新型車両の「フリーゲージトレイン」を導入するかが焦点となっている九州新幹線長崎ルートについて、収支の面では従来型の「フル規格」が最も効果が高いという試算がまとまりました。 それによりますと、政府与党が導入を検討してきた新型車両の「フリーゲージトレイン」の場合、建設費はおよそ1400億円、開業は3つの中では最も早い2027年度ですが、在来線の特急に比べ、年間の収支はおよそ20億円の赤字になるとしています。 在来線の線路を走る「ミニ新幹線」で上下線ともに整備する場合、建設費はおよそ2600億円、開業は2036年度、収支はおよそ2億円の黒字になるとしています。 そして、全線を新幹線とする「フル規格」の場合、建設費はおよそ6000億円、開業は2034年度で、収支はおよそ88億円の黒字になる見込みとなり、フル規格での整備が経済的な効果が最も高いことが示されました。 この試算結果を踏まえて、政府・与党