いわゆる「ホワイト企業」に入社すれば将来は安泰、というのは本当か。近著『29歳の教科書』が「上司や先輩が教えてくれない20代30代ビジネスパーソンの生き方」を教えてくれると話題のクロスリバー代表・越川慎司さんは「若手社員の中には、スキルを磨いたり、経験を積んだりする機会が奪われて“がっかり”してモチベーションを下げている人も多いのです」という──。(第3回/全5回) ホワイト企業は本当に「理想的」な会社なのか 「ホワイト企業」と呼ばれる企業があります。過労や長時間労働がなく、労働時間が適切に管理されている企業で、福利厚生が整っており、有給休暇が取得しやすく、研修制度が整っているとされています。 毎年春には大量の若者が就職して社会に出ますが、入社早々、徹夜して汗水垂らしながら仕事をするような状況は避けたいものです。しかも給料が変わらずに、休暇がたくさん取れるのであれば願ったり叶ったり……。