると言っている。 まず最初に訪れた訪問先の国は、インドネシア共和国。昨年のG20サミットは、イタリア・ローマで開催されたが、今年G20を主宰する議長国は、東南アジア初のインドネシアである。 インドネシアは東南アジアで唯一のG20参加国で、議長国を務めるのは初めて。会場はジャカルタで開かれることが予定されている。 ロシアに対する制裁措置としてシンガポールだけが

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    maniwani
    maniwani 2022/05/03
    “イタリアに完全に愛想を尽かされ、フラれたと感じた中国が次にしたことと言えば、自作自演ボット軍団を使っての滑稽なプロパガンダを繰り広げたのだ。”
  • 「ドイツは本当に西側の仲間なのか」英ウクライナ特使

    Boris Johnson's Ukraine Trade Envoy Says Germany 'Not Totally Our Friend' <東独出身のメルケル時代から長年対ロ融和政策を続けた挙句、対ウクライナ武器供与にもロシア産エネルギーからの脱却にも及び腰のドイツは、「再び歴史の間違った側に踏み出そうとしている」と、西側同盟国からの不信が募っている> ボリス・ジョンソン英首相のウクライナ通商特使に任命されたキャサリン・マイヤー貴族院議員(保守党)は、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナへの支援をためらうと歴史の間違った側に立つ恐れがある、とドイツの指導者たちに警告した。 マイヤーは、4月25日にロンドンのウェストミンスター宮殿で行われた地政学評議会のイベントで講演し、ドイツ政府を批判。ドイツロシアウクライナ侵攻後、国防費を大幅に増額すると発表したが、EUの対ロシア制裁強化への参

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    maniwani 2022/04/28
  • ロシアは日本にとっても危険な国なのか? 「極東ロシア」の正しい恐れ方

    圧力をかけ続けるが……(宗谷海峡付近を航行するロシア軍艦) RUSSIAN DEFENSE MINISTRY PRESS SERVICEーAP/AFLO <ウクライナ侵攻後、日では北方の防衛力強化の議論が盛り上がっているが、中国との関係を含めて極東におけるロシアをどれだけ恐れるべきなのか> あの街を地表から消し去ってやる──と、ウクライナ攻略を目指すロシア軍司令官はよく口にする。なんと乱暴で、人間の生活と生命を軽視した言葉だろう。 昨年からロシアは、日列島周辺を中国の軍艦と連れ立って示威航海したり、津軽海峡をこれ見よがしに通過してみせる。4月1日には下院副議長のミロノフが、「ロシア北海道への主権を有するという専門家もいる」と、日への嫌みな言葉をツイートしている。 同14日には、日海の潜水艦から最新式の巡航ミサイル「カリブル」を発射し、核弾頭を搭載すれば東京でも横須賀でも破壊できる

    ロシアは日本にとっても危険な国なのか? 「極東ロシア」の正しい恐れ方
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    maniwani 2022/04/27
    “しかし彼が去るときやロシアに愛想をつかすときロシアが清朝から奪った沿海地方を含む日本の4倍の面積を持つ領土を突然返せと言い出さないとも限らない。このとき、日本はどう動く?”
  • トルコでロシア人とウクライナ人が出会ったら

    長年、トルコを訪れるツーリストの上位を占めてきたのがウクライナ人とロシア人です。2021 年にトルコを訪れたロシア人は 470 万人で、トルコに入国するツーリストの実に 20% に上ります。トルコを観光する外国人旅行者数ランキングで堂々の 1 位を占めます。対するウクライナ人は 210 万人で、トルコに入国するツーリストの 8.3% を占め、ランキングの 3 位につけています (こちらの記事をご参照ください)。 とりわけ地中海に面したトルコ南部のアンタリヤやアラニヤはロシア人やウクライナ人に大人気の観光地です。街を歩けばここにもあそこにもロシア語圏のツーリスト。ぱっと見ではロシア人だとかウクライナ人だとかは分かりません。こうしたエリアには中華街ならぬ「ロシア街」さえあります。アンタリヤだけに絞っていうと、2021 年に訪れた 900 万人のツーリストのうちの 57% がロシアウクライナ

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    maniwani 2022/04/27
  • NY銃乱射事件 犯人が「黒人」だと、あえて報じない米リベラルメディアの罪

    <NY地下鉄銃乱射事件を起こしたフランク・ジェームズ容疑者。米主要メディアが報じない「黒人アイデンティティー過激派」という現実> 4月12日、ニューヨーク市の地下鉄で銃乱射事件が発生。撃たれた10人を含む23人が重軽傷を負った。翌日逮捕された容疑者のフランク・ジェームズ(62)は、アフリカアメリカ人でSNSやYouTubeで黒人ナショナリズムへの傾倒を表明し人種差別への不満を漏らしていた。 だがリベラル系メディアは、ジェームズがSNSに残したヘイト(憎悪)の痕跡を報じなかった。黒人であることへの言及すら躊躇したメディアも少なくなかった。 普通、リベラル主流派は人種差別的な過激主義に固執する。昨年6月にバイデン政権は国内テロ対策を発表。白人ナショナリストによるテロをアメリカの国家安全保障にとって最も危険な脅威に挙げた。 左派ネットメディア「インターセプト」は2019年の記事で「FBIがでっ

