安倍元総理殺害事件でにわかに注目される宗教法人「世界平和統一家庭連合」(以下、旧統一教会) 80年代、霊感商法や多額の献金による家庭崩壊などが社会問題化したが、韓国の新興宗教がなぜ日本に深く入り込み、広く浸透し、多額の資金を提供するに至ったか、ほとんど知られていない。今回は旧統一教会と日本の政治家とのつながりを中心にその歴史を紐解いた。 【写真を見る】旧統一教会の正体 植民地支配の怨みを解くため日本はただの献金組織【報道1930】 ■「ある時、笹川良一、児玉誉士夫、岸信介と文鮮明が本栖湖で会った」一枚の古い地図。その地図を見ると岸信介邸の隣に書かれてある文字は「全国学生連合原理研究会」。原理研究会とは統一教会のことである。のちに岸元総理は自らと旧統一教会との出会いを旧統一教会の本部で“奇しき因縁“としてこう語っている・・・。「正体はわからないが、隣に住んでいる若者たちが日曜日に賛美歌を歌っ