神田 泰典(かんだ やすのり、1938年 - 2018年 )は、日本のコンピュータ技術者である。日本語情報処理の分野において多大な功績を残した。2006年時点での肩書は富士通株式会社顧問だった。 業績[編集] 日本語処理拡張機構JEFの開発 それまでのコンピュータは英字とせいぜいカタカナが扱える程度であったが、JEFによって富士通のメインフレーム(汎用機)は「日本語の漢字かな混じり文を扱えるIBM互換のコンピュータ」となった。これによって富士通の売り上げは日本IBMを抜き、それまで全世界の市場でトップシェアを誇っていたIBMが初めてその国の現地法人に敗北を喫することとなった。 親指シフトキーボードと、かな漢字変換システムの開発 この成果は日本語ワードプロセッサOASYSシリーズとして商品化された。 OASYSシリーズの販売は、ワープロという1970年代末に生まれた新しい種類の商品に、親指シ