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    maniwani 2022/04/22
  • 「ロシア支援者」のそしりを受けるか、中国に権益を手渡すか...日本の苦しい二択

    <これまで通り「サハリン2」の権益を持ち続けると国際社会から非難される恐れがあるが、撤退すればその権益が中国に渡る可能性は大いにある> 日企業が多く参加するロシアの原油・液化天然ガス(LNG)事業「サハリン2」が、欧米によるロシア制裁の強化で岐路に立たされている。サハリン2は、日が持つ数少ない天然ガスの権益だが、日だけが対ロ制裁に協力せず、ロシアから有利な条件で天然ガスの供給を受け続けた場合、国際社会から批判される可能性もある。 サハリン2は、ロシア国営ガス会社であるガスプロム、英石油大手シェル、三井物産、三菱商事が出資する原油・天然ガス事業で、1999年から生産を開始している。原油の生産能力は日量15万バレル、天然ガスの生産量は年間960万トンとなっており、日における天然ガス輸入の約9%がサハリン2からである。日の輸入額全体に占める割合はそれほど高くないものの、日企業が権益を

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    maniwani 2022/04/22
  • 『はじめてのおつかい』がアメリカで巻き起こした大論争 NEWSWEEK

    <保護責任が厳しく問われるアメリカでは、子どもを一人でお使いに出すことは「非常識極まりない」はずだが......> 日のNTV系列が放送している長寿番組『はじめてのおつかい』の中から、諸条件に合致したエピソードの放映権がNetflixに売却され、この4月1日から「Old Enough」(「(単独行動をするには)十分に大きい」)というタイトルで世界各国で視聴されるようになりました。一番幼い場合は3歳児未満という幼児が、親に頼まれて「一人でお使い」に行くというリアリティー・ショーですが、アメリカでは大変な話題になっています。 アメリカでは、州によって若干の違いはありますが、基的に13歳未満の子供に対しては保護者の監視が義務付けられています。ですから幼児に一人で街路を歩かせていることが判明した場合には、その幼児は即座に保護され、保護者は逮捕されるばかりか、そのような「危険な状態を見て見ぬふり

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    maniwani 2022/04/21
  • ウクライナの政府アプリが進化を加速、戦禍の国民生活の礎に

    <若い人材にあふれるデジタル改革省が、ワンストップの行政アプリを機敏にアップデート。すでに敵報告や戦災の補償申請など70の機能に対応し、戦時下で正常に機能している。省の野望は、行政サービスの100%デジタル化だ> 多くのITスペシャリストを擁するウクライナで、デジタル技術が人々の生活の復興を加速している。その中心となっているのが、政府公式アプリの「Diia(ディーア)」だ。 もともとデジタル身分証などの機能を提供していたが、いまでは戦地を逃れた避難民が支援金を申請したり、ロシア兵を見かければその位置を入力できたりと、戦災下で求められる機能をワンストップで提供している。 Diiaは2019年発足のデジタル改革省が開発を指揮している。ウクライナを欧州のITハブに成長させるべく、その下地として国民生活のデジタル化対応を推進するプロジェクトだ。すでに出生届の提出など、72種の行政サービスがアプリか

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    maniwani 2022/04/13
  • 日本が好きで日本国籍を取得したのに、日本人と扱ってもらえない「元外国人」たち

    <銀行口座を作ろうにも日人と信じてくれず、キャッシュカードはもらえなかった。日人であることに誇りを持っているのに理不尽な扱いに悩まされる> あなたは自分を日人だと証明できますか? 私の友人や知り合いには、外国出身で日に長く住み、日国籍を取得した人が多い。日が安全で清潔で、外国からも認められる素晴らしい国であることは十分理解した上で、今回は新たに日人になった人たちにどんな不自由が起こるか書いてみたいと思う。 日国籍を取得した私の友人は、子どもがちょうど小学校に入る年齢になり小学校から「給費の支払いのため、〇〇信用金庫に口座を開設するように」と言われた。友人はその信用金庫に赴いて口座を作りたいと申し出たが、外国人登録証を見せるように言われた。 友人は日人なので、もちろん在留カードなどのような登録証は持っていない。友人がそう言うと、窓口の人からは奥に相談に行った上で「あなたが

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    maniwani 2022/04/08
  • 『動物のお医者さん』でも触れられなかった知らざれる獣医学生の団結と悲鳴

    一定以上の点数を取れば人数制限なく合格できるため、獣医師国家試験に臨む学生たちの間には協力する空気がある(写真はイメージです) ktasimarr-iStock <需要が限られるため出版社が獣医師国家試験の対策を作ることはない。そこで重宝されていたのが学生有志のつくる「北大まとめ」だったが、転売騒動で頒布停止に> 人に対する医療及び保健指導を業として行う医師と、人以外の動物全般に対する治療・予防行為を業として行う獣医師。対象が人か否かだけでなく、毎年、新たに免許を取得する数にも大きな違いがある。 医学部医学科を持つ大学は82校(防衛医科大学を含む)、獣医師養成課程のある大学は17校(2018年新設の岡山理科大を含む)だ。毎年、国家試験(国試)を受ける6年生の数は、医師と獣医師では10倍近い差がある。 医師、獣医師とも2月に国試があり、今年度は9222人(合格率91.7%)の医師と、960

    『動物のお医者さん』でも触れられなかった知らざれる獣医学生の団結と悲鳴
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    maniwani 2022/03/31
  • テレビに「反戦」女性が乱入...戦争中のロシアは、平時の中国より「自由」だった|ニューズウィーク日本版

    ロシア国営テレビの番組で「反戦メッセージ」を掲げた女性が拘束されたが、中国テレビにはそもそもこうした「事件」が起こらない仕組みがある> ロシア国営テレビの女性スタッフが現地時間の3月14日夜、生放送中のニュース番組に「闖入」して、番組キャスターの背後で、「戦争反対」「プロパガンダを信じるな」などとロシア語と英語で書かれたプラカードを掲げ、ウクライナ侵攻に抗議した。女性はその直後に拘束されたが、その動画はあっという間にネットで全世界へ拡散した。 このニュースに最も衝撃を受けたのは、ネットの「壁越え」で国外の記事に関心を持つ中国人たちだ。女性はその後モスクワ地方裁判所で3万ルーブル(約3万6000円)の罰金を命じられただけで保釈された。 「戦争中のロシアでも、言論の自由や司法の公正などの点で中国よりずっとマシだ」と、ある中国人知識人は言う。もし同じ事件中国で起きたら、その女性スタッフは即

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    maniwani 2022/03/29
  • ウクライナ「報道」でも目立つ、ワイドショーでの適当で無責任なコメントたち NEWSWEEK

    <良い報道には現地の取材だけでなく解説や分析も必要だが、「タレント」の能力を超えた問題についての発言が「報道」と受け取られる危険性を認識すべきだ> ニュース番組でもない、娯楽番組でもない、ハイブリッドな日テレビのワイドショーを初めて見たときにはとてもびっくりした。なぜなら、多くのレギュラー出演者(タレントや弁護士、大学の教授など)はどんなニュースであっても、どんなテーマであっても迷いなくしゃべる。 表現の自由は大事だから、誰が何についても、自分の意見が言える環境を確保するのは重要なことだ。ただワイドショーに出演するタレントなどは自分の意見を述べることだけでなく、どこかの状況を説明したり何らかの事件の原因について仮説を立てたりすること、つまりほぼ事実として説明する役割を担っている。 話すのがうまく影響力のある人が説明すると、その内容を信じてしまう視聴者がいる。テレビ以外の媒体であまり情報

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    maniwani 2022/03/17
  • ウクライナ、趣味用ドローン数百台が偵察作戦で活躍|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    民間人で構成されるウクライナ領土防衛隊が、モロトフカクテル(火炎瓶)を落下させるために改造したドローン REUTERS/Mykola Tymchenko <ウクライナ国防省の呼びかけに応じ、数百台の小型ドローンが寄贈された。熟練の市民ユーザーたちが軍に協力し、上空からロシア勢力の動向を監視している> ウクライナ国防省はFacebookへの投稿を通じ、同国内の趣味のドローン・ユーザーたちに協力を要請した。ドローンを所持している、あるいは操縦技術の腕に覚えのある市民に対し、軍の偵察活動への協力を呼びかけている。 愛好家たちは、この要請に続々と反応。ドローン搭載のカメラでロシア軍を捉え、その位置と動向をリアルタイムでウクライナ軍に伝えている。近年小型ドローンは戦地でも運用されているものの、国家が正式に民間のドローン活用を要請するのは世界初とみられる。 市販品とはいえ、暗視カメラや熱感知、そして高

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    maniwani 2022/03/11
  • 「ウクライナ侵攻は台湾海峡へ飛び火する」の矛盾──中国の気まずさとは

    北京五輪に合わせて会談したプーチン(2月4日、北京) Sputnik/Aleksey Druzhinin/Kremlin via REUTERS ・「ウクライナ危機が台湾海峡に飛び火する」という説はよく聞くが、これには大きな矛盾がある。 ・「現地の要請」に基づいて軍事侵攻するロシアの手法は中国の論理と一致しない。 ・東西冷戦の教訓に照らせば、中ロの共通性にばかり着目するのは建設的ではない。 ロシアの侵攻が始まる前から「ウクライナ問題が台湾海峡に飛び火しかねない」という説はあちこちで聞いたが、中国ロシアをとにかくセットで扱う思考は状況認識をかえって誤らせかねない。 中国にとってのウクライナ危機 ロシア軍がウクライナ侵攻を開始した2月24日、中国の王毅外相はロシアのラブロフ外相との電話会談で「やむを得ず必要な措置をとった」というロシアの言い分に「安全保障上の懸念を理解する」と応じた。これが「

    「ウクライナ侵攻は台湾海峡へ飛び火する」の矛盾──中国の気まずさとは
    maniwani
    maniwani 2022/02/26
    “西側も決して一枚岩ではなかったが、より分裂の大きい東側の方が消耗しやすかったといえる。”